人には人の……
乾癬は腸の動きが悪いことも発症の原因だと言われています。なら、腸内フローラを活性化させればもっと早く良くなるのではないか、そう考えて思いついたのはあの有名な整腸剤。早速ググってみたら、飲んでいる方がたくさんおられて、ガッツポーズ。中には、『飲まないよりは絶対にいいけど、元々乾癬の薬ではないし、効果は期待しないで』という書き込みもありますが、完治しないけど、楽になったよという報告多数。これは始めなきゃいけません。
実はたすく、低出生体重児なんです。体重こそ2500gを少し割ったぐらいの低出生体重児枠に入れてもいいのかぐらいな出生体重ではありますが、問題は私が予定日に生まれているということ。これって、母体から十分に栄養を吸収できないで生まれてきたことの証明ですよね。
実際、生まれてからしばらくはミルクを飲んでは吐きを繰り返していましたので、腸は相当未発達だったんじゃないでしょうか。心配した母が、自分も子供のころからかかっているおじいちゃん先生に相談し、大根の葉っぱを茹でた汁でミルクをとくという、びっくりな方法で吐き癖止めてくれました。そのうち消化器官が育ってきて普通の粉ミルクに戻したそうです。
件の薬も、3歳ごろまで、ある事件を私が引き起こすまでは飲んでいたらしいのですが、それを機に腸のトラブルもなくなった(飲んでいたからだったかもしれないけど)ので、止めてしまったのです。
それは、たすくが両親が目を離したすきに、その薬を15錠一度に食べてしまったからです。みなさん、子供のそばに薬を置くのはくれぐれもNGですよ~。親も毎食飲ませているので、つい手の届くところに置いていたみたいですが、油断も隙もないチビたすく。アレ、そのまま食べても美味しいんですよね。以後は、お腹が痛くなった時だけの使用となりました。でも、あのまま飲み続けていたとしても、ずっと発症せずにこれたかなぁ。それはホント神のみぞ知るです。
で、今回も最初はネットで買おうかなぁと思ったんですが、たすく誕生月で近所のドラッグストアから10%オフのクーポン券をもらったばかり。一割引きならネットより安いかもと思ってドラッグストアに向かうと、なんとちょうどその薬の割引セールで、二割引き。合計三割引きで4か月分の大ビン2つを買ってきました。えっ、たすくなら普段もっと大量に買うんじゃないの? と思われた方いらっしゃるかも。3割引きでも結構なお値段しますし、なにより薬を大量に買い込んでたら、夫がびっくりすると思ったんで。案の定2ビンでも
「どないしたんや、腹悪いんか」
って職場に電話かかってきましたけど。乾癬の治療用だと説明すると、
「ほしたら、次は俺の誕生月やな。俺のポイントカードで大量買いしたらええ」
と、大量買いのお許しまでいただいてしまいました。今の分がちょうど切れる頃に夫の誕生月が来るので、今度は私の誕生月の分まで買い込めば、値引きの期間が終わってても10%割でずっと飲めます。
あと、飲み忘れないように、一番小さいビンを買って仕事用の鞄に入れてあります。
徐々に顔からかぶれは退きはじめ、今、最初に発症した胸やお腹はキャンプ場で蚊に刺されたくらいになっています。寝る・座るため背中とお尻、それから鞄を持つ二の腕はまだ剥けているところもありますが、色はずいぶん浅くなりました。
それと、足の裏。薬から2週間くらいで皮膚が浮き上がり、つるんと……ホントゆで卵みたいにつるんとむけました。出てきたのはカサカサじゃない足の裏。何が起こったのかはわかりませんが、着実に寛解に近づいています。
余談ですが、今回のネタの整腸剤ですが、最初は人の排泄物から作られたそうです。とは言え、きれいな工場で、「悪い仲間と」完全に手を切って更正し、今は人の為に働いてくれている乳酸菌ちゃんですから、それを知ったって私は続けますよ、うん。
ってか、そこから薬を作り出した人、マジ偉い。