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5月

作者: 中村いな


いつの間にか5月になった


私はひとり


公園のベンチに座りながら空を見上げて


まぶしい太陽を全身からだで受けとめる


寒い寒いと呟いた日々は過ぎて


今はこんなにも暖かい


ちょっと前には色々なことが

終わって

始まって


そろそろさ

一息ついたっていいんじゃないかなんて

思ったりする


太陽はじんわりと暖かくて

私は目を閉じた



けれど

ふと時間が気になって腕時計を見たんだ



1年は考えてしまうと長いけれど


過ぎてしまうと

いつもあっという間で


もし

もしも1年が24時間だったなら



5月はいったい何時だ?



そう考えて時計の文字盤を

ひとつひとつ指で数えていく


そうか


今は




 午前10時ごろ 




休日に

いつもよりゆっくり目を覚まして

顔を洗ってから朝ごはんを食べて


そのままちょっと椅子に座って

ゆっくりなんてしちゃってさ


そうして


じゃあ、そろそろ

動き始めますかって立ち上がる



それが

いつもの午前10時





えっ、休憩?


いやいや

ちょっと前に朝ごはんを食べたところなんです



私は今から動き始めます






この度は「5月」を読んで頂き、

ありがとうございます。


5月中にこの作品を投稿するという希望が叶って、嬉しく思っています。


いやはや、まさに光陰矢の如し。

年末のことが、つい最近のことに思えるから不思議です。


でも、もう五月。

いや、まだ五月。


2015年、何を成すかはこれからです。




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