番外編・ディルクの素朴な疑問
――騎士団長の執務室にて(ディルク視点)
俺の両親は揃って近衛騎士、しかも父上は騎士団長だ。
面と向かっては言えないが、俺は両親、特に父上を尊敬している。もっとも、騎士団長に憧れて騎士を目指す奴らはそれなりに多いのだけど。
まあ、俺もそれは誇らしくはある。騎士団長の実子だからこそのやっかみはあれど、それは俺自身が実力をもって黙らせればいいだけだ。
そもそも、親の威光といった陰口に落ち込むよりも誇らしさが勝る。この国では、血筋や立場に相応しい才覚や実力を求められるのだ……中身のない陰口など、雑音以下であろう。
生来の負けん気の強さも有って、俺は近衛騎士となる栄誉を勝ち取った。そうすることで、俺は自分の実力を証明してみせたのだ。その時の誇らしさは今でも覚えている。
――そして。
近衛となった今、俺は益々両親の偉大さを痛感する日々なのだ。
俺自身も近衛となったからこそ、陛下や王族の方達から信頼を得ることの難しさが理解できる。あの方達はご自分の言動に責任を持たねばならないからこそ、迂闊な真似をしない。
……いや、『できない』と言った方がいいかもしれないな。
お傍に控える立場になったからこそ、王家の方達のご苦労がよく判る。言葉一つ、表情一つで、貴族達は先を見据えて動くのだ。ほんの少し気を抜いただけでも、予想外の事態に発展してしまう。
そのような方達の頂点に君臨するのが陛下であり、我がイルフェナの敬愛すべき王なのだ。多くの者達が頭を垂れるには、それなりの理由がある。
そのような方から、全面的な信頼を受けているのが俺の父であり、騎士達の頂点に立つ騎士団長アルバート。母上とて、王妃様付きの騎士であり、深い信頼を向けられている。
……。
そう、騎士として尊敬していることは事実なんだ。それだけは断言できる。
……が。
ここ一年ほど――正確には、ミヅキがエルシュオン殿下の保護下になってから――、どうにも妙な感じになってきた。
はっきり言って、情けない姿を晒すようになった。
原因はミヅキである。ただし、この件に関してはミヅキは欠片も悪くない。
そういった姿を見せるのは、特定の者や身内に等しい部下達限定ではあるのだが……息子としては複雑なのだ。稀に『おい、騎士団長としての威厳はどこに行った!?』と思う奇行がある時点で、色々と察していただきたい。
そう、父は。いや、俺の両親は。
ミヅキを養女にすることを夢見ているせいか、たまに言動がおかしくなるのだ。
勿論、ミヅキにそんな姿は見せていない。二人とも長年待ち望んだ理想の娘(予定)には、『頼りがいのある、素敵な両親』と思ってもらいたいのだから!
