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15話 鬼会?

「おい、お前らは次の家賃支払いの家に向かってくれ」


『わかりました』


20人ほどの妖魔がこの場から去って別の家賃支払いの方の場所へと向かった

あんな人数で行動する必要はあるのだろうか?

黄泉のような犠牲者が出るかもしれないな多分


「っでお前は帰らないのか?」


「挨拶くらいはしないといけませんよ!それにさっき、私より年下と言いましたよね?雪さん」


「ああ、それがどうした?俺は享年12歳だが?」


「なら、私の方が年上ですよね?さん付けしてください」


なんだこの要求

やるわけがないだろう

年上に敬語しろとはあるがこの人に敬語を使うとか必要ないだろう

年下の後ろに隠れた人に何をしろと言うのだ


「断ります」


「なんで!?」


「命と年変わらないでしょあんた」


「命?誰のことですか?」


俺は隣で俺にくっついている人に指を刺す


「貴方・・・が?」


「私が命ですよ」


「ええ!?私と同じ高校生なんですか!私は妖魔になってから早5年経ってますが・・・」


早5年ってことはこの人20くらいなのか?

妖魔に年齢は関係ないか

人間の年と妖魔の年を合わせてもなんかおかしいし

幽霊で20年過ごした爺さんと比べるとなんか弱い。爺さんと比べるのがおかしいか


「私より年上なんだ」


「妖魔の年を人間と同じように比較するのはやめたほうがいいぜ?歳が同じなのに力の差が大きい妖魔なんてよくいる。雪さんのようにな」


「例を出すのは俺なのかよ」


成り立てにしては多いけど!

かなり強い部類だけど例にするなよ

いやまあ、適任と言われたら適任だから間違ってはいないけどさ!


「雪さんのような鬼はなかなかいないぜ。雪さんと同等に比べられる鬼なんて京都の鬼くらいや。黄泉がさん付けしろって言ったんだがお前がやっていることは最上位に喧嘩を売っているようなもん。戦闘したら一瞬で殺されてしまうほどに差があるのに度胸がすげえな」


「ええ!?そんなに力の差があるんですか!?」


「そんなもんじゃない?」


八程度の妖魔を一撃で倒してしまう程には強いし

この人、そこまで強そうな感じには見えないんだよね

ランク下の命より強いとは全然見えない

確かに妖力と霊力は命より多いけど強さ的には命のほうが強いと思う


そのくらいには強さの差があるということ

全体的な強さを見たらって話でエネルギー量なら間違いなく、命よりも多いがエネルギー量が全てってわけじゃないし


でも、俺に匹敵する鬼が京都の鬼くらいなのは本当なんだな

2回目に聞いたけど同じ(同胞)の鬼昌ですらそう感じるのだからさ

ってか、京都の鬼に会ったことあるのこの人

京都の鬼くらいだろって話だから行ったことがあるんだろうな


「京都に行ったことがあるの?」


聞いてみると少し驚いた顔をしていたが俺の質問に答えてくれた


「雪さんほどの鬼なら教えたほうがいいな。1ヶ月に1回にランク5以上の鬼が集まる鬼会が京都で開かれるんだよ。上位の妖魔が集まる会って感じで思ったくれ。ここ最近どうしているとかなどの会話くらいしかしねえが上位の鬼は連絡で参加をするように言われる。あと、1週間くらいで開くと思うぜ?明日か明後日には連絡すると思うが参加することをお勧めする」


鬼会ってなんだよ

近所の集まり会とか親戚の集まり会みたいな感じかな?

へえ〜ランク5というか中位妖魔から参加できるんだ

鬼の集まり会ね〜参加してみたいが京都に行く必要があるんだ・・・ここ東京だから少し遠いな


「ふ〜ん、参加してみようかな。でも、俺が参加したら面倒事に巻き込まれない?」


「あはは!いやいや、大丈夫だろ。いくら生まれたばかりで喧嘩売ろうとあんたほどの鬼はそうそういない。上の鬼がどう喧嘩しようも一の鬼を喧嘩して死ぬなんて想像しやすいし、過去にそう言う奴がいて痛い間に合っている。若いだろうと実力主義の妖魔の世界で下剋上を狙おうと新人だとしても舐めてはいけないことくらい知っていると思うから多分問題ないさ」


多分ってなんだよ多分って

心配しかないんだが


「心配しかねえ〜」


本当に問題なのか?それ


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