その 6. 母もうつ?
両親に私の病状を伝えてもらい治療をしている時、ふっと母も私と同じ病気ではないかと思った。息子を連れて嫁ぎ先から帰った頃、母が夕方になると無性に寂しい誰かがいてくれないと不安になる。時々、歩道を歩いていて今飛び出せば車に撥ねられて死ねるんじゃないか…そう言っていたことを思い出した。
何より、綺麗好きだった母が家の掃除・片付けを全く出来なくなっていたこと。田舎から兄の家族が来ると「いつも奇麗にしてあるね」と兄嫁が言っていた、症状が軽い頃は、兄達が来る日にあわせて掃除や片付けをしていたが、段々それも出来なくなり10年前には「昔は奇麗好きだったのにね」に変わって行った…など私の症状と似通った所がある。
治療時に医師に話すと診察してくれると言われたので、母を連れて受診に行くと受付で生活保護世帯(実家は生活保護受給)は担当のケースワーカーの了承がないと受診が出来ませんと言われた。
携帯電話で区の福祉センターにある生活課に電話で申請したが、当日の受診は出来ないと…結局その日は受診が出来ず、帰りの車中で情けないと母が泣く。
日を改めて、受診できた日医師から「この間は、せっかく来てくれたのに悪かったね。受付には注意しておいたから」と言われた。
受診後、私が中程度の気分障害(うつ病)で母は重度の気分障害だと診断された。2世代うつ決定!!よりにもよって親子で同じ病気なんだなんて。
母とは、性格も考えかも全然違うのに?そのことで、10代散々母には言葉の暴力で打ちのめされたのに。
母と通院することになったがこれも私とってはストレスになる、しかし町内で私が受診したヘボ医には任せられない。。。あぁ〜、実家が近くにあるのも考え物。
私にとって、母と(両親ともに)一緒にいる時間は苦痛!会社で勤務をする以上のストレス。1時間近く掛かって通院する車中でも極力話をしたくない。車中で父へ対する愚痴を言う、他に話す人がいないからと判っていても私には耐えられない「そんなに言うなら離婚すれば?」と言えば車椅子の父がかわいそうだと、もう好きにしてくれとしか言いようがない。