……。
こんなことを力説された俺を、労って欲しい。そもそも、ミヅキの了承など得ていないのだから、養女になってくれるかも判らないじゃないか。
ちなみに両親曰くの『理想の娘』とやらは『賢く、強く、王家の皆様に敬意を持ち、我らの地位に縋ることなく結果を出して、イルフェナに利をもたらす者』らしい。
はっきり言って、無茶過ぎる。こんな逸材が誰にも囲われずに野放しになっているなら、それこそ囲い込みの争奪戦が起こるに違いない。
ミヅキが無事だったのは偏に、後見人たるエルシュオン殿下が守っていたからだ。そういった意味でも、殿下は『親猫』として認識されたのだが。
ただ、両親がそこまで限定する理由もおぼろげながら理解できていた。
養女であろうとも、『騎士団長の娘』。両陛下からの信頼を受ける両親の地位をかさに着るような愚か者では困るし、その立場ゆえに危険な目に遭うこともあるだろう。
言い方は悪いが、『騎士団長夫妻の弱点』のような捉え方をされる可能性が高い。そもそも、我が家はそういった危険を見越して、使用人一同も戦う術を身に付けている者ばかり。
両親が安易に養子を迎えなかったのも、これが原因だった。単純に見た目や性格だけで選んだ場合、数年後には墓の下――勿論、不幸な事件の果ての死だ――という可能性もある。
それらを考慮した結果、両親は諦めたのだろう。自分達が原因で子の命を危険に晒すなど、あの二人は望まない。
――そんな二人の前に現れたのが、異世界人であるミヅキだった。
殿下の教育もあろうが、ミヅキは全ての要素を兼ね備えていたのである。というか、それ以上だろう。
日頃から守られてはいるが、ミヅキには十分に自衛できる強さがある。交渉、言葉遊びといったものも好むし、他国の上層部との繋がりも持っている。
何より、エルシュオン殿下が大好きだ。非常に懐いているため、何も言わずとも殿下への悪意は許さず、報復上等と言わんばかりの凶暴性――褒め言葉だ、一応――も十分、イルフェナへの貢献もバッチリだった。
両親は驚愕した。そして、事実確認ができた途端、大いに盛り上がった!
『実在するのね、あんな子! しかも、女の子よ! 料理が得意で、騎士への労りも忘れないの! ……【騎士が守るのが当たり前】じゃないのよ、あの子にとっては。私達も傷つく存在だって、理解できているんだわ』
『殿下の采配があったとはいえ、我が国にとっても得難い才媛だ。カーマインを金づる扱いするとは、何と頼もしい……! 安っぽい正義感に流されることなく、結果に繋げる思考回路が素晴らしい!』
この時点で色々とおかしいことは、誰だって判るだろう。事実、ミヅキを子飼い扱いする気のなかったエルシュオン殿下は頭を抱えている。『少しは大人しくしろ』と。
ただ、騎士団長夫妻にとっては理想通りの娘なのだ。実在した以上、諦めた夢が再燃しても仕方ないのかもしれない。
と言うか、ミヅキの婚約者となっている守護役達のことを考えると、『騎士団長夫妻の養女』という立場は割と最適だった。
ミヅキの守護役達は高位貴族子息のオンパレードなので、婚姻するならば、どこか身分の釣り合いそうな家との養子縁組が必要だろう。イルフェナ以外を選んでも、騎士団長夫妻が目を光らせているなら、嫁ぎ先もおかしなことはできまい。
……が、現実的に見た場合、その可能性は限りなくゼロだと俺は思っていた。
だって、ミヅキと守護役達、今の状況が最善とか言ってるし。
あの連中、揃いも揃って『己の主』が最優先なのだ。次点というか、同列にあるのが『国』。ある意味、騎士の鑑とも言うべき優先順位である。
そこにミヅキまで交ざっているのが謎だが、エルシュオン殿下の過保護っぷりを見れば納得できてしまう。……うん、あれは懐かれても仕方ないわ。ミヅキでなくとも、飼い主や親猫の如く懐くだろう。
そもそも、ミヅキ自身が勝手に殿下の配下を名乗っている。殿下はミヅキを子飼いにしたとは言っていないから、ミヅキが殿下によく懐いた結果、あの騎士寮の騎士達の同類という扱いに落ち着いたんじゃないのか。
