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寿司屋の一平ちゃん 第1話

 一平という寿司職人がいました。凄い呑兵衛で帰りはいつも午前様

 妻には呑んだ日は帰って来ないで、別居よと言い渡されています。


 今夜も午前様で一平は必ず寿司折りをお土産に買って帰ってきますが、カギは開いていなくチェーンもかけられているので中には入れません。


 仕方なくドアノブにお土産のお寿司を下げて別宅へ帰ります。

 翌日また午前様で毎日お寿司は無くなっており代わりに「お寿司美味しかった」という張り紙が妻の文字で貼ってあります。

 一平には11歳になる娘がいます。妻とは再婚なので一平の連れ子です。名前は花澄と言います。花の様に美しくそして女の子ですが強い子に育って欲しいと

前妻と喧々諤々の議論をしてようやく決まった名前です。一平は娘に会いたいのです。


 一平は二年前脳内出血し麻痺が残りました。

 それ以来寿司は握った事がありません。とても繁盛していた店で倹約家の一平には充分な貯金がありました。だから悠々自適に毎日酒が呑めます。

 

 ただどうしても娘に一目逢いたい。しかし寿司職人として働けなくなった一平は他に職探しをする訳でも無く ほとんどアル中に近く毎日毎日遅くまで呑んでいたのでした。


 寿司職人を長年やってきて他に取り柄も無く寿司職人のプライドも粉々に砕かれた一平は現実逃避するしかなかったのです。


 一平はその日は珍しく酒を呑まず七時に家にケーキを買って帰ってきました。クリスマスイブです。珍しく鍵は開いていて中に入ってみると真っ暗でした。その後一平はビックリする事になりました。凄いサプライズに。それは……?

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