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乾癬ってなんなん?

 「乾癬かんせん」聞きなれない言葉かもしれません。日本では千人に一人と言われているアトピーに似た、でもアトピーじゃないなんか微妙な位置づけにいる病気です。


バラ疹がでて、それが白く粉を吹き始め、非常にかゆい。そして、そこを掻いたら最後、角質化してしまっている皮膚はぺろりとめくれて血が出る。最初こちらに書くにあたって画像を載せようかとも思いましたが、あまりにグロなのでやめました。もしかして、私もかもとか思われる方は「乾癬」で検索すれば絶対に画像は出てきますので、そちらをご覧ください。

 ただ、癬という字面で水虫(白癬)を想像してしまう方が多く、感染ると退かれてしまうこともあるのですが、乾癬は感染りません。


 さて、私の発症は今年3月。ブラで締め付ける辺りが真っ赤にはれ上がり、次第に胴体全部をバラ疹が覆いつくして慌てて病院へ。原因としては、夫の勤務体制がオール夜勤で、ほとんど休みなしになってしまい、それに合わせて行動すると、夕方から仕事に出かける私の睡眠時間が平均2時間半になってしまったことによる過労からだと推測されます。


 まず、亜鉛軟こうを処方され塗りましたが全く効果はなし。次第にバラ疹は角質化し、皮膚の剥がれが出てきて、尋常性乾癬と診断されました。今度はステロイドを含む軟こうをもらってきました。


耳慣れない病名に早速ググってみます。でも……

〇感染らない

〇死なない

〇……でも治らない

この文字をみつけたとき、さすがに「うわぁーつ」と思いました根治療養が未だないのです。ステロイド塗布による対処療法のみ。

 ただ、抑えることはできる、気長に付き合っていきましょうとそのサイトには書かれてありました。


 まず私がやったことは、SNSで乾癬のコミュを探すということでした。同じ病に苦しんでいる人に知恵を拝借するのが一番早いと思ったからです。実はコミュ自体あるのかなと思っていたのですが、思いのほか1200人もの参加者があり、ちょっとびっくりでした。


 そしてもっとびっくりなのがその病歴。20年30年前から発症されている方もざら。


 そこで私に一つの疑問がわいてきました。乾癬の治療にはステロイドを塗るのが一般的なのですが、このステロイドという薬は副腎皮質というホルモンで、体内で作られるものでもあるのですが、このように外用しちゃうと、身体が怠けて作ることを止めてしまうのです。

「そんな薬をずっと塗り続けていていいのか?」

 その上、喘息で吸入ステロイドを使用していたからなのか、思ったほど乾癬の薬が効きません。先生はついに飲み薬(それもたぶんステロイド製剤)を勧めてきました。ですが、その薬は腎臓のデータが良くないと使用できない薬。(……ってことは腎臓に負担かかるんちゃうん)


 このままやったら、死なへん乾癬の薬に殺されてしまうかも…… そんなんアホらしいやん。


 私が脱ステロイドを決意した瞬間でした。



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