92/106
まるで…、超能力だ…
夜空にミリィの魔宝石が散らばった。それぞれが点と点を結ぶようにつながり、バリアを構成する。それは確実にナナリー達を追ってきた人影との盾となったはずだったのだが…。
「魔法が私達に効くと思ったの?」
次の瞬間、空中に浮遊していた魔宝石が地面に落ちてしまう。どうやら、相手はミリィの魔力を封じ、魔宝石の効果を無効化したようだ。
「こちらの攻撃の番のようね。」
一斉に身構える8人。先ほどまで一度たりとも攻撃を放っていないのだ。魔力を封じるほどの謎の力を持つ相手、絶対に強力な技を持っているに違いない。
「死ねっ!」
腕を掲げ、手を握るようにする相手。
「くっ…」
突然首を押さえる燈馬。魔法のような攻撃ではない。もっと不可思議な力だ。
「まるで…、超能力だ…」
かすれた声で燈馬が呟いた。