そんな奴らだからこそ、『他国に信頼できる同僚(=守護役)がいる』という状況は実にありがたいのだろう。特にミヅキは情報や人脈を使い倒す傾向にあるので、非常に重宝しているらしい。
利用される側からしても、協力すれば何らかの見返りが期待できるのだ……当然、話に乗る。お互いの持てるものを仲良く利用し合う関係――それがミヅキと守護役達。
それで全員が納得してしまえば、誰も現状に不満を抱かず、変えようとは思うまい。
別名、『恋愛より仕事と己を選ぶ、頭のネジが外れた人間の集い』。
彼らに常識を期待してはいけない。基準となるものが狂信じみた忠誠心なので、一般的な思考回路というか、正義感を持っている奴は絶対に付いて行けない。俺とて、騎士でなければ何かしら思うことはあったろう。
そもそも、肝心のミヅキが一番色恋沙汰から遠いので、既成事実か利害関係の一致でもない限り、婚姻に至る可能性は非常に低かった。
現実を知らない令嬢達は好き勝手に言っているが、ミヅキ達の関係は彼女達が羨むようなものではない。正しく言うなら、『戦友』とか『共犯者』なのだから。
ミヅキも正しくそれを理解しており、『女としての幸せ? それって、人生をエンジョイしまくっている今の私に必要ですか? あと、私は異世界人なので、自分第一主義でないと利用されて終わりますけど』などとのたまう日々だ。
元より、恋愛事に興味のない生き物にとっては、人生の勝者となることにしか目が行かないのだろう。そもそも、乙女らしい反応など見たことがない。
……少しでも年頃の乙女らしき要素があるなら、エルシュオン殿下が日々、頭を抱えることはないだろう。この点に関しては、実にお気の毒である。
だが、俺は父上に一度、問い掛けなければならないと思っていた。
『ミヅキを養女にしたい』と言っても、すでに保護者がいるのではないか? と。
……そして。
ある時、ついに問い掛けたのだ。その返事は――
『何を言っているんだ、ディルク。殿下は【親猫】だろう?』
だった。
……何を言ってるんだ、と思った俺は悪くない。真面目な顔して、騎士団長が何を訳の判らないことを言ってやがる。
訝しげな顔になった俺の反応に、父上は理解できていないと悟ったのか、更に言葉を続けた。
『私達がなりたいのは【ミヅキの両親】だ。そもそも、ミヅキが異世界人である以上、殿下が後見人という立場を降りることはない。まあ……これはミヅキが魔導師だからという意味合いが強いな。あの子は殿下の配下を自称しているのだから』
それは判る。言い方は悪いが、『エルシュオン殿下しか、ミヅキを管理できない』と思われているのだ。俺もこれは事実だと思う。
ミヅキが成した功績があるからこそ、イルフェナは彼女を手放さない。殿下の過保護や、ミヅキの自由がある程度許されているのも、イルフェナの譲歩案だろう。『居なくなられるよりはマシ』と。
『今のミヅキは殿下ありきの存在だろうが。過保護な親猫が居て、共犯となるような仲間が居て、ミヅキ自身が努力してこそ、これまでの功績がある。私達は騎士だ。ただ愛でられるだけの存在ならば、興味はない』
『……それは利用価値があるからこそ欲する、という意味ですか』
『少し違うな。我らの同類となれる存在だからこそ、娘にと望むのだ。仕事が第一どころか、時には家族さえも犠牲にする覚悟があってこそ、私はこの立場に居る。ジャネットも同様、お前とて同じだろう?』
『……』
返す言葉がなかった。それは事実だったから。
幼い頃から、俺はそれが当然だったのだ……『父上達のような騎士になる』という夢は、その頃から俺の中にあったのだから。
騎士とならなかった兄とて、それは同じはず。文官となった今とて、国のために日々、忙しく働いているじゃないか。
『同じ価値観を共有できない限り、家族にはなれんのだよ。国にとって誇らしい存在が、良き父とは限らない。そして、ミヅキは国ではなく殿下に忠誠を誓っているようなもの。……今後、敵対するようなことがあろうとも、それは変わらないだろう。主のため、最良の結果のため、悪となることを厭わない……あれはそういう子だ。だからこそ、あの猟犬達が仲間と認めている』
