和人を探す旅 その1
一方その頃、和人を追放した王様は勇者と賢者と剣聖にブチギレられていた。
「ねえなんで和人を追放したんだい?王様?」「い、いやそれは奴がテイマーだったから魔族が化けていたと」「はぁ!?そんなしょうもない理由で和人を捨てたっていうの!?ねえ!ねえ!」「早く和人さんをどこにやったか言いなさい!この無能派手ジジイ!!」「む、無能…… 派手ジジイ……」「で、和人をどこにやったんだい?早く言わないと首を切り落とすけどいいかい?」「や、奴がどこに行ったかは我らにも分からん!」「なんだい そのふざけた答えは。ホントに首を切り落とされたいのかい。」「ほ、ほんとに知らんのだ!奴を追放した際に使用した魔道具はこの国に存在する全てのダンジョンの内のどれかに転移させるという効果なのだ。だから、奴がどこに行ったか我らは本当に知らないのだ!!」
「なるほど。じゃあ僕らは和人を探しに行くことにするよ。いいよね?黒川さん、委員長。」
「アタシは賛成!!」「私もです。」
「というわけで王様、僕らは和人を探しに行くことにするから。」
「でもそれでは魔王軍との戦いはどうすればいいのだ!」
「大丈夫。僕ら以外にも召喚された人はいるだろう?彼らも強いはずだ。」
「し、しかし魔王を倒すのは勇者の力でないと!」
「大丈夫。和人探しが終わったら魔王を討伐しに行くから。」
「しかし!」
「うるさい!こっちは早く和人を探しに行きたいんだよ!いい加減にしないと首を切り落とすぞ!」
夏海の一声で国の人物が黙ったのでようやく勇人、夏海、春菜は和人探しに出発できた。
「ありがとうね、黒川さん。おかげさまでやっと和人を探しに行けるよ。」
「あいつらスゲーウザかったんだもん。特にあのド派手ジジイ。ホントに切り落とそうと思っちゃったよ。」
「はぁ…和人さんは無事なんでしょうか?」
「大丈夫大丈夫。愛しの和人さんはきっと無事さ。」
「ちょっ、からかわないでください!」
「ところでどうやって和人を探すの?」
「まあ、この国のダンジョンを1つずつしらみ潰しに捜索するしかないね。」
「めんどくさいなぁ。」
こうして勇者、賢者、剣聖の和人捜索の旅が始まった。




