六話!放課後の友人
昼食を取る昼休みが終わった。飯を食った後の、次の授業までの時間は、雑談をして過ごしていた。五月末にはテストもあるじゃないか……と話していて気づいた。
昼休みが終わると、午後の授業が始まる。色々な授業をやると、理系にするか、文系にするか悩むな。得意教科は数社だし。
まぁ、そんなこんなで午後の授業も終わり、めでたく下校時刻となった。
勇次郎が俺の所にきた。
「じゃぁな。俺は部活行くが、おまえ等は入らないのか?」
部活……か。結構これは悩ましいことである。俺は中学時代卓球部にはいっていた。遊と一緒にだ。健介は中学が違うので知らないが、高校の部活は勇次郎以外の3人は入っていない。卓球とか新聞とか色々行きたい部活はあるが、遊争奪戦にも部活は結構関わるしな……
「考えとくよ。遊や健介にも相談しておく」
「まだ五月だから大丈夫だが、本格的な文化祭シーズンになると入りにくくなるぞ?」
確かになぁ。一年は文化祭で結構することがある。完全な裏方雑用で、だ。それが嫌で文化祭が終わってから入っても、変な噂が広がるかもしれない。
「確かにな~柔道部では、文化祭何やるんだ?」
「漫才だってよ。ネタでしかねぇよ
勇次郎が漫才をやったらおもしろそうだな。
「まぁ、そろそろ俺は部活に行くぞ。遅れるのも嫌だしな」
「わかった。じゃぁな」
数分後、俺は遊と家に帰っていた。因みに帰った後、ゲーセン行こうぜという話は、健介と遊と俺でしてある。近くにゲーセンかカラオケがあると、通いたくなるよな。あんまり、いかないけど。
「そういえば遊、おまえ部活とか入らないのか?」
話題もつきていたし、勇次郎と話してたことでも聞いてみるか。
「部活……ねぇ。この学校多いよなー」
確かに多いな。なんで進学高校なのに、ロボット部があるんだよ。とか突っ込みたくなる部活も多々ある。未確認生物研究部とかもあったな。
「確かになー。未確認生物研究部とか何をやっているんだよって話だよな」
「あそこは結構文化祭の出し物は評判だぞ。未確認生物辞典っていうのを売るらしいが、その本が毎年傑作だ、と親から聞いた」
そういえば、遊の親は、うちの高校のOBだったな。というか、結構昔からあるんだな。未確認生物研究部。
「まあ、あそこに入ろうとは思わないけどな」
遊が言う。
「卓球も続けたいけど、半年ブランクあるのもなー」
「まぁ、卓球でもいいんじゃね?今から野球とか、サッカーやっても追いつけるはずないし。文化部か、卓球安定だろ」
文化部だと、入った部活の女子の社会的立場が危うくなるだろうが。
「文化部だと、やっぱ、ゲー研とか、アニ研とかかなぁ」
新聞部スルーかよ。新聞部っておもしろそうだよな?
「個人的には新聞部とかもおもしろそうだけどなー」
「まぁ、入るとすれば卓球かなー」
まぁ、うちは強制入部じゃないし、入らなくても大丈夫だろう。遊を部活に入れようとする工作はあるかもしれないが。
と思ったら家についた。準備するか。
「じゃーな」
「おう、じゃーな」
8月25日 誤字と多少の変なところを訂正。




