プロローグ
後悔する
というものをしたことがあるだろうか?
恐らくしたことのない者など存在しないだろう。
人間という一生の中で、「後悔」というものは常に付きまとうものである。
その「後悔」あってこそ思うことがあるだろう。
誰もが一度は考えたことである。
すごく単純で、
すごく馬鹿げたことで、
叶わない非現実的現象、
だからこそ焦がれるもの、
過去のヤリナオシ、自己の改竄。
一度は誰もが思ったことだろう。
あの間違いさえしなければ、
あの発言、行為をしなければこんなことにはならなかったと、
そうだからこそ、
ヤリナオシタイ。
あの頃に戻りたいと思ったことは誰にでもあるだろう。
なつかしい幼少時代、青春を育んだ学生時代、
戻りたい時代、戻りたい時間、戻りたい過去の自分に、
実現できないからこそ人は夢みる。
実現できないからこそ人は改竄後の自分を創造する。
叶うことのない夢ならば、
せめて創造しようと、
自分の妄想の中で新しい自分を創造していく。
なんとも人間らしい思考、なんという馬鹿馬鹿しい思考である。
一つしかない一方通行の道。
後戻りはできない道。
進むしかない道。
それが「時間」である。
どうあっても戻れない道だというのに、人は通りすぎた地点の出来事にとらわれる。
そこに戻るのは不可能なのに、人は戻りたいと願う。
とても愚かな思考、とても人間らしい思考である。
そう、非現実的なことを夢みるのが人間なのである。
だが、
例外というものは常に存在する。
そしてこのお話はその例外である。
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