『そんなことになれば、殿下は悲しむと思いますが』
『それでも、だ。殿下も、ミヅキも、選ぶものは決まっている。【子猫】を喪えば【親猫】は嘆くだろうが、其々の選択を後悔することはない。優先すべきものが違うからだ。対して、我らは悲しみつつも家族として、それ以上に国に忠誠を誓う者として、その在り方を褒めるだろう。……判るか、ディルク。似ているようだが、微妙に立ち位置が違うのだよ。我らは【同じ価値観を持つ親、もしくは理解者】にはなれても、【主】にはなれん』
……ああ、そうか。そういうことだったのか。
手続きをすれば誰にでもなれる『親』とは違い、『魔導師の親猫』と呼ばれる存在は唯一なのだ。『保護者』であり、『後見人』であり、『主』でもある、そんな重い存在。
当然、それに見合った才覚も求められる。何せ、『異世界人の魔導師ミヅキ』の功績は彼女の周囲の人間達の存在があってこそのもの。……殿下の庇護下にあるからこそのもの、なのだから。
微笑ましい面ばかりを見れば、俺のように思う者は多いのかもしれない。だが、実際にはその根底に主従とも言うべき絆がある。
日頃はエルシュオン殿下の過保護っぷりが目につくだろうが、有事の際にはミヅキが殿下の敵に牙を剥くのだろう。これまでの所業を聞く限り、それは間違いない。故に、アルジェント殿達からの信頼があるのか!
『子猫』という言葉に騙されがちだが、ミヅキは魔導師……守られるだけの存在ではない。寧ろ、柵のなさを強みに、自分勝手な忠誠のまま行動する自己中だ。
この世界で彼女自身が害われないための強がりのような気がしなくもないが、本人がそれを自覚しているかは怪しい。まあ、元の世界と同じように生きているのならば、それも有りなのだろう。
そして殿下は王族としての矜持を忘れることなどなく、個人的な感情に流されるような真似はしない。……幼馴染達同様に付いて来てくれた者達がいるからこそ、その在り方を変えることはない。
『重いですねぇ、あの人達の在り方って』
いっそ、立場や譲れない矜持などなければ、何の憂いもなく笑い合っていられただろうに。……ミヅキが箱庭で飼い殺されるような子ならば、ただ可愛がるだけの保護者でいられただろうに。
そんな気持ちを込めた俺の言葉に、父上は満足そうに笑った。
『だからこそ、王族の皆様に仕える価値がある。……あの子を娘に望む。私とて、この国の騎士団長だぞ? 敬うならばそれに値する価値を求めるし、娘に望むならば相応の実力を。【実力者の国】の騎士団長だからこその矜持もあるのだよ』
その表情も、言葉も、どこか誇らしげである。同時に、俺は今更ながら、目の前の人が『実力者の国』と言われるイルフェナにおいて、騎士団長という地位に就いていたことを実感した。
個人の性格はともかく、そんな地位に就いている自負がある。当然、プライドとて高かろう。ただ『お気に入り』というだけで、娘にと望むはずはない。……尊い血を引いているだけの者に頭を垂れ、仕えようと思うはずはない。
『すみません。俺はその違いも、重さも、理解していなかっただけなんですね』
素直に口を出た謝罪の言葉と共に、心底、そう思う。数々の奇行はどうかと思うが、そうしてでも望む得難い存在だったということか。
同時に、俺は父上の矜持を軽く見ていたのだろう。前提となるものがあるならば、ミヅキは確かに『理想に適った存在』なのだから。
『構わん。お前がそう思うのも、ミヅキを可愛がっているからだろう。ふふ、お前達が仲良くしている姿は実に微笑ましい。今後、同じ任務を受けることがあると思うと、つい楽しみになってしまうな』
『父上……その場合は、俺もミヅキも命懸けなんですが』
『だからこそ、お前達は楽しむのだろうが! 自分だけ良い子になるのではないぞ? ディルク』
そう言われてしまえば、否定もできない。……確かに、俺はミヅキ達との共闘を楽しんでしまうから。
