料理は……化学だぁ!!
純和食中心にした食生活ですが、時にはそうじゃないものを食べたい。今の季節もう鍋でも大丈夫ですけど、それじゃ芸がないし、寛解期に入った後なら、たまーに以前の食事をするのもアリなんですが、ちょっとでもぶり返したらたぶん、いや相当凹む。だったら、禁忌食材を外して作ればいいじゃん。ってなわけで、実験スタート!
実は、たすくはこういう除去メニューを考えるのが大好き。ダイエット中(アラフォーの時、28㎏ダイエットとしましたぁ……自慢かっ)高カロリーな食材を使わずにスイーツ作ることにはまりました。チーズを使わないチーズケーキに、チョコを使わないチョコケーキ。脱お菓子をしたので、もう作りませんが。
それより今はおかずだ。まずは中華料理。
料理は出汁が決め手。私は粉末の鶏ガラスープを使います。練りタイプのものの方が中華料理としては一般ですが、アレって、かなりラードとか入ってますよね。
比較的簡単にできるのは炒飯。油の要らないフライパンで卵にくぐらせたごはんを炒めてガラスープとにらを入れてから香りづけにごま油としょうゆを一たらしでシンプルなニラ炒飯完成。はちみつ醤油で煮たムネミンチを入れた焼鶏炒飯もおすすめです。それに、鶏ガラスープと塩で残り野菜を煮たスープを足せば、それはもう、立派な中華料理です。(違う?)
あと、酢豚ならぬ酢鶏。でも、ここでネックになるのがとろみ。片栗粉ってジャガイモからできてる立派な禁忌食材。なら無理じゃんと思ったそこのあなた、あるんですよ抜け道が。コーンスターチかわらび餅粉を使えばOK。コーンスターチは字面の通りトウモロコシで作られていますし、わらび餅粉は現在サツマイモで作られていて、どちらもナス科ではありませーん。
まず、しょうゆお酢、はちみつニンニクわらび餅粉で作った合わせ調味料にムネ肉をしばらく漬け、普通は油通しですが、たすくはレンチンします。これで火が通りますし、肉のうまみも逃げません。
後はお野菜(ピーマンはNGですよ)を炒めてそこにムネ肉を合わせ調味料ごと入れてしばらく煮るだけ。
でもね、実は本ではお酢は禁忌食材なんです。酸だからなのでしょうか。あれっちょっと待って? お酢って確かに酸だけど体の中でアルカリ性になるんじゃなかったつけ……ということで調べてみたら、やっぱり体の中でアルカリ性として作用するとのこと。しかも体内のステロイドを活性化だと! 真逆じゃん。と言うことで、むせるほど使わなきゃいいかなと。
後で調べると、理屈じゃなくなんか作用するみたいです。ただ、レモンやリンゴ酢などは大丈夫みたいなので、穀物由来が原因なのかも。ナス科の食材といい、見つけたの偉いと思いながら、なんか理由付けが欲しいなと思う理屈屋のたすく。
あとは、日本の国民食ラーメンですね。ラーメンの麺は中力粉。パン・ピザなどに使う強力粉よりもグルテンが少ないので、食べる量を控えれば大丈夫。私は乾麺で50gにしています。市販の中華乾麺もありますが、同じならGI値が低い方がいい。なので、スパゲッティを使います。因みにGI値と言うのは炭水化物の吸収されやすさを表しています。いや、そもそもスパゲッティって食感違うし! と思ったあなた。これにも裏技アリなんです。
方法はいたって簡単。スパゲッティを茹でるときに重曹(もちろん食用のヤツね)を一つまみ入れて、その商品の袋に表示されている茹で時間に2分足して茹でるだけ。たったこれだけでスパゲッティは中華麺に化けます。
あとは、白菜きくらげ玉ねぎなどをごま油でさっと炒めて塩とガラスープで煮たスープに浮かべれば、鶏塩タンメンの完成です。でもこれじゃ、さすがに量が少ないと思ったでしょ。もう一つ裏技あります。
それはコンニャク麺を足すこと、これだけです。今はね、豆乳を練り込んだ食感ラーメンなコンニャクが結構お値打ちで売ってるんですよ。スープ付きのもありますが、ラーメンのスープは総じて油ギッシュだし、麺オンリーの方が絶対に安いし。
ただ、ならコンニャク麺だけで食べればいいと思ったあなた、それは止めましょう。これは糖質制限で、糖質排除ではありません。他の食事も糖質を控えているんですから、必要量を割ってしまうことになるので、半分量くらいは入れましょう。
てなわけで、お気楽たすくは料理を日々化学し、この状況を寧ろ楽しんでおります。このポジティブシンキング大事だと思いますよ。「病は気から」です。
アレから、穀物酢や米酢がダメな理由がわかりました。それはお酢になる前はお酒だったから。アルコールがNGなのは最初から分かっていましたが、お酒がお酢になっても影響力は残っているんですね。