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1話

更新めっちゃゆっくりで文章稚拙です。

 

「ふあぁ〜入学試験怠いな〜」


 俺の名前はリンク・ノイズ、16歳だ。少し背が低めだかガタイは良い方だと思う。顔はイケメンかな(自称)

 そして魔力はあるのに魔法が使えない落ちこぼれだ。昔から周りに無能だの役立たずだの蔑まれて、仲間外れにされたりしたがいくら努力をしても魔法が使えない。

 う〜ん、小さい頃は魔法が使えた気がするんだけどな‥‥‥両親も幼馴染も夢と間違えてるんじゃないかと言っているがやっぱ気のせいかな。今は使えるのは身体強化ぐらいだ。しかし身体強化を使ったら魔力が蓄積されている魔蔵という場所に痛みが走り体調がしばらく悪くなる。

 これは俺の魔力の性質上しょうがないのだが本当に無能だな‥‥‥

 5年くらい前に幼馴染と模擬戦をしていたら、たまたま自分の魔力の性質に気づけたおかげで戦闘はそこそこ強くなったのだがあくまでそこそこだ。やはり魔法が使えるのと使えないのとじゃ全然違う。


 そんな無能の俺だが、幼馴染に誘われてアルカディア王国のエリート校「アルカナム魔法学園」に受験する事になった。

 今日はその学園の入学試験の日だ。この学園を卒業した者は皆、王国の騎士団や上位の冒険者になったりなど安定した将来が約束されている。

 俺は別に適当に冒険者になって適当に生きていければ良いんだけどなぁ‥‥‥それか誰かに養われるかだな!という事で俺を養ってくれる方、いつでもウェルカムですよ!と下らない事を考えながら歩いていると前方から女の子が走って来た。


「おはようリンくん!今日はいよいよ学園の入学試験だね、リンくんなら合格できると思うけど頑張ってね!」


 今話しかけて来た女の子が俺の幼馴染、アリス・ヴォルグだ。髪は肩ぐらいまで伸びていて、色はミルクティーベージュ。

 歳は俺の1個上でアルカナム魔法学園に通っている。学園でも上位の実力者だ。基本は雷属性の魔法を使っている。 


「おはようアリス、無能の俺が合格できるとは思えないけどやれるだけやってみるよ」


「リン君は無能なんかじゃないよ!すっっっごく強くて、優しい私の自慢の幼馴染なんだからね!周りがリン君の事をわかってないだけよ。だから自信を持って?」


 アリスは優しいからこんな事を言ってくれるけど、今の時代で魔法が使えないなんて本当に無能なんだよな〜


「ははっ、俺の事を無能扱いしないのは俺達の両親かアリスぐらいだよ。いつもありがとう、アリスのおかげで多少は自信がついてきたよ」


「事実を言っただけなんだからお礼なんていいのに‥‥まあ、自信がついてきたのは良い事なんだけどさ‥‥そういえばリン君は試験の対策とかしてきたの?」 


 受験では実技と筆記がある。筆記はアリスがつきっきりで教えてくれたから自信はあるが、実技は全くない!ヤバいな〜ははッ!笑ってる場合じゃあないな!


「おう、とりあえず筆記試験は多分大丈夫かな。問題は実技だけど、実技の試験内容は確か学園側が呼んである人との模擬戦だったよな?」 


「そうだよ〜模擬戦の勝敗が基本的に評価されるかな〜まあ、それだけで合否は決定しないからね!基本強い人が来るから勝てる人なんてそうそういないし。戦いの立ち回りや、どれだけ多くの種類・強力な魔法が使えるか、それと使える魔法をどれだけ使いこなせてるかも大事かな」


 めっちゃ魔法大事じゃん。これってもしかして詰んだ?


「俺は魔法が使えないからな〜できれば身体強化だけで勝てるような弱い人と戦いたいもんだ」 


「ふふっ、流石にそんな都合の良い事は無いよ〜逆にめちゃくちゃ強い人が来るんじゃない?私の時はシルバーランクの冒険者だったけどね」


 冒険者は下からホワイト.ブロンズ.シルバー.ゴールド.プラチナランクで区分されている。ホワイトがなりたて、ブロンズが初心者に毛が生えた程度、シルバーが中位、ゴールドが上位、プラチナが王国に1人いるかいないかってレベルだ。噂じゃその一個上もあるらしいが‥‥‥アリスは去年の試験の時に、唯一シルバーランクの冒険者を倒している。そしてギルドからのお誘いもあり、ゴールドランクの資格を持っている。ちなみに俺はシルバーランクで、魔法が使えない無能だからこれ以上はランクを上げれませんと言われた。う〜ん、理不尽だね!


「冒険者か〜強そうな人が多そうだ。できれば知り合いか素敵な女性がいいな」


「しばかれたいの???」


 急に物騒なことを言ってきたな!情緒不安定なの!?


「えっ、何で!?」


「もう!とにかく女の人が来てもデレデレしないこと!良い!?」


 何で急に怒ってんだ!?女ってのは難しいな‥‥‥


「おっ、おう!」


 と、アリスと試験の内容について語りながら歩いていたらいつの間にか学園の近くについたようだ。

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