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2-7 移動住宅、深まる謎

よろしくお願いします

エコル島の移動住宅の中。

ハナは言う。

「じゃあ鉄板もあるし、夕食は新レシピにしようかな。」


僕はハナの指示でキャベツをひたすら刻んでいる。夕食の材料も揃い。一度に全員分は焼けないとのことで食事のグループと風呂のグループに分かれる。


風呂に入る前に、誰と入るか、順番は、と小さい話し合いがあり、結局のところ男女別になった。女の子たちは先に食事をし、

僕は、ドワーフのアントン君、グースの3人で風呂へ行った。


他愛のない話をしていたが、すこし気になったので聞いてみた。何故アントン君は彫金師の修行へいくことになったのか?


「い、家には父と母がいるんだな、そ、それと弟が2人だから父と母は、ずず、ずーっと、働いてるんだな。く、口減る。ふ父母、楽。そ、それに彫金師や醸造師のし、仕事は、デスゾーンには無いんだな。」


ちなみにそんなアントン君は16歳、ゾヤさん15歳、なぜ今まで10歳だと思ってたんだ僕。ハナさんの世界だと大人になるのは20歳だという。僕がゲン爺から聞いたのでは、貴族は15歳になると、家長から剣だったり、杖、法衣を受け、大人の仲間入りらしい。

二人とも、既に大人かあ、と考え、なるほどと頷いた。


そして話はグースに移る。グースはどうするんだっけ?と話を振ると、何度も言っただろと、言わんばかりに面倒そうに口を開く。


「変わってない、15歳になれば、魔王討伐に行く。出来れば勇者の供として。」


「そっか、じゃあそれまでに腕を磨かないとだな。あー、あともっと他人と会話できるようにしとかないと!」


と言ってグースを見やる。またかよ、と声にせず言った。


(なんとも両極な二人だなとエイトは思った。片や家族のため、片や夢のため。


一方にはもっと大きな夢を描き、高い目標は自分自身を引き上げてくれると説き、一方には足元を見て具体的な小目標を着実にクリアする堅実さを説く、のがいいのかなあと考えてはみたものの、僕には関係ないな。と、まとめ、相槌をして話を終えた。)


その後、ハナの作った新レシピ、ヒトシマフーお好み焼きを3人で食べた。


(以前に作ったお好み焼きは、生地の中に具材をぐちゃぐちゃに混ぜた感じだったが、今回のものは卵、麺、豚肉、キャベツ、生地と層になっている。悪くない。あんなにキャベツを刻んだ甲斐があった。しかしこの黒いソース何で出来てるのかさえ分からない。しかし随分と味も変わっている、香辛料が増えてるからだろうか・・・。わからない。鑑定すると余計にわからないものが多すぎる、ああーヒトシマフーじゃなくて広島風なのか。薄力粉、もやし、天かす、鰹節粉、青のり、もはや何が何やら、鑑定はしないほうがいいな。また全部調べてしまう、それでいつもネット検索の中で迷子だ。)


(その間、女の子たちはお風呂だったので、静けさのある食卓が新鮮で、僕にとっては好ましかった。)


・・・

・・・

・・・。


そして怒涛のパジャマタイムがやってきた。


牛のエイト、

猫のグース、

羊のアントン、

赤虎のハナ、

恐竜のテレスト、

ユニコーンのダフネ、

ユニコーンのエルサ、

ユニコーンのニエベス、

ユニコーンのドーリス、

ユニコーンのゾヤ、

ユニコーンのタチアナ、


パジャマは動物に模したかわいい寝衣であった。


結論から言うと、ユニコーン多過ぎ!しかもこのユニコーンすべて色違いで、なんと言えばいいのか、、、そう虹色派手派手だった。


みんなキャッハハキャハハ、カワイイイ、ウワアア、スッゴーイ、そして盛り上がりながら、風呂、リビング、キッチンと練り歩く。


「かわいいー」


と男の子が囃し立てると、ハナを中心に円陣を組みだした。なんだろなんだろ、と思っていると・・・。

女の子、全員が股間に尻尾を挟んでる・・・。まるで男の象徴のように・・・。


「「「下ネタかよ!!!」」」


何故かハイテンションなハナが、、、


「ヒアウイゴ!ヨーヨーヨー チェケラ!


レインボウ団、アマゾネス♪、でっかくかけたい夢があるー♪


グースーなんて、食いしん坊でけちん坊ー♪


エイトちゃんは、甘えん坊な赤ん坊ー♪


男はみんな、あめんぼうな単細胞ー♪、イエァ!!


マッドメーン!!シッ!!」


なんか、こっち睨みながら、親指で首かっ切りながら下がっていく。


(壊れてる・・・。たまに出る発作。やばいやばいやばい。


うん放置だ、放置。)




「それでは、みなさん緊急会議を始めます。今日は皆さんにハナさんが飲み物とお菓子を用意してくれました。飲み物がココアとお菓子はケーキだっけ、シフォンケーキです。」


「それで今日の議題は、最果て村のこととよろず共和国のことです。」


みんな口々に村での感想や思ったことなどを話し、エイトがまとめる。


「みんな言ってたけど、臭いの話と、水は飲むなと言われた話はね。同じことなんだけど、排泄物を隔離していないと、雨で土に染み込み井戸に流れる。それで水が飲めないからずっとエールで水分補給してるらしい。


夢壊して悪いけど人の多い領主館のあるとこや、王都はもっとひどいから覚悟しないといけないね。」


うんうんとみな頷いた。みんなには今後も僕かハナが渡す飲み物しか口にしないことを徹底した。


「肉の件はね、一般的には鳥、牛、飛べない鳥、豚の順で価値が変わるみたい。鳥が価値が高いのはカーママー教の教えらしい。それで、大抵のところは餌が不足してて、冬近くなると仕方なく豚や鳥を塩漬けや燻製にして、余ったのをソーセージにするらしいよ。」


ソーセージ美味しかったのにと口々に言ってたが、やむなく禁止にした。なんせ村長が場所によっては。古くなった肉でソーセージを作り、その臭いを消すために香辛料を使うところが多いと教えてくれた。そうなると信用できない所で食べれないよね。なるべく鳥や牛を食え!お金けちって病気になるよりはいい。


「エールと黒パンはね、基本、村の人は自給自足なのよ、だからお金を使わない。エールは水の代わりだから、みんな作るし、大麦の粒粒が入ったままで粥として1食済ますことも多いらしい。

それに3日に1回焼く黒パン、なるべく日持ちがするように固く焼くらしい。黒パンはライ麦から白パンは小麦から出来る、ライ麦は1粒植えると40粒出来て、小麦は1粒植えると5粒しか出来ないらしいんだ。なのでオリビアさんが食べさせてくれた白パンはとても貴重なんだ。」


もっと味わって食べれば良かった、と口々に言っているが仕方ない。知らないことが多すぎる。


いろいろいろいろ~♪

いろいろいろいろ~♪


わからないことがある~♪


しかたないしかたない~♪


考えても~♪答えなんか出ない~♪


だって知らないのだもの~♪


今日は脳内で唄っておこう、時折ハミングを乗せて。




「まま、僕たちは知らないことだらけだからね、すみません遠い他国から来たものでって言えば何とかなる!あとね領主館のある街に店出そうと思うのよ。タカさんいい人だし。」


皆の目が急に集まる。なんか追い込まれてる・・・。


「ま、まあそれは着いてからの話になるんだけどね。あはは」


と曖昧な感じで、そろそろ今日は寝るかなーと言いつつ2階に逃げた。


それではみなさん、よい夢を。



ありがとうございました

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