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うるさい
一日が終わり、三人が自分たちの部屋へと戻ってきた。因みにあの試合の後、ミリィはお疲れの様子であり、燈馬が彼女を背負っている状態だった。
「ほら、ミリィ。付いたぞ。」
「ありがと、トーマ。着替えてくる~」
トコトコと自分の部屋へと入っていくミリィ。実を言えば燈馬の荷物はミリィの部屋にあるのだが、まぁ行くわけにはいかないだろう。
「ねぇ、ミリィから聞いたけど、ごほーびってなによ?」
「“ご褒美”の意味だと思ってる。」
「そうじゃない!」
騒ぎ立てるリーナ。じゃぁ、なんだよと言いたげな燈馬。
「私にもご褒美頂戴よ!」
「なんでお前にやらなきゃいけないんだよ?理由が無いぞ?」
「プリンで良いから!」
おなかが減りました。