プロローグ
本当にプロローグだけです。第一話からが本当のスタートです。
あっ、皆さんこんにちは。僕は滝川朋。高校一年生と魔王をやってます。
えっ? 魔王なんて現代日本にいるはずがないですって?
皆さん、それは誤解です。大人達の野望です。政治家の横暴です。国家権力の陰謀なんです。
ですから、現実に魔王はいます。まぁ、皆さんのイメージとは遠くかけ離れていて、例えるなら『真冬の朝のしっかりと冷えた麦茶』と『真夏の昼の熱々の牛乳』くらい違うんです。……違うんでしょうか? あまり変わらないような気がしないでもないですが、まぁ気にしないでください。
兎に角、僕は魔王の日常と仕事を皆さんにどうしても伝えたいんです。そして僕の次の犠牲…………ごほん、もとい次の魔王になって下さる方が現れることを切に願っています。ちなみに月給は僕で30万円です。僕は魔王業を受け継いだばかりの上、サボリ癖が酷いのでこの値段ですが、先代は月給100万は行っていたらしいです。……全国指名手配犯になっていましたが。更に今なら漏れなく魔王マントと魔王の鎧、魔王の高笑いのスキルがついてきます。凄いお得かもしれません。
もしもこの物語を読んで魔王になりたいという方が居りましたなら、今すぐ僕に連絡してください。魔王は逃げも隠れもしますし、沢山の強くて薄情な仲間があなたの前に立ちはだかるでしょうが、まぁなんとかなるでしょう。
長々と書きましたが、前置きはこれて終わりです。これからは僕の素晴らしい魔王ライフが語られるかと思われます。皆さん、どうぞ楽しんで行ってください。




