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近くて遠いあなたへ

作者: 莱華

あなたに 近づきたくて

一歩 あなたに歩み寄ったの

とっても 勇気を出してね


あなたは 一歩退いて

この距離でいたいと言ったわ

あなたの精一杯の優しさかしら


あなたのことを 支えたくて

もう少し側に行きたかったの


あなたは 今のままで良いと言って

この距離を守ろうとしたのね


ねぇ 知ってる?

私の願い


あなたのそばにずっといたかったのよ

今よりも もう少し近い位置で


あなたと一緒に笑って

あなたの哀しみを 分かち合いたかったの


でも あなたが 今のままで良いと言うのなら

私はそれで 構わないの


いつか あなたの横に 誰かが立つ日まで

そばに置いてもらえるなら


ねえ 知ってる?

私の覚悟


あなたのことを 最後まで愛そうと思ったの

この身が朽ち果てるまで


穏やかで 優しい時間を過ごしたかったの

あなたと愛し合えたら きっと素敵だろうと思って


でも あなたが 今のままで良いと言うのなら

私はそれで構わないの


永遠に来ない日を夢見ながら

あなたじゃない 誰かの胸で抱かれるの


ねぇ 知ってる?

私のこと


さっぱりしてるように見えて

意外と一途なのよ


一度愛した人を そう簡単に見捨てたりはしないわ

あなたが 助けを求めるならば 何度でも助けてあげる


でも あなたが それを不要とする日が来るなら

私はそれで構わないの


あなたが 光の中で笑っていてくれれば

私は 十分なの


でも もしも あなたが 許してくれるなら

あなたの隣に いさせてください




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