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エレメンタル・バスターズ  作者: 春奈
第01章 時ノ存在理由
8/11

第2日目 手足を措く所なし

しゅそくをおくところなし。

ふあんで、ふあんでたまらない意。


「ひとりぼっちは     。」

 触るとひんやりとする頑丈な鉄で出来た鉄格子てつごうし

灯りが鉄格子の外に、ポツンポツンと灯っている薄暗い場所。

床がとても心地よい冷たさだった。この薄暗い部屋がとても心地よいと感じられるのは何故だろうか?


 部屋には薄汚れた布と錆びた鉄で出来た2段ベットが2つある。

掛け布団は、あまりにも薄すぎて温もりなど感じられなかった。

トイレは無く、そこには外を見る窓も無い。薄暗く閉ざされた部屋だ。

 そこに人がいた。1人は長い金髪に紅色の瞳。1人は黒髪に黒目。

双方共、とても固い手錠てじょうめられており。

とても厳しい警備で監視されていた。監視カメラのような球体がフヨフヨと浮かんでいる。

鉄格子の外には、警備員が心ここにあらずのような目で二人を見ていた。


 



 1人は黒曜石のような黒目と黒蝶真珠のように潤いを帯びた黒髪。

それに真っ白でボロボロになった、ただの布切れのような囚人服を着ていた。

 もう1人は、昔は生気で満ちていたであろうと思われる、濁った血のような色をした赤い瞳に

手入れがされていないボソボソの金色の長い髪。

顔には、殴られたかのような青痣あおあざが痛々しく残っていた。

容姿ようしは、28歳くらいの無精ぶしょうひげが生えていて、少し老けて見える男性だ。

服装はもう1人と同じく囚人服。


 そして無精ひげを生やした男は冷静な顔で、床に横たわっている黒髪の男に近づいて、そこに

しゃがみこんだ。

しゃがみこむと同時に、痛んだ金色の髪がフサリと床についた。

 警備員の視線が、双方へ厳しく向けられた。

それを気にせず無精ひげの男は、暗くて顔の見えない黒髪の男を目視もくししていた。

 すると1人の警備員が、固く閉ざした口を開いた。

「気になるのか?」

人を見下すような声と口調で言う警備員。

その声に無精ひげの男は、顔を動かさず、目線も変えずに即答した。

「まぁね。この一番警戒が厳しいS級処刑対象牢獄に、まさか新入りが来るとは思わないものでね?」

その男の声は、力強くて低音な声が優しく密封された部屋に響いた。


 すると警備員は、自慢げな顔で答えた。

「そいつはなぁ、悪魔…、ぃいんや!魔王だ!ハッハッハ驚いたか?」

なんとも憎たらしい口調で喋る警備員に、無精ひげの男は軽くあしらうように低音ボイスで

答えた。

「へぇ~、そうかい。それは凄いな。捕まえた奴はトップまで昇進か?」

「そいつがなぁ、残念ながら俺じゃねぇんだよなぁ…。くそっ。」

さっきまで意気揚々(いきようよう)としていたかと思えば、今度は不満げな顔をしている警備員。

無精ひげの男が(ずっと"ここ″を見張ってるだけのただの警備員なんだから当たり前だろう)などと

思いつつ、1回瞬きをすると、少しだけ眉をひそめて言った。

「…こいつが魔王っていうのは、本当なのかい?どうもそうは見えないけど…?」

 すると、警備員が持っていた槍を、無精ひげの男に向かって矛先を向けて振り下ろした。

そして、再び憎たらしい口調で言った。

「おい、ディスディアル。また痛めつけられたいのか?お前は黙っていれば良いんだよ。」


そう警備員が言うと、槍をスッと上げて警備を続けた。

無精ひげの男ことディスディアルは何も言わずに、しゃがんでいた体制を崩し、そこに座った。

 そしてディスディアルは瞳を閉じて、彼が目覚めるのを待つことにした。

彼は解っていたのか、それとも知らずに待ったのだろうか…?


 




