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もぎせ~ん

昼休み終了の鐘と同時に飛び起きたミリィは、燈馬を起こして教室まで戻った。午後の授業の開始である。


「今日は模擬戦をやろうと思う。ミヤシロは今日が初めてだから、見学してても良いぞ。」


「やる気になったら参加させてもらいます。」


屋外まで出る。そこには岩やスクラップなどが置かれた擬似的な戦闘フィールドが広がっているのだった。


「とりあえず誰かトーレンの相手をする奴は?」


一人の男子が手を上げる。その男子と、副委員長、基、カルバがフィールドまで出てきた。それぞれが己の武器を構える。カルバは銃を、相手は剣を構えている。


「はじめ。」


教師の掛け声で、二人が動き出す。カルバが光弾を飛ばす。相手も剣で軌道を逸らしている。しかし、ヒュンヒュンと飛んで来る光弾に、相手は裁くのが精一杯のようだ。


「これならどうだ!」


相手が右手を掲げ、振り下ろす。すると、手から衝撃波のような物が生まれてカルバに飛んでいく。避けるカルバだが、銃撃を止めてしまった。その隙を狙って相手がカルバに突っ込む。


「そっちがそういう手を使うなら、僕も使うよ。」


銃を右手に構えながら、左手をかざす。すると、空中にバリアを生成し、剣撃を受け止めたのだ。


「やっぱり副委員長のバリアは強いな。」


「ありがとう。じゃ、反撃だよ。」


銃をがら空きの胴体に打ち込んだ。先ほどの燈馬とゴシュナの戦闘でもそうなのだが、この学園の制服は魔法攻撃の衝撃を和らげる効果があるらしい。よって、死ぬ事は無い。


「勝者、カルバ・トーレン。」



「そういえばさ、ミリィ。」


腕に寄り添ってネムネムな表情のミリィに燈馬が話しかける。


「なぁに?」


「リーナが言ってたんだけどさ、俺は体に魔力が纏えて珍しいって言われたんだよ。だけどさ、カルバやあの男子もそうしてなかったか?」


「う~ん、ちょっと違うかな。カルバ君たちは体から離れた場所に魔力を置いていたんだ。それに長い時間は保ってないでしょ?それが違いかな。」


「なるほどね…」

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