友との食事は和やか(?)に 其の二
事情を暴露した後、ゼブレスト主従は軽く混乱したようだった。
……。
当たり前だわな。誰だって、こんなのが襲撃理由とは思うまい。
私に対しての攻撃のように『お前、気に食わないんだよ!』という感情のままに、行なわれるものではないのだ。他国の王子……それも『魔王』という渾名を持ち、魔導師の飼い主として知られる人物への攻撃など!
どう考えても外交問題になるし、それでなくともイルフェナから敵国認定される行ないです。無関係な奴らが顔面蒼白になる案件ですぞ。
これ、『襲撃を企てた個人が敵認定される』という意味ではない。
かなりの確率で『国という規模で敵認定される』という方向になる。
物凄〜く優しい見方をすれば『襲撃犯とそれを見逃した周囲が悪い』ということにできるけど、その場合、ハーヴィスが襲撃犯一派への処罰を下すことが必須。
勿論、その処罰はイルフェナが納得するようなもの。国の未来を取るならば、一切の温情を見せることなく重罰を課さなくてはなるまいよ。
ルドルフ達が軽いパニックになったのも、それらに思い至ったからだろう。どう考えたって、元凶と目されるハーヴィスに利点なんてないんだもの。
そもそも、魔導師が脅威と化しているのが現状だ。その唯一のストッパーであり、他国からの『お仕事』の繋ぎとなってくれている魔王様への評価は高い。そんな人を害すれば、絶対に他国からの批難も飛ぶ。
逆に、私への襲撃ならば心配はすれども、ルドルフ達もここまで驚かなかっただろう。『生意気な民間人を王族・貴族が疎む』ってのは別に珍しくないし、他国からの批難もそこまでないだろうから。
そもそも、私は魔導師なので『自力で返り討ちにしろ』と言われること請け合い。在籍しているのがイルフェナということもあり、過保護な人達以外からはそう在ることを望まれる。
――それなのに『後見人だから』という理由で、積極的に庇ってくれるのが魔王様。
魔王様の過保護っぷりが判るというものです。それを知る人々の私への認識は、間違いなく『甘やかされている愛猫』。『飼い主の敵に牙を剥くのも頷ける』と言われるわけですね! 自分のためでもあるんだもの!
……で。
驚愕の事実を知ってしまったルドルフ達の反応は。
「ええ……マジなのかよ、それ」
「冗談ではなさそうですが。ですが、あまりにも……」
困惑を露にしつつ、今一つ納得できないようだった。彼らの気持ちを一言で言うなら『冗談だと言ってくれ』という感じだろうか?
「その気持ちも判るけど、残念ながら本当。イルフェナとしても、よっぽど明確な証拠がない限り、言えないでしょ」
「まあ、そうですね。その、イルフェナが誤魔化したとか、ゼブレストを利用しようとしているとは思いませんが、言われたままを信じられるかと言えば、否、ですね」
「そうだな。セイルの言い分に俺も賛成だ。散々、突飛なことをしでかしてきたミヅキから伝えられた今であっても、半信半疑……という感じだ。お前は俺に嘘を吐かないけど、無条件に納得できることでもない」
「ですよねー!」
ルドルフやセイルにしては珍しい反応だけど、仕方がないと思う。彼らは王とその側近として判断しなければならないため、『無条件に信じる』ということはまずない。
……が、今回はそういった意味で疑っているわけではないだろう。
誰が信じるんだ、こんな馬鹿な襲撃理由。信じないのが普通だろ。
「そんな二人のために、バラクシンの聖人様から証拠となる手紙を借りて来ました。あ、教会が関わったように聞こえるけど、今の教会じゃないからね? すでに叩き出されているクズどもが、他国の王家に恩を売るつもりで助言したみたい」
「随分とタイミングが良いな?」
「襲撃前にそれを見つけて、『御伽噺には王子様が必須・金髪で青い目の王子が狙われるかも?』ってことに思い至ったんだってさ。ただ、さすがに他国相手に『ハーヴィスから攻撃されるかもしれません』とは言えないから、私経由で話を通したかったみたい。元はアルベルダのグレンに話をつけてから……って思ってたら、丁度私が居たんだよ」
「それも凄い偶然だな。疑惑の目で見られる可能性もあるが、誠実さゆえの行動にも見える。判断が難しいところだ」
「本当にね。だけど、ライナス殿下の個人的なお忍びに聖人様が同行って形にしていたから、バラクシンとしても警告だけはしたかったんだと思う。下手をすれば、教会が精霊姫を誘導したように見えるもの」
「まあ、予防線は張りたいよなぁ」
『あくまでも助言という状態だが、ハーヴィスが責任転嫁をしてくる可能性もゼロではない。信じてもらえるかは別として、【この案件を放置しなかった】という実績は作っておくべき』。
