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2-6 うちの島来る?

よろしくお願いします

朝5時。昨日、最果ての村のサンチー村長らとの挨拶も終え、一行は、荷車で街道を進みます。


将来の話に行き詰った9人と、お気楽2人は、ややすっきりしない雰囲気の中、やや怪しい雲行きの空の下、荷車を走らせます。次第に雲は濃くなり、お昼前には雨が落ちてきました。


ルークの荷車は走りながら姿形を変えていきます。雨に濡れないよう屋根がつき、窓にはクリアに澄んだガラスがはめ込まれます。


ルークの荷車は、雨が降っても快適です。


長距離を移動する中


「ハナのネット検索機能さ、あれって買いたいときに買えないよなあ。」


と愚痴を言ってると、ハナが頑張ってくれました。


似た機能のエイトの指輪はデータを送るとすぐ止まり、あれ容量かな?とハナは首を傾げる。保管庫にコピーすると止まったまま、ハナは、あ!時間止まってるからかと言って、頭を垂れる。だんだんと追い詰められた表情のハナは、これでダメなら無理かもと、言いつつ、最後の収納庫に複製を作って成功です。ただ清算はハナが月に一回請求してくれるそうです。




(そろそろ、聞いてくれオーラの9人に、僕は話しかけないといけないのでしょうか?なにやら進路について相談したいみたいなのですが自分たちからは口を開きません。)


(この道中ずっと目が合うので言ってくれればと思うのですが・・・。寝たふりもそろそろ限界です。)


「それで王都へ行ってからは、みんな、どうすることになったの?」


とエイトが軽く話しかけると、皆一斉に喋り始めました。「ぼぼ僕は、・・・」「私はニャ・・・」「あのねあのね・・・」これが堰を切ったように話始めた。という感じでしょうか。代表してハナが話してくれます。


「それがね、エイトやテレストさんといると安心できるし、いろいろ経験できることも多いしね。やっぱり自動回復とか、指切ったり火傷してもすぐ治るし、保管庫も便利で離れがたいわけなのよ。」


(ということは眷属のまま居たいってことになるけど・・・。いいことばかりじゃないのは解ってるのかなあ・・・。)


「なるほどね!じゃあ眷属のままになるけど、、、あと、それだと万共和国の国民で、配下になるけど、それでもいいの?」


(みんな口々にいいわよね、いいよいいよとか、問題ないわよね。と言ってるけど。だいじょうぶかな・・・。)


「デメリットとしては、えーっと、今は、、、僕の能力を、他人には言えないこと。これが誓約になってて、、、ん-っと。


あー、あと魔法の訓練してるときとかに、ここに並んでとか、石を拾ってとか言うと、みんなきびきび行動してたでしょ?


あんな感じで僕の命令は絶対、みたいなのが、眷属ってことなのかな?と僕も考えてたりしてたんだよね。申し訳なく思ってたんだけど、僕としてもはっきりわかってないこともあるし、王都で解除するし、まあ、いいかな、と思って黙ってたんだけど。」


みなさんはなんか口々に、そんな大したことじゃないよね。大丈夫よ、だいじょぶ。と言いつつ話をまとめ。


「「「全然問題ないです。」」」


と結論付けた。(んー深く考えてない所が心配だ。)


「まあ辞めたくなったら早めに言うんだよ。」


とエイトは言って、眷属の継続という結果になった。




と言うことになると、やはり、


「じゃあ夜には僕の国に行ってみようか、そこで泊まると面倒も無いし。」





「「「「「えっ!・・・・・ええええええ!」」」」」


***



(そして道中、いろいろ質問をされ、そんなこと決めてないよ。と、今後決めればいいやと思いつつも、気になったこと、法、国旗、国花、国歌、制服軍服、主要産業、組織図、報酬給与、待遇etc.)


そして、夜


「この穴に気を付けて入ってね。」


ああ。


「こっちこっち。」


いっ。


「足元、気を付けて。」


うっ。


「どうここ暖かいでしょ?」


ええ。


「この島はね。エコル島と言います。」


そして、少し歩き、平らになった開けた場所に、保管庫から移動住宅を取り出します。


「これは移動住宅です。テレストは気を失ったときに使ったよね。城はまだよ。島全部を見回ってないので、城とかどこに建てるかも決めてないのよね。」


おーおー!!