 そして、あれから風すらも入ってこない場所で1時間くらいたった頃。

朝だか昼だか夜だかも解らない牢獄に閉じ込められていた、黒髪黒目の男が寝返りをうった。

それに気がついたディスディアルは、閉じていた目を開けて、再び男を目視していた。

視線に気がついたのか、男はゆっくりと目を開けた。

「ん…こ…ここは……?」

男が喋った途端に、警備員は緊張をしているのか、生唾をゴクリと飲んで槍を強く握りしめた。

ディスディアルが無表情だった顔を、少し微笑まして男に言った。

「おはようさん、やっと起きたね。待ちくたびれて足が痺れちゃったよ。」

「えっ・・・!」

男は、その聞き覚えのない声を聞いて、驚いて体を起こそうとしたら…

「――――ぃッ。」

「い?」

「い…、―――いってええええ!!」

「おいおい、大丈夫か?どうしたんだ?」

体を起こすことは出来たが、男は体をうずくませて痛みに耐えようとしていた。

そんな男の異変に気づいたディスディアルは、男の背後に回って言った。


「ん?ちょっと背中みしてもらっても良いかい?」

「ぐぐぐ…、……。」

何も言わず、男は自分の身体に何が起こっているのか確認したい為、コクリと一回頷いた。

頷いたのを確認したら、ディスディアルは真剣な顔をしながら囚人服をそっとたくし上げた。

 すると、男の背中にはあざやら擦傷すりきずやら皮膚が焼けたあとがあった。

小声でディスディアルは「うわぁ~、こりゃ痛いわぁ」と言った。

 どうにかしてやりたいと思ったが、この牢獄には薬箱なんていう家庭的な物は無い。

かといって警備員に助けを求めても、笑われるか侮辱されるかのどちらかだけだった。

どうすることも出来ないディスディアルは、ただ生々しい傷痕を見ていた。

 すると、再び憎たらしい声が響いた。

「あぁ!そういやぁ、コイツを捕まえた奴が城に入るまで、ずーっとコイツの事引きずって

来たらしいなぁ。痣はどっかにぶつけて、皮膚が剥けたりしてんのは地面で剥けたんだろうなぁ!

アッハッハッハッハ!」


そう言って警備員は笑い続けたが、そんな警備員をディスディアルが殺気をこめて鋭く睨んだ。

 すると警備員は身体をビクッ!と硬直させて目を逸らした。

ディスディアルは1回大きな溜息をつくと、男の傷を見ながら「う~ん」と考え始めた。

 けれど考えていたら、男が顔を後ろへ向けて少し震えた声で言った。

「もう…、大丈夫で…す。ありが…とうございます。」

「そうかい?なら良いんだけどさ。」

そう言うと、ディスディアルは上げていた囚人服をそっと下ろした。

 そして男の正面にしゃがんで、優しい口調で言った。

「立てるかい?」


 すると、うずくまっていた身体を元に戻して、顔を上げて男はディスディアルの顔を見た。

赤黒い瞳に伸びきった金髪に無精ひげが生えた男。どうみても怪しかった。

怪しいと言うより、胡散臭い感じがした。

ディスディアルも、男の顔を見て一瞬だけ驚く素振りをしたが、再び真剣な顔になった。

 そして、男がディスディアルにコクリと頷いた。

男は立とうと、ゆっくり足を動かした。その足はふらふらしていて、今にも倒れそうだった。

「…よし、立てたか。それじゃ俺が腕かしてやるからベットの方まで行くぞ」

ディスディアルは、男の腕を掴んで自分の背中に回そうとしたが。



―――バシンッ!


「あぁっ!おいっ!」

「さ、触るなっ!って…うわああああ!!」

ゴツン!

男がディスディアルの手を弾いて、怯えながらも怖い顔で睨みつけた…が、その後体勢を崩して

コケたかと思ったら、牢獄の石壁に頭を思い切り強打したと同時に背中もぶつけて、

涙目になりながら再び身をうずくませて痛みに耐えていた。

「――――ぃったぁ・・・」

ディルディアルは、呆れた顔で「やれやれ」と言った。

「飼い犬に手を噛まれる、ではなく飼い犬に手を弾かれる…と言ったところか?」

「だっ!誰が犬だっ!」

男は、うずくませていた身体をいきなり起こして、反発した。

ディスディアルは「ハハハハハ」と軽やかな声で笑っていた。

 すると、ふと男は思った。

(あれ…俺なんでいきなり大声だしてるんだ?あれ…だって俺さっきまで…。

もしかして俺はこの人に気を許してる…のかな?いやいやいや、うん、まぁいいや)