その発想にはルドルフも納得できるらしく、バラクシンが事前に動いたことに対する不信感はないようだ。自分達に置き換えても、似たような行動を取ると思えるのだろう。
「ってことは、その手紙が唯一の証拠みたいな感じなのか?」
「ん〜……どちらかと言えば、『教会が襲撃を誘導したわけじゃない』ってことの証拠かな。読めば判るけど、元ネタは『血の淀み』を持つ人を聖女に仕立て上げた成功例なんだよ。だから、御伽噺に依存させたのも、現実と擦り合わせる努力をしなかったのも、ハーヴィスの怠慢……って感じ」
「決定打としては難しいのですか?」
「一応、襲撃犯から『精霊姫に恩義を感じたゆえの行動』的な言質は取った。だから、その手紙と合わせればギリギリ抗議くらいはできると思う。後は……ハーヴィスの出方次第かな」
セイルの疑問に答えつつも、アルへと視線を向ける。アルも即座に私の言いたいことを理解したのか、微笑んで頷いた。
「すでにハーヴィスへの抗議はされているはずです。ミヅキと聖人殿が襲撃犯から言質を取ってくれましたので、イディオへの擦り付けも難しいでしょう」
「それで我々への情報通達が可能になったんですか」
「ええ。そこまでしなければ、そちらに情報を漏らせません。襲撃が起きたのはイルフェナですから、ゼブレストとの関係を拗らせないためにも、迂闊なことが言えなかったのです」
申し訳ございません、と言いながら、アルはルドルフ達に頭を下げた。アル達もルドルフの落ち込みを知ってはいたが、迂闊な情報を与えるわけにはいかなかったのだろう。イルフェナの信頼問題にも関わってくるしね。
「気にしなくていい。襲撃理由とその背景事情を知った今となっては、イルフェナの対応も頷ける。ミヅキが帰って来るのを待っていた、というところじゃないか?」
「はい。ルドルフ様へと事情をお話しするなら、ミヅキが適任です。まさか、聖人殿を連れて帰ってきた挙句、証拠となるような手紙を所持しているとは思いませんでしたが」
くすりと笑いながらアルが私を見ると、残る二人もそれに倣う。
「お前、本当に強運というか、こっちの予想を斜め上に飛び越えるよな」
「どうなっているんでしょうね?」
「え、過去の功績と必ず結果を出す信頼、あとは人脈の勝利?」
「それだけじゃないと思う」
素直に答えるも、速攻でルドルフの突っ込みが入った。何故だ、解せぬ。
ジトッとした目を向けると、ルドルフは苦笑を浮かべた。
「悪い意味じゃないよ。俺達がどうにもならない時、お前は必ず事態を覆す一手を見つけてくると思ってさ」
「証拠がある時ばかりじゃないけど」
「ああ、物に限定したわけじゃない。情報なり、遣り方なり、お前にしかできないようなことを成して、結果を出す。そりゃ、協力者や手駒はいるだろうけどさ? 切っ掛け……起点はいつもミヅキだ」
「確かに、そうですね。まさに珍獣。『世界の災厄』という表現も間違いではないのかもしれません。貴女が味方した方が正義とは限らないのですから」
誇っていいぞ? とルドルフは言うけれど、続いたセイルの言葉は微妙なものだった。……おい、アル。横を向いて笑いを堪えているくらいなら、潔く笑っちまえよ。隠す意味ないじゃん!
「まあ、とにかく。俺達はこれを見せてもらうよ。……セイル」
「はい」
私から手紙を受け取ったルドルフはセイルを呼ぶと、徐に手紙を開く。それを横から眺めるセイル。……が、読み進めるごとに二人の眉間には皺が刻まれていく。
「……。成功したなら、何で襲撃が起こるんだ?」
「多分だけど……現実との擦り合わせを行なうことまで気が回らなかったんだと思う。教会の聖女ならば一度思い込ませたままでも問題ないだろうけど、今回は王女でしょ? 少しずつ御伽噺に現実を混ぜて、精霊姫の成長を促す必要があったんじゃない?」
「あ〜……なるほど、精霊姫の持つ『優しいお姫様』のイメージは、幼い子が読むような御伽噺のままなのか」
「多分ね。だから、現実との差を突き付けられた時、許せないんじゃないの?」
「それならば、安易に襲撃を企てることも理解できますね。王族ゆえに傲慢な性格というわけではなく、その意味を理解していない……御伽噺にはそのような記述はないでしょうしね」
「セイルの見解が正解っぽいよね、この場合」
前提条件があると、今回の襲撃の奇妙さにも納得できるらしい。ルドルフは複雑そう――相手が幼子程度の知能の可能性を疑った模様――だが、セイルの方は納得の表情で頷いている。
……。
うん、頷いてはいるんだ。ちらっと剣に視線を向け、その柄に手を置いたことを除けば。
「セイルさん、セイルさん、ご自分の剣がどうかしましたか?」
顔を引き攣らせて尋ねると、セイルはうっそりと笑った。麗しいその笑みが、妙に邪悪に感じるのは何故だろう……?
