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あはは…
教師に罰を受けることを宣言されたその日の夜。燈馬を始めとする10人近くのメンバーが集まっていた。因みに、メンバーは燈馬、ミリィ、リーナ、カルバ、ナナリー、カーラ、奈々、リコ、リクである。
「なんで私まで罰など…」
「一番関係ないのは俺だと思うが?」
「あはは…」
文句を言うカーラに不満そうな燈馬、苦笑するカルバである。教師から言い渡された罰、それは学園のあるこの魔法帝国マールの首都を取り巻く森にすむ野犬の駆除であった。
「さっさ終わらせようぜ、ミリィがかなり眠たくなってる。」
燈馬の袖を掴んで離さないミリィはかなり眠たそうであった。
「ミリィ、燈馬から離れて!」
奈々が先ほどからミリィを燈馬から離そうと躍起になっているのだが、こればかりは魔力による物ではないので、奈々に勝ち目は無いのであった。