16話 喫茶店で
街の道で話していた俺達は場所に移って喫茶店の中で4人で座った
この店はお金の他に妖力で支払うことができる店らしい
一つの商品に妖力10くらい消費するから問題ない
お金の心配をしていたが問題なくてよかった
妖力をお金に変換できる妖魔がこの街にいるらしく、妖力1につき、百円で変換できるらしい
それで支払いができているって話だ
それを聞いた時は驚いた
家賃4800は日本円で48万
高すぎるだろとは思ったし、平均2000ってことは20万・・・マジかよ
どんだけ家賃が高いねんと思ったけど妖力は蓄えることができるって話だし、意外に簡単に貯められるからお金を集めるのは簡単らしい
すごいよなと思ったよ。
よくそのシステムを作れたんだよと思うところがあるが妖力タンクってやつに支払いすることで妖力を貯めることができるという話を鬼昌から聞いた
「この街以外にも妖力タンクは採用されている。このコーヒーは妖力12となっているが日本円で1200円相当。結構利益があるってところだがまあ、野菜とか育てている場所はあるし、意外に高いと思うが海外に行くと千円超えたりする」
「海外なんて行ったことがない」
「妖魔が海外に行くことはできるが簡単にいけないからな。意外に妖力消費してお金に変換しないといけないし」
海外に行ける妖魔はいるみたい
妖魔というのはすごいことをしている
「まあ、海外の話は置いといて。今するべき話は鬼会についてだな。鬼会はランク5以上の鬼が集まる会だ。それは伝えた通りであるが・・・鬼というのは最低ランク5なんだよ」
ということは
「全員集まるということ?」
命が俺が言いたいことを言ってくれた
「そうだ。鬼会では全員集まることになっている。雪さんが参加するとしたら最上位の鬼だけが入れる場所に行かれるだろうな。行ったことがないから俺から伝えられることは少ない。お酒を飲んだり、飯を食べたりする集まりなんだが・・・最上の鬼となると集まって何をするのかは分からん。正直に言うとな」
ふむ・・・更に心配事が増えてしまったぞ
鬼会とやらは俺が行っていい場所なんだろうか?
「最上位の鬼となれぼランク一の鬼ですよね?それを雪さんが行っても大丈夫なんでしょうか?やはり、保護者的な人がいないといけないのではないでしょうか」
黄泉が言うと鬼昌は顔を( ̄^ ̄)としていた
「なんとも言えませんね・・・鬼は喧嘩の強い人達が集まりますから。戦闘慣れをしていない雪さんとなると・・・心配があります。風磨さんから修行をつけてもらうというのもありますが。修行しなくても十分に力を制御できてますから・・・妖術を使えるくらいの強さはないといけませんが・・・」
妖術ってことは魔法みたいなやつ?
使ってみたいな〜
「鬼ってどんな妖術を使うのですか?」
「君が質問してどうすんだい・・・黄泉。まあ、答えるとしたら鬼によって異なる。鬼によっては使える分野が違うからな。雪さんはどんな妖術が適正なのか調べる必要がありますね」
適正ってあるんだ
妖魔って妖術を使える適性があるなんて知らなかった
「どうせなら適性を調べてみるかい?」
『え?』
ここで調べることができるの?
「調べることができるのね・・・と言うことは道具でも必要なんじゃない?」
命が言うと鬼昌は答えてくれた
「この道具でな」
取り出したのは水晶だ
ズボンのポケットに入るくらいの小さな水晶であるが普通の水晶とは違い、並ならぬ妖力が感じる
「この道具で雪さんの適性を調べる。簡単に結果を出すことができるから今やるとしようか。水晶を触れると結果はできるよ」
俺は水晶に触れる
鬼昌に言われた通りに触ると何か出てきた
水晶の中に出てきた文字があった
そこには
炎、水、雷、風
と出ていた