「ああ、失礼。ふふ、嬉しいのですよ、このような背景事情を知ることができて。言い方は悪いですが、今回のことはハーヴィスが精霊姫を持て余した挙句、こちらに始末させようとしているようにも見えるじゃないですか。是非、その思惑に乗ろうかと」
「おーい、まだ事実と確定してないぞー」
「事実でなくとも、遣り方次第で他国からの賛同は得られますよ。そもそも、他国に牙を剥く可能性もあるのです。それがあるから、貴女もエルシュオン殿下が狙われて良かったと思っているのでは?」
問い掛けという形にしてこそいるが、セイルは確信を持っているようだった。ルドルフも同じ考えに至っているらしく、セイルを咎めようとはしない。
「まあ、ね。御伽噺の王子様って、大半が『金髪に青い目』じゃない? 私が知る限り、該当者はガニアのテゼルト殿下とキヴェラのルーカスなんだよね。……どっちも大国の王子、それも失えない人達じゃん。襲撃犯はお馬鹿だけど、その能力だけは本物だよ。魔王様以外が狙われていた場合、生き残れるか怪しい。それに加えて大国としての意地があるから、速攻で衝突が起きるかもしれないし」
大国だからこそ、絶対に報復に出るだろう。襲撃犯の見た目から判断して、イディオに抗議なんてしたら最悪だ。大国の方が小国へと言い掛かりをつけたことになってしまう。
ルドルフ達もそれは予想できたのか、苦い顔だ。特にルドルフは襲撃の当事者なので、黒騎士達の守りすらも突破してきた襲撃犯達を過小評価していまい。
「嫌な言い方だが、狙われたのがエルシュオンだからこそ、ある程度穏便に済ませる余地が残されているのか」
「証拠や証言がない以上、やはり襲撃犯達の種族に着目します。……確かに、エルシュオン殿下が最適ですね」
「丁度、私も魔王様に治癒の魔道具を渡してあったからね。あ、そうだ! これはルドルフの分ね」
思い出して、荷物を探る。効果は魔王様ですでに見ているはずだから、不審がられることもないだろう。
「これを身に着けて。ペンダントの形にしたから、服の下に隠して見えないようにして。魔王様が無事だったのは、これのお蔭でもある。判りやすく言うと『異常な回復効果がある魔道具』ってやつだよ。魔力が尽きるとか、対象の体が再生不可能なほどバラバラにならない限り、生き残れると思う」
差し出された物を受け取るも、ルドルフは訝しげだ。
「効果は実際に目にしているから判るが……」
「じゃあ、素直に受け取れ」
「どうして、お前は持たないんだ? 量産できないわけじゃないんだろ?」
なるほど、ルドルフとしてはそこが気になると。多分、魔王様から『三名限定』ということも聞いていたんだろう。
「異常な治癒って、『死ににくい戦力』を作ることにも繋がるから」
「それは!」
暈した言い方だが、ルドルフ達には意味が判ったのだろう。セイルはリアルな想像でもしたのか、あからさまに顔を顰めている。
「だから、『隠す』。後世に残せない以上、これがなくとも最高の治療が受けられるだろう人達に限定して、誤魔化すんだよ。その三人も『失えない人達』っていう括りだから、文句も出ないでしょう。そもそも、私が持っていたら宣伝効果抜群じゃない」
「言いたいことは判りますが、ミヅキは基本的に狙われる立場です。やはり、貴女も持つべきでは? 魔導師ならば、誤魔化せるでしょう?」
「要らない。持つ人を限定する以上、私もそのルールに従うべき。だいたい、私がそんな術を使えるなんて思われでもしたら、余計に狙われるじゃない! 『異世界人の持つ知識には価値がある』ってのは、この世界の住人が形にしてこそ。理解できない知識はきっと『この世界に要らない』んだよ」
それはこの魔道具の効果だけでなく、全てが当て嵌まると思う。扱いきれない技術が悲劇を招くのは、お約束じゃないか。
そこまで言えば、私が危惧するもの――魔道具を発端とする大戦の悲劇、再び――が判ったのか、セイルもそれ以上、食い下がりはしなかった。
ルドルフは個人的に思うことがあるようだが、『王として』納得せざるを得ないのだろう。『お前もこの魔道具を持て』という心配は個人としての感情だものね。
ルドルフは一つ溜息を吐くと、気分を切り替えたようだった。改まった表情に、自然と私達の背筋も伸びる。
「とりあえず、ハーヴィスの出方待ちか。まあ、あちらも精霊姫とやらが勝手なことをした可能性もあるし、今頃、パニックになってるかもな」
