世界観
【旧グラス大陸】
かつてはひとつの大陸で、中央に最大国力を有する「グラス王国」があった。
新暦3年12月20日、大陸は裂けて中央は小島となって天に浮上し、地表の草原が青く染まっていた。
大陸は(グラスブルーを除く)三大陸に別れた。各大陸ではどの国が支配権を得るかを競って「名称戦争」が勃発。勝利した王家の名がそれぞれの大陸の呼称になった。
①グラスブルー
浮上した小島をグラスブルーと呼ぶ。神竜が集い、その地で眠りにつくとされていて、「神々の揺り篭」とも呼ばれる。集結した神竜達の莫大な魔力が宿っているため、「グラスブルーに辿り着けば、どんな願いも叶う」という根拠のない伝承が地上の人々によって囁かれ続けている。
②第一大陸・ルカ
作中ではR大陸と表記されることが多い。
三大陸の中では最も寒冷な環境で、南北をノーイル山脈という雪山に両断されている。
人の手による開発は最も進んでいて、R大陸出身者は都会的な感覚を持ちがち。
身分制度があり、王族は一般庶民の前には決して姿を現さない。
※王都フィラディノート
※港町ミラトリス
※農産国シェーラザード
※水の都ノエリアック
③第二大陸・ピノール
作中ではP大陸と表記されることが多い。
温暖な大陸で、場所によっては一年中薄着で行動できる。
戦乱の時代にも現王家が平和的に統治することが出来たため、P大陸出身者は温厚な人が多い。
大陸の中央に流れるホリィ川によって両断されている。
R大陸ほど厳しくはないが身分差はある。
三大陸では最も、各国との連帯感がある。
※王都ペルノ
※世界一平和な村・アルディア
④第三大陸・グランティス
作中ではG大陸と表記されることが多い。
三大陸の中では最も、人による開発が進んでいない「未開の大陸」。
住みやすいように整備済みの地域とそうではない荒れた土地との格差が激しい。
各国との連帯感はほとんどなく、不仲。
G大陸出身者は口より先に手が出がち、荒っぽい性格になりやすい。
ただし、王族と庶民の垣根は(一部の例外を除いて)あまりなく、王族が身近な存在。
大陸の中央はズープ平原が広がり、移動手段は遊牧民に頼っている。
※武勇の国グランティス
※砂漠の国クラシニア
※文化の街アルベイユ
※遊牧民拠点の街バーラル
※精霊族の森
【ベリル列島】
魔物と人間が共生しているが、魔物の方が上位に君臨し、休戦協定によって辛うじて平和を保っている。
①人間の島フェナサイト
神話時代には断罪竜の領地で、ミリアンナと呼ばれていた。
断罪竜は人間嫌いなので嫌がらせ? のために、大地震が稀に起こる
②森林の島エメラード
広大な島で、中央にある山脈で南北が分離。
北側が巨神竜領地・エリシア。南側が源泉竜領地・リリアンスと呼ばれていた。
人の手による開発が一切入っていない魔物の為の島。
③都市の島アクアマリン
神話時代には天空竜の領地で、エルトロンと呼ばれていた。
フェナサイトやエメラードと比較すると遥かに小さな島で、小一時間も歩けば端から端まで踏破出来る。
粘土質の大地で、草一本も自生出来ない不毛の大地。常に分厚い雲に覆われて、太陽光の恵みすら注がれない。
人間を敵視する魔物達の集結する島。
【上記以外の地域】
広い世界なので他にも国、大陸はありますが、作者がその場所が舞台の物語を書かなかったので我々の世界ではその詳細が観測出来ません。