用語集
このページは思いついたら随時加筆するので、常に未完成です。
【魂と肉体の関係】
全ての生命は、魂には記憶が、肉体には感情が宿り転生する。
魂は基本的には心臓に宿っているもの。
罪深き感情を宿す者は何度生まれ変わっても罪を犯す者になるので、
来世で罪を重ねさせないために断罪竜の神器による裁きによって完全消滅させ、転生を阻止する場合がある。
【魔法と魔術の違い】
旧グラス大陸の人々は「魔法」。ベリル列島の魔物達は「魔術」と呼ぶ。
つまり、伝わった名称が違っただけで同一の仕組み。
旧グラス大陸は魔物がほぼいない、人間中心の社会。
人間は一部の際立った才能の持ち主を除いて「魔法を使えるほどの魔力を有していない」ので、大地に宿る魔力を借りて魔法を行使する。これを「地脈魔法」と呼ぶ。
逆に、豊潤な魔力を宿して生まれた人間は魔法師として重用される。
ベリル列島の人間は魔術や魔力のことをほとんど知らないが、代わりに科学力を発展させてきた。
【魔力の色】
髪の毛か瞳のどちらかに、魔力の色が現れる。
色が髪の方に出てしまうと、少しでも魔力を多く蓄えるために髪を伸ばさなければならない。
黒髪黒目の人間は大半が「無魔力の人間」(ごく稀に、「魔力の色が黒」な人間もいる)。
【神罰の基準】
「同胞殺し」のみに適用される。
神が人を、人が神を殺めても罪にはならないが、神が神を、人が人を殺めると罪になる。
来世で神罰を受ける対象になる。
【人間名と魔物名】
ベリル列島では人間と魔物では名前の付け方の慣習が違うため、このように区別されている。
人間でありながら魔物の島で暮らすことを選んだ者は、人間社会では人間名を使い、魔物の島で名乗るための魔物名を新たに命名する。
魔物名は「言葉としての意味」ではなく、「名前を呼ばれるだけで当人の魔力を刺激して活性化させるための、最適な音の組み合わせ」を調べた上で命名するもので、すなわち呪文に近い効果がある。
旧グラス大陸にも原理自体は魔物名に似た制度がある。魔物名的な名前の人間は「過去に魔法師になれるほどの魔力を宿した者が生まれた家系である」ことを示している。