『お前達が共に成長するのが楽しみだな』
……それは騎士団長としての言葉なのか。それとも、俺の父親としての言葉なのか。
どちらなのかは判らなかったけれど、俺の胸を温かく満たすには十分な言葉だった。
――そんな遣り取りがあったのは、暫く前のこと。
「あのですね、私もここまで一斉に動くとは思わなくて」
「ミヅキ……物事には順序というものがあってだな。さすがに、事後報告というのは拙いぞ」
「し……仕方ないじゃないですか! ガニアとキヴェラは自衛してもらわなきゃならないし、他国からのお仕事だって受けられない状態なんですからっ!」
「貴方達は殿下に甘え過ぎていますからねぇ」
「う……! ひ、否定はしません」
呆れた口調で問う騎士団長と笑みを浮かべた副団長を前に、正座をしたミヅキが精一杯の言い訳を述べている。
当然、それで見逃されるはずはない。いくら何でも、『おいた』が過ぎる。こちらに何の通達もなかったのだから、説教されても仕方あるまい。
ミヅキにも言い分はあろうが、エルシュオン殿下が倒れた途端、問題を起こすとは何事だ。他国への情報伝達という意味では許されるだろうが、各国が挙ってイルフェナに人を送り込むともなれば、それなりの準備がいる。
俺とて、現状には乾いた笑いしか浮かばない。本当に、ミヅキの人脈はどうなっているんだ!?
何故、各国の要人クラスが挙ってイルフェナにやって来るというのだ。
何故、その全ての通達がミヅキの元に送られるんだ。
何故、各国は明らかにイルフェナの味方になるという、前振りをしてくるんだ……!?
おかしいだろう、どう考えても。
確かに……確かに、各国がミヅキを通じてイルフェナの味方になるというのは喜ばしい。だが、ミヅキの情報提供に対して動く者達が居るという事態に、俺は唖然とするばかりだった。
彼らの狙いは情報の共有、そして……魔導師に恩を売ること。それだけの価値があると踏んで、各国……いや、ミヅキからの情報を受け取った者達は動いたのだから。
それはミヅキ自身の価値を認めているということであり、同時に参戦する気があるという意思表示だった。そして、俺の見解が間違っていなければ……エルシュオン殿下が害されたことからくるハーヴィスへの牽制と、殿下への恩返しという意味も含まれる。
ミヅキが来てから、エルシュオン殿下はその評価を劇的に変えていた。その優しさや有能さに、助けられた者とて少なくはない。
何より、ミヅキに仕事を頼む場合はストッパー兼保護者たる殿下が必須。直に接することで、多くの者達が殿下の善良さに気付いたのだ。
その分、ミヅキが外道認定されたことは些細なことなのだろう。
ミヅキ自身がそれに納得――本人曰く、「よく言われるし、事実だもん」――し、殿下の評価が変わったことを喜んでいるのだから。
そうは言っても、ミヅキやあの騎士寮に暮らす騎士達の行動全てが許されるはずもなく。
まずは元凶とばかりに、ミヅキがお説教のターゲットになったのだった。勿論、俺とて助ける気はない。
この説教が終わり次第、副団長は騎士寮へ向かうのだろう。そして、義弟であるアルジェント殿を始めとする騎士達へと報告を怠ったことを指摘し、説教となる。
彼らとて、指摘されれば気付くはずだ……『報告が必要』ということに。これまでは無理を通すことも含め、殿下がその役目を担っていた。そんな殿下は今現在、寝込んでいる。
……。
エルシュオン殿下……貴方は親猫として、そして彼らの主として、本当に優秀だったのですね。あの連中、貴方が居ないと色々と駄目みたいです……!
彼らをきちんと見ている人にとって、魔導師の功績は親猫と猟犬達ありきのもの。
そして、親猫が居ないと、黒猫&猟犬達は一気に問題児化。
ディルクは主人公達を一歩引いた位置(重要)から、生温かく見守っています。
※『魔導師番外編置き場』ができております。IFなどは今後、こちら。
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