17話 属性
炎、水、雷、風
四属性出ていた
「・・・・・・」
四属性もあるのか
すごいな〜
「驚きましたね。四属性も適性があるとは・・・」
そこまで驚いた顔をしていないが多いのか?
「多いの?」
黄泉が多いのか問うと頷く鬼昌
「それぞれ個人によっては異なりますが多い方。なかなか見る機会はないが妖魔によっては四属性以上が基本ステータスみたいな妖魔がいるので不思議ではありませんがね」
妖魔によって異なるが鬼としては多いってところか?
「基本七属性は炎、水、雷、風、土、光、闇となってますが派生属性として氷、雪、嵐、大地、植物、毒、時などはあります。この水晶はあくまで基本属性までしか出ないので・・・まあ、このくらいでも問題ないでしょう」
光属性って妖魔にいるのか?
堕天使とか・・・天使は妖魔じゃないか
「へえ〜知らなかったわ」
「雪もすごいわね」
よしよしと頭を撫ぜられる
店の中で恥ずかしい!
「やっやめてよ・・・こんなところでやるんじゃない」
「!可愛い!」
ちょっと待てい!
抱きつくな!!
胸当たっているから当たっているから!
ああ!
匂いが甘い匂いがする・・・頭と蕩けそう・・・
「・・・・・・妖魔は結婚することはできるから安心しろ」
「え?結婚できるの?弱体化しない?」
「そんなことはない・・・大妖怪とか結婚している話はあるだろう?結婚しても問題はないんだ。妖魔の種族関係で問題とかあるがあれは古い妖魔の考えだからな。新参は理解しなくていい」
「えっと・・・鬼昌さん幾つ?」
「今年で1042歳だ」
「・・・・・・京都の鬼だったのですか?」
「ああ、元々は酒呑童子に仕えていたわけもなく、野良の鬼だ。4クラスだから鬼としての格は低いがな」
何やら2人から会話が聞こえるがいいとして
「抱きつくなって!」
「襲っていいんだよ?溜まっているでしょ?」
「やらないからやらないから!」
鬼になったから性欲とかないだろ!
「溜まっているでしょ」じゃないよ!
「ええ〜いいじゃない。このままにするわ」
やめてくれ
理性が持たなくなる!!!
思春期?の男に対してやることがおかしいだろ!
いや、もう死んでいるから関係ないんだろうけど・・・それでも理性ってもんを破壊するのはやめてほしい
このままではいつか手を出してしまう可能性がある
俺理性持つかな?
「はて、話を戻すとしようか」
抱きつかれたまま話は戻された
「鬼会については1週間後にあると伝えている。適正は調べているから妖術は風磨さんから習ってもらいな。あの人ならそんくらい教えることはできる。問題としては鬼会に行く間に霊能力者の野郎どもが襲ってこないか・・・だな」
霊能力者か・・・京都となれば霊能力者の本部とかありそうなんだよな
襲ってくるかもしれないし・・・
心配な理由は分かる
何をしてくるのか分からないし、強い妖魔なら襲ってくるかもしれない
そんな面倒なことは巻き込まれたくない絶対
「そこら辺は妖魔街から行くから霊能力者は妖魔街まで入ってくることはないだろうし、妖魔街から行くとしよう。これは先に決めておく、京都の鬼会に繋がっているから問題はない」
繋がっているんだ・・・なら、問題ないんじゃない?
「霊能力者を出した理由は?」
命が霊能力者を出した理由を問うと
「上位霊能力者はな。妖魔街に侵入してくることができるんだよ。普段なら侵入とか聞かないし、侵入して問題を起こした場合は上位妖魔達が来るから戦闘した方がデメリットが多いんだが・・・やたら過激派が多いみたいでな」
過激派が問題を起こす可能性があるってことか
心配する理由は過激派が俺を巻き込むようなことをしないのかと言うところかな?
「過激派が上じゃなくて弱い奴らなら問題ないと思うがもしものことを考える必要があるし、まあ、そこら辺はこの街の鬼達と同行するとして・・・今は飲み物を飲むとしよう」
注文した物を持ってきてもらった
俺が頼んだのはコーヒーだ
うむ、美味い
「飲み物を飲んだら解散するとしよう。俺はこのあと仕事があるのだね」
こうして飲み物を飲んだ後、解散した
まあ、大変は大変だったが特に問題もなく、鬼会に向けて準備をすることとなったのであった