99/106
お困りだね、トーマ君
「と言う事で、アビリシャンクラスに転入することになりました、ナナ・シラサワです。どうぞよろしく♪」
突然の事ながらアビリシャンクラスへの転属へとなった奈々。魔法を打ち消すあの能力ならば、不可能ではないだろう。
「燈亜がいたと思ったら、奈々までこの世界に…。なんでこうも人が集まるんだよ?」
「お困りだね、トーマ君。」
「あぁ、カルバか。少しばかり自分の運命の悪さを呪っていた所だ。本当を言えばこの世界なら奈々の魔の手から逃げ出せるんじゃないかと薄々思っていたんだ。」
因みに学園長を脅すという凶悪な手段を用いて、燈馬を自分と同じ部屋にした経緯がある奈々である。
「教室にいる間だけは一緒に寝たいよぉ。」
ミリィはミリィで授業中の間だけでもと甘えてくるのだが…。
「燈馬っ!!」
奈々がこの調子だったのであった。




