ドラゴンの子供
「う~ん。今日もいい天気だなぁ。」
俺は日課の散歩をしていた。まあ日課といっても今日から始めたことだけど。
「今日はあの一番高い山までいってみるか。」
そう言って俺は麓まで歩いていき頂上までは空を飛んでいった。
「頂上はもっと景色がいいな~。そうだ、ここって何かあるかな?」
俺は頂上に来たついでにその辺を探索することにした。すると俺の体と同じくらいの大きさの卵があった。
「でっかい卵だな。なんの卵だろ?ティアなら知ってるかな?」
俺はその卵を持ち帰ろうとするとバカみたいにデカいドラゴンが現れて、いきなりは◯いこうせんみたいなわざを撃ってきた。
「このトカゲ野郎!いきなりなにしやがる!」
そう言って俺はドラゴンにライ◯ーキックをかました。それをくらったドラゴンは麓までぶっとばされそのまま動かなくなった。
「いやー、まさかドラゴンも一撃でやっつけるなんて。俺ってもう人じゃなくなってる気がするな。一応これも持ってくとするか。」
そして俺は卵とドラゴンをダンジョンに持ち帰った。
「キャァァァァァァァァァァァ!!!!!!」
ダンジョンに帰るとまずクルルに会った。クルルは俺を見て笑顔を浮かべたが、俺が引きずってるドラゴンを見た途端、悲鳴をあげた。
「何ようるさいわね。あら、ドラゴンじゃない。しかも古竜の。それにその卵も古竜の卵じゃないの。いったいどうしたのそれ。」
「いや、近くの一番高い山の頂上に行ったらこの卵があったんだ。ドラゴンもそこで倒してきた。というかこの卵、古竜の卵なんだよな。ということは……」
「そのドラゴンが親ね。きっと。」
や、やっぱりそうか。どうしよう。卵を盗もうとしてそれを阻止しにきた親を殺して結局卵を盗んできた……… 完全に俺が悪いじゃん!俺、強盗になっちゃった!?おまけに殺人……いや殺竜までしちまった!
「大丈夫よ。そのドラゴンって確か自分の享楽のためにたくさんの村や町を壊滅させてきたらしいし。」
「何だ。だったら別に気にすることないや。」
「それにしてもカズト。よくやったわ。ドラゴン肉はめっちゃ美味いのよ。そのなかでも古竜はA5ランクの松阪牛並みに美味しいのよ。こんだけ肉あるし、今日はすき焼きにしましょ!!」
マジか!?すき焼きだなんて一年ぶりだ!!
「あ、あの~。すき焼きとはいったいなんなのですか?」
「ああ、すき焼き知らないのね。あとで作り方を教えてあげるわ。」
すき焼きすき焼き♪
ピクッ………
「ん?」
「どしたの?」
「いや、何かこの卵が動いた気がして…」
「どれどれ…… あらこの卵、もうすぐ孵るじゃない!」
「嘘!マジで!?」
「ええ、マジよ。鑑定だとあと三時間くらいで孵るらしいわよ。」
そして三時間後……
ピキッ……ピキピキッ
「お、おい!ひびが入ったぞ!」
「もうすぐね。」
ピキッ…ピキピキピキッ!!
「ギャオー!」
「「「おおー!産まれたーー!」」」
なんだろうこの感じ。まるでポ◯モンでタマゴ孵化しているときに色違いか6Vのやつが産まれたときの感動に似ているような……
「そんなのと一緒にしないの。それよりも名前つけましょうよ。あ、ライムやラビのときみたいな安直なのはやめたげてよ。」
「大丈夫。もう名前なら決めてる。」
「どんなの?」
「アギト だ。」
「アギト?なんで?」
「いや、さっきまで仮面◯イダーア◯ト見てたから。それに◯ギトってドラゴンだしちょうどいいかなって。」
「アギ◯ってドラゴンだったのね。初めて知ったわ。」
「というわけでお前の名前は今日からアギトだ!」
こうしてアギトが新しい俺達の家族になった。
因みにドラゴン肉のすき焼きはめちゃくちゃ美味しかったがアギトがものすごい勢いで食べてるのを見るとなんだか複雑な気持ちになった。




