続けて再会
勇人がナンパを終えてから一時間後、俺はようやく勇人に話しかけた。
因みに時間をおいたのは知り合いだと思われたくないからだ。
「おい、勇人。」
「へ?和人。和人じゃないか!何でここにいるんだ?」
「飛ばされたダンジョンから一番近い町がここだったんだ。そういうお前こそ何でこの町にいるんだ?」
「和人が追放されたのを知って探しにきたんだよ。和人は海産物好きだっただろ?だからこの町に居ると思ってさ。今日この町に着いたんだ。」
「でもナンパしてなかった?」
「気のせいじゃない?」
「『おじさん達、僕と一緒に遊ばない』とか言ってたくせに。」
「あっ、聞いてたの?」
「うん、おもいっきり聞こえてた。」
「あ、そうそう。委員長と黒川さんもいるよ。」
「話題を急に変えたな。てか夏海と委員長もここにいるのか!?」
「そだよ。会いにいく?」
「そりゃもちろん。」
「確かこっちにいるはずだよ。ついてきて。」
そうして俺は勇人についていった。
「ほら、あそこにいるよ。」
「お、ほんとだ。」
確かにあの後ろ姿は夏海と委員長だ。
「おーい、2人ともー。」
「ちょっと話しかけないで。知り合いだと思われるじゃない。」
「そうですよ。せっかく他人のふりしてるんですからもうしばらくどっか行っててください。」
「酷いな2人とも。」
「自分のしたことを考えたら?」
「そうですよ。」
「そんなことよりビッグニュースだよ。和人を見つけたんだ!」
「「へー……………………
え?」」
「い、今何て!?」
「いやだから和人を見つけたんだ。ほら。」
「よ。久しぶり。」
「「か……」」
「か?」
「和人~!」
「和人さ~ん!」
俺は2人に抱きつかれた。
「ちょ、ちょっと2人とも…。」
「和人!和人!」
「和人さん!和人さん!」
「僕も抱きついたほうがいいかな?」
「それは止めろ。」
一時間ほど抱きつかれた後、ようやく離してくれた。
「和人は何でここに?」
「今まで何してたんですか?」
「そんないきなり聞かないでよ。順番に話すから。」
「じゃあ今まで何してたの?」
「ああ、それは………」
「おーい、旦那様ー!」
ルルがこっちに来た。
「「………………は?」」
……何だろう、今すぐこの場から逃げないといけないような気がしてきた。。




