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ひとえに愛の力だよ。
「燈馬ぁぁっ~!」
突然だった。謎の人物が燈馬に突っ込んだ。よく見ればその謎の人物は身長が小さめだったのだ。
「会いたかったよぉぉぉっ!」
「奈々!?」
驚くのは燈馬と謎の人物の二人以外全員だった。
「待て、何で奈々がこんな所にいるんだよ!」
「ひとえに愛の力だよ♪燈亜の馬鹿が全然帰って来なくてね、後で皮剥ぎの刑決定なんだから!あ、燈馬は気にしないでね。」
「待て待て待て、奈々。燈亜もこの世界にいるから。帰れなくなっただけだ、皮剥ぎの刑だけはやめておけ。」
「え、燈馬の頼みなら聞いてあげるね。それじゃ、皮剥ぎはやめて、爪剥がしにしておくよ。」