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異世界冒険少女  作者: 柊 亮
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魔法の世界へ

第18話 魔法の世界へ


レクサム『こいつが、魔法が扱えない訳では無く…「魔法自体」が元から知らなかった…ことは分かった。』


ゼイル『こんなことって…あり得るのか?』


ニイ『通常…魔力を持って産まれて来る人々は、元から魔力の扱い方を身体が覚えていますので…その「特殊な感覚」を活かして自身の魔力を制御し…やがて魔法を扱えます。』


カルドラ『こればかりは、魔力を持っている者にしか分からず…伝わらないが…確かに彼女は何かしらの「魔力属性」を持っていた。』

カルドラ『そして…着目するべきは、それだけじゃ無い…彼女の「魔力質量」…』


レクサム『今まで一度も…枯渇しなかった。こいつの魔力質量はそれこそ…』

レクサム『未知数では表し切れないな…』


カルドラ『…』


ニイ『パメラさんをリーダーにしたのは…正解だったようですね。』


シェルピー『パメラさんは、今まで一度も魔法について触れられなかった…これは、歴史に名が残りますよ!』


ゼイル『流石にそこまでは…』


レクサム『ゼイル…そこまでだぞ…』


ゼイル『マジ!?』


レクサム『魔力を制御するなんて…元から出来ることだから教えようにもな…更に「無知」となると…どうする?』


ニイ『私がやってみます。』


ニイ『先ずは…「基礎能力」の1つである。「魔力操作」からですね。』


ニイ『魔力操作で可能なのは、大きく分けて「2つ」…』


ニイ『1つは、魔力を隠すこと。必要な時に、必要な分だけ出して使用する。』


ニイ『2つは、その名の通り魔力を操ること。それは、魔法を自在に操るのでは無く…自身に巡る魔力を、上手く制御することを指します。』


ニイ『自身の魔力を隠す。自身の魔力を制御する。この2つが魔力操作です。』


ニイ『それでは…「魔力操作」のやり方ですが…これは人それぞれです。自分をイメージする感覚だったり…自分を斜め上から観察する感覚だったり…』


ニイ『これは…「魔力感知」も同じく当てはまりまして…人の心を読もうとする感覚だったり…人の動きをイメージする感覚だったり…その人が、生まれ付き持つ感覚によって左右しています。』


