ファンタジー…。!!!
5時間目理科。
昼食後でお腹いっぱい。眠い。
班は最悪。どのくらい酷いか分からないと思うので具体的に紹介しよう。席替え後女子と関わりのない俺が女子を含めて殆どみんなから同情され、慰めの言葉をもらったぐらいだ。
心して聞いてくれ。
5時間目理科。
昼食後でお腹いっぱい。眠い。
班は最悪。どのくらい酷いか分からないと思うので具体的に紹介しよう。席替え後女子と関わりのない俺が女子を含めて殆どみんなから同情され、慰めの言葉をもらったぐらいだ。
心して聞いてくれ。
1人目、田中 龍之介。ナルシスト、厨二病。かまちょ。自分から謝れないタイプの人間。すぐにふてくされる…。1人目からお腹いっぱいでしょ。どんだけ属性持てば気が済むんだよ。もう喋りかけられたらうん。うん。そうだね。としか返せない、ってか、返し用がない。愚痴はいくらでまでも出てくるのでこのぐらいにして次に行こう。
2人目、木沢 南津子。エロい。キモすぎる。そっち系が好きな男子がひくレベル。もう処女じゃないとか。そして、チビブス。自分1人で考えをまとめる。班で発表してくださーい。の時。自分たちでやったこと以外が付け足され班員(俺+もう1人の常識人)は、え、ええ?となることがありしかもその追加文が間違えていると班全員が間違えた扱いされる。マジで勘弁してもらえません?
3人目、遂に来ました常識人。渡辺 穂花。結構可愛い。よくトーマスの絵描いて上手くないって言ってっくる。意味わかんないよね、大丈夫、俺も分からん。実験で明らかに嫌っている田中に狙って器具飛ばしたりしてる。ちょっと怖い。あれ、こうしてみるとこの人常識人じゃないかも…。
そして俺、如月 眞銀。あっ、男です。
どう、みんな?同情した。、マジできついよ。
こういう時最近ピークが過ぎてきた、異世界転生してー。とか考えちゃうよねー。
まあ、無理ですけど…。
おっと、実験が再開するみたいだ。
えっとなになに?今から解剖の動物お見せてくれるそうだ。
いつも通り1番後ろへ。
急に視線が低くなる。
「ガ?!」
え?なんで急に視線が低くなったんだ?そのせいでかなり変な声がでちまったぞ。
んー、ま、いっか。早く実験見なきゃノート書けなくなるし。
あー、いるいる。緑っぽくてだいぶでかいなー…。てかデカ過ぎやしないか。それになんか剣見たいの持ってないか?
『ギィ。ギィイ。』
だいぶキモいな。あ、走ってこっち来る。
「きゃーーーぁぁあ!」
キモ過ぎて叫んでいるやついるよ。
ん?なんかよく見るとゴブリンくせー。ってかまんまゴブリンじゃん。なんだ。これ夢だっのか。
「うわぁぁぁあ〜!」
あ、田中切られた。おおー、こっちに倒れてくんなぁー!
俺は夢でもお前が苦手だ。やめろ!くんなー!
結局倒れられ田中にのしかかられる
「ガゥ!ガウガウ!」(おいっ!どけ!重い!)
「えっ、何この狼!」
木沢が俺を見て言う。
「ガウガウ!ガウガウガウガウ!」(お前だけには狼だと言われたくねー!)
全力で抗議する。
その間にもゴブリンが詰め寄ってくる。
まずい!
ゴブリンが剣をふりあげる。そして振り下ろす。
俺はギリギリで回避する。
あっぶな、だがゴブリン程度ファンタジーなら一般人でもやれる…だった気がするからいける…おと思う!
俺はさら屈み、次の攻撃をかわす。
ゴブリンのバランスが崩れる。
さあっ!反撃開始!
