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なんだそれ?
「リーナやミリィの話を聞く限り、俺は体に魔力が纏えるみたいなんだ。」
「あぁ、確かにそうだね。ランダークラスのドーグンさんと戦った時に見たよ。初めて見たよ、あんなの。」
「そこなんだ。最近は意図的にその力を発揮できるんだが、いまいちしっくり来ないんだ。だからさ、その訓練がしたいんだが、手伝ってくれないか?ほら、カルバって左手に魔力のバリア持ってるだろ?」
「うん。分かったよ。放課後空いてるかな?」
「きっと大丈夫だ。」
そしてその日の放課後、訓練場の一角を借用を申請した燈馬とカルバが訓練場へと向かう。
「あれ、委員長?」
そこには、スカイッククラスと戦闘を行う委員長の姿があったのだ。
「言い忘れてたね。彼女は魔術戦闘部に所属してるんだよ。」
「なんだそれ?」