その 1. うつは忘れた頃にやってくる
現代病ともいえる「うつ(気分障害)病」に自分自信だけか、家族がなったらどうしますか?
うつ病は誰でもなる可能性がある病気ですが、まだ偏見を持って見られます。
息子の治療は始まったばかり、これからどうなって行く事か…暖かく見守って下さい。
ある日、息子が「母さんが通っている心療内科に行きたい」と言い出した。
就職して1週間目にめまいが始まり、内科では問診のみでメニエルといわれ薬を処方されたが症状は一向に改善されない。
私自身(うつ:気分障害)の経験から、耳鼻科でメニエル検査をした結果やはりメニエルではないとの診断。
息子が心療内科に行きたいと言い出したのは、耳鼻科での診断から2週間後の事だった。
大学在学中に何度も一緒に行ってみないと?誘ってはいたが、この病気は本人が納得しないと病院に行こうとしない。まして、20代の息子「首に縄をつけてでも」なんて体力的にも無理。やっと、その気になったか(ふふっと、心の中でガッツポーズ)。
診察室で医師とのやり取りから、発症は3・4年前(大学時代)の頃だと…確かに、大学の1・2年生の頃講義に出てない(4年で卒業出来るかこっちはヒヤヒヤしたものである)。
講義に出ず図書室いたと本人は言うが、医師に言わせると「登校拒否と同じだよ」大学には行っていたが講義に出たくない、これは登校拒否だったのかと今頃気がつく息子。
診療が終わり買い物をしていると、会社(しかも社長じきじき)から午後からでも出社するように電話があった。本人は診断結果に今まで踏みとどまっていた何かが壊れたのか「行きたくない」と言う、気分障害の経験者には痛いほど良く判る反応。
それまで私は息子の体調不良で休む際も本人に連絡をさせていたが、今息子に「行けません」と電話させるのは無理と判断してその日は休ませてもらうことにした。
翌日は鬱に輪がかかり、気分障害経験者には背後霊のように鬱のオーラが見えます見えます。息子が「出来るならもう行きたくない・辞める」お〜来たぞ!鬱のビックウエーブ、とりあえず会社に病状を伝え1週間休みをもらうことした。