一度左に飛ぶフリをしてフェイントをかます。そしてゴブリンの目が逸れたタイミングで身が斜め上に飛びゴブリンの頸動脈を噛み切る。
「グギギ、ギァ…。」
そしてその後ゴブリンが死んだ。
『個体名:如月 眞銀は魔獣転生したため名を失いました。また種族名:シャム・ウルフ、名:無しのレベルが2になりました。以後、レベルの確認はステータスからすることが可能です。」
不思議な声が聞こえた気がした。
これが本当だったらまるでゲームだな。
そういやなんで俺は噛んで攻撃したんだ?まっ、倒せたしなんでももいいか。
それにしても結構いい感じに戦闘が終わったな。これで目立たない俺がヒーロー扱いか?なんてね。
そんな風に考えていたが結果は真逆だった。
「なんだよあれ?」
「ファンタジーとかでよくいるなんとかウルフ、みたいな?」」
「さっきもゴブリンっぽいのと戦って勝ってたしそれなりに危険なんじゃないか?」
クラスがざわめき出す。
「ガウガウ!グルル!」(いやいや、俺だよ、如月だよっ!)
「ヤバイ、唸ってるぞ」
「威嚇されているんじゃないのか…。」
「え、私たちもあのゴブリンみたいに噛み殺されるの?」
「だったらやられる前にやるだけだ」
そういい、一部の男子がモノを投げ始める。
ここは理科室。実験器具なども飛んできてかなり危ない。
危ないじゃないか!なんでそんなことするんだ...。
そこで眞銀は初めて気がつく、何かがおかしい。そう考えると異和感をより強く感じる。
なんだ何が俺にここまで違和感を持たせているんだ。
そうだ、急に背負い線が低くなった。この低さは幼児レベルだぞ。それに、体がやけに軽い。垂直に1mは軽くとべる。そして俺はゴブリンを噛み殺した。手や足がありながら。
そこで目の前に落ちていたガラスの破片が目に入る。
「ガッガウ!」
そこにはくらいオーラを纏った狼の姿が目に入った。
その狼からはさっき倒したゴブリンと同じ雰囲気が感じられた。
そして俺は恐る恐る自分の体を見る。
まじかよ。本当にそうなのかよ…。
そう、俺の体は狼のそれ、になっていた。つまり、俺は魔物になってしまったのだ。
これからどうすればいいんだ…。
そして思いつく。あいつなら俺だとわかってくれるかもしれない。
そして俺はその人物の瞳をまっすぐを見る。
その人物は俺の数少ない友人のうちの一人、橘 知輝だ。
橘は運動神経はいい方、少林寺拳法の全国大会出場者だ。部活に少林寺拳法はないのでサッカー部。中学に入った時からの友達。中1、2年のときは毎日夜10:00〜11:30ぐらいまで通話繋いでゲームした中だ。
そんなこいつなら俺をわかってくれるかもしれない。そう俺は信じ、それにかけた。
そして、これで分かって貰えなかったら不味い。理由はさっきも言った通りこいつは格闘技の全国の選手だ。魔物となった俺でも殺されるかもしれない。
そして…
「お前、もしかして眞銀か?だったらさっきからあいつの姿が見えないのも説明がつく。それにどこか似たような雰囲気も感じる。」
橘は信じてくれた。俺は歓喜する。
が、喜びも束の間。
「そんなわけねーだろ!こいつはどう見てもモンスターだ。お前もし連れて行こうなんていってその後みんなが殺されてから責任とれんのかよ。」
「うん。私も心配。」 「ああ、俺もだ。」 「僕も…。」
などと言う声が多く上がる。
そして橘も言葉を詰まらせてしまう。
「それに本当にこいつが如月な訳ないだろ。こいつはさっき見たゴブリンと同種だ。人がこんなバケモンになるわけがない。如月は腹壊してトイレでにもいってんだろ。」
「そうだよね…。」
ついに橘もおれる。
ああ、終わった。最後の希望だったのに…。
そして突然誰じゃが声を上げる。
「んでよ、こいつどうすんだ?」
「んーそれは…。」
誰かが言う。
「おい、なんとかウルフ。言葉がわかるなら今すぐ立ち去ってくれ。もし襲いかかってくるようなら、こっちは悪いが全員で行かせてもらう。」
そして俺は悟。
ああ、本当に希望はないんだな…。
もう、こうなる地俺にできる事は責めても敵意がないことを証明することができるように立ちさる。
それだけだ。
そしては窓枠を飛び越え外へ出た。
よかった。気になる。という方は、評価、ブックマークをしてくれたら嬉しいです。というのは鉄板なのでつまんな!っていう人は全然幼くて大丈夫です!