ニイ『つまり…人の教えによって身につけるものでは無く、「魔力操作」と「魔力感知」は、魔力を持って生まれた時点で身に付いているものです。』

ニイ『なので…皆さんが驚いているのは…珍しいからなんですよ。パメラさんが…』


ニイ『まるで…「魔法自体」が無い世界から来たみたいで…』

ニイ『それでは…パメラさんが、生まれ付き持っている。感覚を見つけねば成りません…』


ニイ『一番簡単なのは…パメラさんが、産まれた時の瞬間を、思い出すことです。』

ニイ『記憶とは、眠っている感覚を呼び覚ますのに一番貢献します。あの時、本当に最初から最後まで…パメラさんの持つ感覚で産まれましたか?』


ニイ『本来…人間は、自分の産まれた時の瞬間を覚えていることは珍しいです。』

ニイ『ですが…パメラさんは違う…生まれた時の自分を見下ろしているような感覚でしたよね?』


言われてみるとそうだ…確かに、不思議な感覚だった。


レクサム『姉貴…何故それが分かった?』


ニイ『簡単ですよ…』


カルドラ『彼女の「魔力特性」だ。』


ニイ『原点に戻って…思い返して見て下さい。自然の中…小さな村…自分の生まれた故郷…その全てを振り返るのです。』


ニイ『パメラさんは少し…忙し過ぎたのかもしれません…感覚を忘れるぐらいの不思議な体験と共に…』

ニイ『目を閉じて…静かにイメージして下さい。きっとすぐに掴みますよ…』


静かに、自分をイメージする感覚が実るそれは一瞬だった…


それと同時に…自分の分身が、一つになる感覚があった。

これが…私の感覚…

すると…さっきまでの、私とは違い何か軽やかな気分になった。


ニイ『魔力は大変…不思議でして…自分の心身の負担を緩和してくれるんですよ…』


ニイ『あとは…「魔力感知」ですね…まだまだ覚える事は、山ほど有りますが…「魔力操作」と「魔力感知」だけあれば…だいぶ変わります。』


レクサム『パメラの…あの目立ちたがり屋のような主張激しいダダ漏れ魔力が、感じなくなったな…』


ゼイル『ああ…やっとこれで、警戒できるな…試験の時や…掻き消されて全く機能しないから…「どうにでもなれ」って感じだったが…どうもずっと言えなかった。』


レクサム『だから寝てたのか?』


ゼイル『あれは、周りが低レベル過ぎたのもある。』


ニイ『さて…後は、「魔力感知」だけですが…これは、極める事を除き…使用するだけなら比較的簡単です。』


ニイ『その理由は、自身の抱いた感覚を、他者へと向けるだけで可能となりますので…』


ニイ『えーと…パメラさんが、掴んだ感覚は、どのようなものでしょう?』


パメラ『2人だった自分が一つになる感覚です。』


レクサム『珍しいな…』


ゼイル『だな…』


ニイ『珍しい感覚をお持ちですね…』

ニイ『それでは、その対象を私に置き換えて見ましょう…』

ニイ『目を閉じてでも良いので、最初は私が2人居ることを想像してみて下さい…』


言われるがまま…目を閉じて想像に入る

すると、少しだけだが…見たことの無い力を感じる…


ニイ(もう掴んでいます。)


ニイ『見えましたか?』


パメラ『はい見たことないものが見えました。』

パメラ『黄色なので…光?』


ニイ『はいそれで合っています。』

ニイ『もう覚えてしまいましたか…』


パメラ『はい!』


自分で掴んだ魔法の世界…

私は、初めて「達成感」というものを感じていた…


ラノート『!』


ラノート『さっきまで…国中だけで無く外側まで行き届いていた。重々しい感じが無くなった…』

ラノート『だが…敵意は感じられないためそのままにしていたが…』


シェルピー『凄いです!完全に制御出来ています!パメラさん一つ成長しましたね…』


パメラ『はい成長しました。』

パメラ『ニイさん…ありがとうございました。』


ニイ『いえいえ…状況さえ分かれば教えるのは、簡単ですので…』


レクサム『さあて…俺たちは、オスマーズの閲覧板で任務に着いて金儲けするか!』


ゼイル『えらいウキウキだな...』


レクサム『パメラに、魔法の才が確かにあったからな…俺の目に狂いは無かった。』


ゼイル『ずっと黙っていたが...パメラって魔力がダダ漏れだけど…疲れた様子を見せないよな...』


レクサム『ああ通常…魔力切れは、走った後に疲れるのと同様…息切れみたいになるのが決まっている…』

レクサム『慣れない身体で疲れない訳が無いからな…』


レクサム『鍛えていると体力で、ある程度は誤魔化せるけどな…』

レクサム『パメラは、走った時にしかその様子を、見せなかった。』


レクサム『あいつ俺が、剣の才を見定める時にわざと「鉄の小剣」を置いたが…その前にクタクタで凄え面白かったんだよな…』


ゼイル『いや!?普通…少女に鉄製の剣を用意するかよ!』


レクサム『まっ!あんな小っちゃい奴…魔力がダダ漏れじゃ無いとハバンの町でも見つけられる事なく連れ去られていただろう…』


ゼイル『あの髪と同じ奴を見た事あるか?』


レクサム『いや無いな…俺、13から本格的に旅し出したけど見た事が無い…』


ゼイル『今歳いくつだ?お前』


レクサム『18だ。』

ゼイル『俺19な…』


レクサム『...』

ゼイル『..』


レクサム『敬語は使わないぞ…てか使えないぞ…』


ゼイル『知ってる…』

ゼイル『そんなに...旅して出会わない髪の色ねぇ…』


レクサム『えーと…』

レクサム『精霊界で、「セルターン」を目撃ね…』


ゼイル『あの…「魔王」に匹敵する「魔龍」か...』


レクサム『災害を引き起こす存在だ。古の時代から生きているらしい…』


ゼイル『よく英雄軍様に倒されなかったよな…』


レクサム『英雄軍の余りの強さに隠れて居たんだろ…』

レクサム『魔王..無から誕生する存在...いつか戦う時が来るだろう…』


レクサム『旅をしている以上…それが世界を巡る旅なら…「魔王」という存在とは、いずれ何処かで必ず当たる…』


レクサム『そう....此処がまだ森緑しんりょく大陸人間界だからな…』

レクサム『旅はまだ…始まってすら無い…』



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