表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/8

今の現状

 それは、一人の男性職員の声だった。


 尾崎 康弘。こちらも3A担任の教師。陸上部顧問。好きな言葉は『愛』。体育科。とあるロシアの格闘技では世界2位にもなったことのある、ガタイがいい。でもってその外見とは裏腹に心は温厚。いつも優しく、怒鳴ったところなんて見たことのない人だ。


 「私のクラスの生徒の発言だ。私が面倒を見るのは当然だ。」


 「先生…」


 「そうだな、橘、天王寺、行けるか?」


 「はい!」 「うん僕も。」


 先生は体育科、誰が行けば生き残れやすいか熟知している。

 それだ今回は、どの運動も高い水準でできる橘と天王寺が選ばれた。


 天王寺は本当の万能型。運動、勉強、ゲーム、何をやらせてもトップクラス。ついたあだ名は『KING』。結構だいそれて聞こえるが彼を知るものなら否定しない。

 おそらく戦闘以外にも有能な面が出るだろう。そういう事もあっての推薦だと思われる。


 橘はレベル2と格闘技、と言ったところだ。そして1度魔物を殺していることから殺しを躊躇なくできる。非道に聞こえるが、これはとても重要だ。とどめで戸惑っては格下でもこっちが殺されかねない。


 「他クラスでも来たいものはいるか?多すぎてもアレだがもう少しいた方が安心できる。」


 みんなが声を潜めながら互いに会話する


 そしてこれもその中の二人


 「おいおいハゲ、これ行った方がよくないか?」

 「ああ、俺もそう思う。体育館にいるよりあいつらといたほうが安心できる。」


 「それに…『今のうち強くなっておかないと無双展開が期待できないしな!』」


 東条 浩介。こいつは橘と同じサッカー部。そして幽霊部員。だが普通の幽霊部員ではない、うまいのにいかない幽霊部員だ。30人以上いるサッカー部で安定でレギュラーを勝ち取っているのにいかない。けど、のらりくらりとしていて面白いので嫌われていない。


 ハゲとは3年C組柊 裕貴の事だ。もうあだ名が定着しすぎたためこんな時でもそう呼ばれてしまう。

 なぜ柊がハゲと呼ばれているかと言うとそれは全て眞銀のせいなのだ。

 眞銀と裕貴は小学校1年からの友達だ。それは中学3年の今もなお関係が続いている。

 裕貴はかなりの猫っけだ。髪が細く、プール上がりなどではペタッとしてしまう。それを見て蒼は思ってしまったのだ『裕貴ハゲてね?』

 そしてそれを2人の共通の友人である一ノ瀬 倫太郎に言ってしまった。これが裕貴の運の尽きだった。

 一ノ瀬は学年から見ても良い意味で異端であった、運動神経抜群。頭脳明晰。でもって変人。すぐに人気者になった。そして人を揶揄うのが大好きだ。

 どうなるか…。みんなの前で教室中響き渡るこえで『柊ー!お前ハゲてねっ!』っといった。

 小学生の笑いは低レベルだ。みんなが爆笑し、それはクラスを超え学年まで知りわたった。

 いじめまではいかなかった。が、柊は今もなおハゲとよがれている。


 ちょっと長かったがこれがハゲ事、柊の紹介だ。


 「はい!」「俺たちも行きます。」


 「おお、東条、柊、ありがとう!」


 そしてその二人の後にあげるものが一人


 「先生、僕も行きま〜す。」


 「一ノ瀬お前どうした?!」


 そう、『ハゲ』を全面的に広げた一ノ瀬だ。


 「どうしたって?」


 「お前いつもほとんどのことに関心がないじゃないか?」


 「柊がいるし、ちょっと面白そうだったから。」


 「面白そうって、お前…。」


 「大丈夫脚は引っ張らないよ。」


 「わかった。」


 なんだかんだ言って尾崎は陸上部エースの倫太郎がお気に入りなんだろう。


 「じゃあ私たちはも行きます。日が暮れると叶わないんで。」


 そう、会議が始まったのは3:30この季節7:00ごろまでは日がくれないとは言え、レベル上げだけをするわけではないので日が照っている時間を有効に使いたい。


 「わかりました。尾崎先生、橘君、天王寺君、東条君、柊君、一ノ瀬君、武運を。」


 そして彼らは様々な人からの応援と感謝の言葉を背中で受け、体育館をさった。





ーーーーーーーーー



 『名のなきウルフのレベルが上がりました。 8/15→10/15』


 遂にオークを倒した。かなり時間がかかり、ダメージを受けたが眞銀はなんとかオークを倒すことに成功した。


 (はぁ〜。なんとかなった。)


 ギリギリだったが得たものも多い。

 

 口で言うより見たほうが早い。

 

 変化の値についてはわかりやすいようにレベル4の時から比較しよう

 

 

 名のなきウルフ   


 称号:ゴブリンハンター

 種族:シャムウルフ:『G』 進化先:有り

 レベル:4/15→10/15

 HP:36/36『G』→48/48『G』

 魔力:25/25『G』→40/40『G』

 筋力:18『G』→30『F』

 体力:14『G』→28『G』

 敏捷:48『F』→65『E』

 魔力制御:0『H』→10『G』

 魔法:闇魔法(第一階〜第二階位)

 ユニークスキル:『気配遮断』『魔獣本能解放』

 装備:無し

 総合評価:『G』


 遂に評価『E』に到達するステータスが出てきた。でも、『E』で68とか『A』とかどうなっちまうんだ?

 そして俺にもこの世界に変わってから最もやってみたかったことランキング1位の魔法が手に入りました!『ありがとう!』世界に感謝。…してた時期も僕にありました。

 俺が手に入れた闇魔法はデバフや隠密の制度上昇などであって攻撃的なものは何一つなかった。

 だがまだ諦めない。高位のウルフになったら使えるかもしれないし。

 でもなー、高位のウルフとかラノベやゲームで出てくることが少ないんだよなー。それに出てきたとしても、魔法じゃなくて身体能力重視で戦うのばっかりなんだよなー…。

 まぁ今はデバフもそれなりに使えるし通用するからいいんだけどね。

 ああ、階位というのは魔法を使ってみた感じ、魔法の難しさや強さだと俺は予想している。

 予想することしかできないので本当にアシストがある系のチート主人公が羨ましい…。

 

 そして『魔獣本能解放』だがいまだに使っていない。

 だって怖いんだもん。も強くなったとしても暴走系で周りに人とかいたら殺しっちゃいそうだし。そしたら罪悪感で押しつぶされそうだし。

 

 今では全体的に『G』以上になってそれを超える、敏捷に限って言えば『E』。魔物自体のランクの『G』よりは強いのではないか。

 そうなると後5レベルで進化するそうだがそっちの方もたもしみだ。


 俺の変わった点、能力についての評価は以上だ。



 (ん?)


 何かの気配を感じる。


 最近。といってもここ数十分だが、レベルが上がったからか、魔物として順応してきたからか何がいるかまでは分からないが生物の気配を感じられるようになった。


 そして俺は『気配遮断』を発動しながらそちらを見る。

 

 するとそこには…。

よかった。気になる。という方は、評価、ブックマークをしてくれたら嬉しいです。というのは鉄板なのでつまんな!っていう人は全然幼くて大丈夫です!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