急に大声を出したせいか、男は背中にギスギスと痛みを感じつつ目をきょとんとして呆然としていた。

そんな男を見てディスディアルは胡散臭い顔ながらも、優しく微笑んで魅せて男に問うた。


「俺はツヴァイツ・ガ・ディスディアルだ。ディスで良いぞ。そっちは?」

(長い名前だなぁ。)とかと男は思いつつ答えた。

「あっ…、俺は筒巳つつみ 佐熊さくまって言います。」

佐熊こと俺は(こんな胡散臭い男に!)と本能的に敬語で話してしまったことを、少し後悔した。

「へぇ~。変わった名前だな」

そのディスディアルの言葉に、佐熊は身体がビクリと動いた。

何故なら、少し前に同じフレーズ聞いたことがあるからだ。

 そして、佐熊は冷静に答えた。

「そう…ですかね?」

そう顔を引きつらせながら言うと、ディスディアルがそれに気がついて首を傾げたが、再び

微笑んで言った。

「なんて呼んだら良いかい?ツツ?ミサク?」

(何故"ま"だけ抜けてるんだ!)と心の中でツッコミをしつつ、作り笑顔で答えた。

「えーっと、佐熊で良いです。」

「よし、それじゃあ佐熊。安心しろ、俺は佐熊の敵じゃないぞ。むしろ仲間だ。」

「え?」

後ろで警備員が笑っていたが、その声に耳をかさずにディスの言葉を疑問に思った。

 そして早く続きを聞きたいと、何故だか思った。

不安で不安でたまらなかった。早く安心出来るならそれでいい、裏切るのならそれも早い方が良い。

けど、ディスは何だかとても優しくて、牢獄のこの薄暗さが安心出来て何故だか、外にいた時よりとても安心出来た。




「え?じゃないだろう。ほら、あれだ。牢獄仲間ってやつだよ。」

あまり良い響きじゃ無かったが、"仲間"と言う言葉に俺は少し安心感をもった。

 そして、ディスは俺に手を伸ばした。

「ほら、いつまで尻餅ついてる気かい?」

「好きで尻餅ついているわけじゃ…。」

「そうかい。よいしょっと!」

俺はディスの手を掴んで、引っ張ってもらった。

背中にピリピリッと痛みが走ったが、今は我慢しつつディスに腕を持ってもらってベットまで

連れて行ってもらった。


ベットに座ると、ディスがゆっくりと横に座ってきた。

―――そして、俺は1度瞳を閉じて、大きく深呼吸をした。

目を開けるとそこは、やっぱり現実で。

夢とかアニメの見すぎとかゲームのやりすぎとかでは無く。

ここが例え二次元であっても、そこがどこかの次元である限り、良くも悪くもそれが今の現実。

 少し安心出来たからと言って、不安が消えた訳じゃない。

魔王扱いされて、色んなことを三次元に置いてきてしまって。

これからどうすれば良いかも解らず、最も牢獄の中だ。

出られる可能性はゼロに近い。

 俺は色々なことを考えていたら、どうしたら良いか解らなくなって何だか怖くなって来たのだ。

例えるなら、ゲームを始めた途端に村にいたのは長老では無くラスボスだったとか、

洞窟を冒険していたら行き止まりになって、戻ろうとしたら来た道がオブジェクトによって

塞がれてたり…。



――唯ゲームと違うのは『"死んだらコンティニューは出来ない"』と言うことだけ。

 そんな俺の不安そうな顔を見て、ディスは気になっていた事が合ったので

半分真面目、半分冗談な気持ちで聞いた。

「なぁ、佐熊って本当に悪魔や魔王のたぐいなのかい?」

「―――っ!違うッ!!」

先程まで床と睨めっこしていた顔が急にディスに向いて、悲しい顔で拳をガクガク震わせながら

怒鳴った。

「わわっ!ごめん、わかったから、そんなに何とも言えない顔で威嚇いかくするなって!」

「威嚇!?いつまで犬扱いしてるんですか!」

「わぁわぁ!わかったから!しっ!しぃー!静かに!」

急にディスに口を塞がれた佐熊。

まるで大きな声を出すと、敵に気づかれてしまうみたいだった。

俺は仕方なく、少し気を落ち着かせた。

 すると、ディスがそーっと口を塞いでいた手を離して、辺りをキョロキョロと見回していた。

俺も何かあるのかな?と一緒になってキョロキョロ見回したが、警備員と何回か目が合った

だけだった。

 


 そして、ディスは大きく溜息を吐いた。

俺はよく解らず。首を傾げてディスに質問した。

「どうしたんですか?何で大声を出した後、周りを見回したんですか?」

ディスは、少し困ったかのような顔をしながら答えた。

「えっとな、落ち着いて聞いてくれ佐熊。ここはS級処刑対象牢獄って所で、俺たちは処刑対象

なんだ。」

「なっ!・・・えーっと……、え?」

 俺は『処刑対象』と言う言葉に、驚きのあまり言葉が出てこなかった。

「…今はゆっくり理解すれば良い。大丈夫かい?」

「……はい。」

ディスは一回咳払いをすると真剣な眼差しで語り始めた。

「処刑対象の俺達は結局殺される確率が高いわけだから、何をしたって構わない。

そうゆう思考を持った兵士が多くて、大声を出したり何か兵士の気に食わないことをすると

体罰を与えられる」

「たい…ばつ…?」

「あぁ。俺の顔に痣があるだろう?これはこの前俺が兵士のことを見てしまったのが原因で

殴られた」

「見ただけで!?そんな理不尽な…。」

「あ、だけどあそこに立ってる警備員は大抵のことは、しても大丈夫だ。警備員だから・・・な。」

そう言って笑顔でディスは笑った。

 俺は、ディスの顔の痛々しい痣を今更ながら気づき、彼はもうどのくらいこの牢獄の中、1人で

過ごして来たのだろうか?と疑問に思った。


(ディスはどうして…捕まってしまったのだろう?何か悪いことをしたのかな?

