その 4. 睡眠障害
1988年(昭和63年)に離婚し、息子と2人で暮らすようになって「熟睡」したことが皆無に等しい。
眠っていても雨風の音が全て聞こえる、その割りに弱震の時には「逃げても死ぬ時は死ぬよ」と起き上がって非難しようとは思わない(生きることに対して執着心がない)。
さて、医師の説明によると気分障害(うつ病)とは脳がガス欠状態なのだそうだ。睡眠不足が気分障害(うつ病)になるなんて思いもしなかった、医師との話で私の脳は睡眠時でもリラックスしてないらしい。自分では多少神経質なだけで、脳が休んでないなんて想像もしていなかった。
熟睡・睡眠中脳がリラックスするってどんな状態なんだろう?
既婚中も元旦那が飲食業で深夜に帰ってくる、どんなに眠くても夜食から就寝まで起きていないと機嫌が悪くなる。些細なことでのケンカはしたくないので一緒に暮らした3年半は「忍耐」の日々。
シングルになってからは、早朝(3〜4時)には起き、掃除・洗濯をすませ、息子と私の弁当を作り朝食を済ませ出勤する生活が続いていた。
元々寝つきが悪く明け方になってやっと、眠れる日も多かったがパソコンを購入しインターネットを覚えると、寝付けないからパソコンで深夜にスレッドを立てたり、ネットオークションに付きっ切りで落札したり(脳は興奮状態になる)更に眠ることが出来ない悪循環をしていたなんて…。
それでも、勤務中に居眠りすることもなく(当たり前か)就寝中に相変わらず物音は聞こえてくる。それが「睡眠障害」だとは思いもせずに、多少神経質な所があるが普通だと思っていたが、兄に言わせると「神経質が服を着て歩いている」って言われた(そんな奴いるか?)。
しかし、よく考えると早朝に掃除をして…を20年近く続ける行動(近所迷惑だとも思いもせず)、十分神経質だと今なら判る。
医師には、とにかく眠ることが1番大切だと薬を出された。睡眠中に物音が聞こえないくらい熟睡したのは10数年振りのことでした。