(みなさん、心ここに在らず。って感じね。いつもやってることして落ち着いてもらうかな。)


「暗くなるまで狩りでもしよう。すでにレッド達始めてるから、横殴りだけど。見たことも無い敵もいるから楽しいよ。」


そしていつの間にか、みんな夢中になるほど狩りしてた。




「どう?ダフネ、ニエベス、エルサは、ここ気に入ってくれた?」


3人で顔を見合わせ。


「花がいっぱいできれいで暖かいのもいいにゃ。」

「潮の香りがするから好きなンダニャ。」

「でっかい木の実、果物、魚食べるンダニャ。」


「そかそか、楽しんでもらえてよかった。」




目に夕日が映る。


「そろそろ終わろうか?」


そして、玄関に一歩入る。


「先ずは2階で自分のベッド確保しといて。荷物もベッドのとこ置けばいいし、、、あー、あとね、今夜みんなにパジャマを用意してるんだ。楽しみにしといてね。フフ。」




聞きなれない言葉に、目の前にいたタチアナはいう


「パジャマ、何?」


「寝るときに着る服だから、お風呂上りに着ようね。」


なぜかタチアナが僕の顔をじっとじーっと見てる。そしていう。


「エイトはエルフの長と一緒、いろんなこと、知ってる、変。」


(変か、僕も変だと思ってるけどさ、原因は2つかな。1つ目は格上げしすぎた。人間の中でも、貴族で隊長のユーリ・ランドルフさんだったかな。あの人でも38格だった。ゲン爺が50とか言ってたかな、見たことはないけど。人間が人生で50格上げるとすると。


職業7つがすべて99格でも、14回の人生だ。それに加えてパペットマスターは100を超えている。


きっとハナの言っていた攻撃力、防御力や、それを構成する筋力、器用さ、持久力、敏捷さ、知力、精神力、運、この指輪にあった基礎値のすべてが底上げされているんだ。


だから1か月かけていたような本が、30分とかで読めて記憶に残っている。だいじょうぶかな、すこし心配だ。いつかパンッと言って頭がはじけないか・・・。)




「タチアナさん、僕さ、たまに指輪を見てるでしょ?この中にいろんな本があって歴史書もある、偉人伝もある、辞書や百科事典もあるんだよ。そういうのすんごい勉強してるから。かな。」


「タチアナも、貸して。」


(なにこのうるうるした小動物。おにいちゃんがなんでも買ってあげるーって!)


「あう、これって他人には見えないんだよね・・・。でもさ学校に行ったら図書館があって、きっと、もっといっぱい本あるよ。」


「そ。」


(これか!これがツンデレという嬉しいのに素っ気ない返事。しかし僕は見逃さない。足がバレリーナのルルべ立ち、からのス・スー。)


(タチアナ結局喜んでいるのか、難しすぎるぞ。人間関係初心者のエイト君にはハイレベルが過ぎるぞ。)


「だいじょぶよ、タチアナさん。一所懸命頑張れば、エイトなんてすぐ追い越せるわ。」


(ああーこれはダメだ。合理主義の中の効率主義です!って看板出してるタチアナさんに、熱情、理想論持って挑んでも負ける。いや鼻であしらわれる。


そだなタチアナさんには、数字とか理論武装しないと勝てない。いくらハナの感覚や経験?、熱意に迸るパッションそれに加えて大きな身振り手振り・・・・笑い。)


「やる気、元気、なんとかー!ですわ。」


(ハナが僕を見て言いなさいよって顔してる。ハナを小馬鹿にして笑ってたのがばれたのかと思ったぞ。アブナイアブナイ。)


「さんしょの木だ。」


「そうですわ!やる気元気、さんしょの木ーですわ。」


ハナが何かに気づいた!


「エイト!!さんしょの木ではない!今、馬鹿にしたでしょ!!」


(やばい。。押し切るか!)


「何言ってるんだ、解らないときはいつもさんしょの木だぞ!!やる気元気さんしょの木、驚き桃の木さんしょの木、飛ばぬなら飛ばせてみようさんしょの木、柿食えば鐘が鳴るなりさんしょの木、桃栗三年さんしょの木、痩せがえる負けるな一茶さんしょの木、わかったか!ぜぇーぜぇーぜぇーぜぇー。」






ありがとうございました

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