そんな悪い人には見えないけど…。)

悲しげな顔をしながら俺はディスの顔を見ていた。

 すると、今まで「ハハハハ」と笑っていたディスが俺の顔を見て、優しく微笑んで言った。

「そういえば、佐熊は悪魔や魔王の類いじゃ無いって言ってたけど、そしたら

何故髪や瞳が黒いのかい?」

 笑いながら問い掛けるディスは、優しく見えた。

けれど、急な質問で俺は戸惑った。

どうやらこの世界では、黒髪に黒い瞳はとても珍しいらしい。

 俺は、どう答えたら良いか解らなかった。

この世界が今までいた俺たちの世界で無ければ、その世界の常識はこの世界には

―――通用しない。

すなわち信用してもらえないと言うこと。

 そして、俺はディスに聞いてみた。

「…、これから言うこと多分信じられないことばかりだと思います…。それでも信用して

くれますか?」

俺のその真剣な眼差しに、ディスは覚悟を決めるかのように1度深呼吸をして

大きく頷いて魅せた。




俺は今までのことを、自分達の家庭の事情をはぶいて、ディスに説明した。

警備員も聞いている、カメラに監視もされているとわかっていたが、構わずに話した。

会って間もない胡散臭い男に、何故こんなにも話せるのか俺自身も解らず。

唯、誰か…友達に愚痴を聞いてもらうような感覚で二人は話していたのだった。

愚痴にしては、あまりにも現実味がなくて、愚痴にしてはあまりにも深刻な内容だ。

 けれども、ディスはちゃんと最後まで聞いていた。

どこか胸にずっしりと詰まった、重荷を吐き出すように俺は口を動かした。

ディスは時々「え?」と驚いたりはしたものの、ちゃんと最後まで聞いてくれていた。


―――そして…

「なるほどね。もしそれが本当のことなら辻褄つじつまが合うね」

「本当ですよ。けど、これを今すぐに信用して理解しろって言う方が無理なのはわかっています。」

俺はそう言って、悲しい顔をして視線を落とした。

すると、ディスが俺の頭をポンポンと軽く叩いたかと思ったら、グシャグシャと頭を撫でた。

 そして、優しい顔をしながら言った。

「あのねぇ?そんなに悲劇の主人公みたいな顔してないで、少し笑ったらどうかい?」

「…それを言うなら悲劇の主人公ではなく、悲劇のヒロインでしょう…?」

「佐熊は男だろう?だから悲劇の主人公。」

「はぁ…。」

そう言うとディスは、俺の背中をポンポンと軽く叩いた。

 すると、俺の背中にビリビリッと電流が走るかのような痛みを感じて、ディスを睨んだ。

ディスは「あぁっ!悪い悪い」と笑顔で言うと、とても優しい口調と声で言った。


「それにな、俺は理解はしてないし出来ないから。―――けど信用はしてる。」

「え・・・?」

「事は悪とか善じゃない。事は内容で佐熊がどう生きたか、それは信用に足るか?それが

全てだ。嘘とか本当とかは佐熊を見ればわかる。けど別世界とかそうゆう難しいのは俺は

理解出来ないからな。けど、俺はお前を"信用"している。」



俺は真剣で時々笑いながら語るディスの顔を見ていたら、何だか目頭が熱くなって来た。

そう思った途端、瞳からは大粒の涙が零れ落ちていた。

それを「ハハハハハ」と笑いながらディスは見ていた。

 そして、ディスは悪そうな顔をして言った。

「あぁ、それに犬は嘘つかないからな!ハハハハ」

「んなっ!いつまで犬扱いしてるんですか!!」

そんなことを話しながら、二人は笑いあっていた。

まだこの時間が続くと佐熊は信じながら笑っていた。


―――最初は胡散臭い男だと思っていたが、話してみると意外と優しくて暖かくて、とても居心地

が良かった。

俺は思った。もし自分の父親が生きていたのなら、こんな人だったんじゃ無いかな?と……。







ここは処刑対象人物がいる場所。

  大罪を犯した罪深き者がいる場所。

     捕まったら"最後"、二度とは出られない。

 "彼"もまたしかり、"彼方"もまたしかり。

・・・けれど、時は止まっている。


―――――唯そこを永遠にループするだけ。

それは不幸?それとも幸福?その中間の

   『不幸中の幸い』

とでも言っておくべきなのだろうか?

最後まで読んで頂き幸いです。

何だかそれなりに、いつもより文字数が多くなって

しまったような気がします。


一応牢獄編?は二話で完結する予定です。

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