「自業自得じゃない? 『血の淀み』を持つと判っている以上、監視は当然なんでしょ?」
「まあな。気にかかることと言えば、セイルが言ったように『抗議してくることを期待している』ってやつだな」
「私が居る以上、期待通りにはならないんだけどねぇ?」
さらりと言い切れば、どういうことだと言わんばかりの視線が集中する。
「私はね、魔王様に牙を剥いた奴を許す気はないの。勿論、ルドルフに嫌な過去を思い出させるような真似をしたことも含む。……イルフェナが動けないなら、私が個人的に報復するまでよ。向こうの思い通りになんて、踊ってあげない」
目を眇め、うっそりと笑う。誰が、大人しくなどしているものか。
「外交上の問題があるから、『とりあえず』イルフェナに譲っているだけだよ? 私からすれば、精霊姫の管理を怠った『国』も同罪」
「ほお……やっぱり、やる気だったか」
「当然!」
興味深いと言わんばかりの表情を浮かべつつ、ルドルフはにやりと笑った。そこから窺えるのは『期待』だ。ルドルフとて、魔王様と親しい一人。怒っていないはずはない。
だから……私を止めない。魔王様が倒れている以上、次にストッパーとして期待されるのがルドルフ――王という立場上、魔導師を諫めると期待されるから――だが、今回ばかりはスルーする気満々な模様。
「今はね、ハーヴィスが何を望んでいるか判らないから、何もしないだけ。勿論、友人達には手紙で今回の一件を知らせるけど、まだ情報不足でしょう? それに魔王様が怪我をしている以上、初手はイルフェナに譲るのが礼儀よね」
「そうだな、自国の王族を襲撃されたからな。いきなり魔導師が出ていけば、国が腑抜けと侮られる」
「でしょう!? イルフェナはすでに抗議しているみたいだし、ハーヴィスがどんな対応をするかで今後が決まるわね。何らかの思惑があるなら叩き潰して、奴らが一番嫌がる方法で報復したいじゃない」
「相変わらず性格が悪い。まあ、今回は親猫が襲撃されたんだ。お前達の噂を知っていれば、魔導師が出てくることも予想できなきゃならんさ。……それが『どんな形』かは判らないが」
「だよねー!」
にこにこと笑い合いながら、私とルドルフは言葉を交わしている。ただ、二人とも目が笑っていないだけだ。物騒な会話を聞いている二人の騎士達とて、楽しげに見守っている。
今後起こり得る『災厄』が予想できたとしても、ルドルフは沈黙を貫くだろう。それこそ、ルドルフなりの報復だ。私を諫めることもせず、知らぬ振りをして事態を見守るだろう。
そして、必要があればこの一件の当事者という立場とその地位を利用し、行動を起こす。ルドルフは私に期待しつつも、自らも協力者となる気なのだ。今回に限り、私の後ろ盾と言えなくもない。
金色の親猫に守られ続けた子猫と子犬は腑抜けではない。単に、牙と爪を敵に向ける時期を待っているだけだ。
って言うかだな。
『人生ジェットコースター・魔導師は使い勝手の良い駒』な人生を送っている私と、『幼い頃から苦労人・殺るか殺られるかの人生』だったルドルフ。この二人が、大人しいはずないだろ!?
「ふざけてんじゃねぇぞ、精霊姫にハーヴィス! 『災厄』の名に相応しい未来をくれてやらぁ!」
「はっは! 頼もしいな、ミヅキ。用があるなら言え、いつでも手を貸す」
笑っていない目のまま、キャッキャと仲の良さを発揮する私達。実行担当と権力担当に分かれていようとも、目的は一つ。いざ、共闘へ!
「微笑ましい光景ですね。相変わらず仲が良いようで、何よりです」
「仲の良い姉弟のようだと、ゼブレストでも言われていますから。ルドルフ様が頼もしき友を得て、アーヴィも安心でしょう」
「そうですね。ですが、ミヅキは少々お転婆です。エルがこのような状況である以上、我々守護役が守りませんと」
「勿論ですよ。ルドルフ様も快く許可してくださるでしょう」
(騎士達の会話・意訳)
『行動する時は同行します。与えられている立場上、魔導師を守るだけですよ? 【敵】が何かは気にしない♪』
止める気など欠片もない、アル&セイル。私達の会話に込められた毒を綺麗にスルーした二人の騎士達は、『仲良し同士の微笑ましい会話』で済ませる気満々です。
『いいぞ、徹底的にやれ!』なんて、彼らは言いませんよ? 立派な騎士だもの。……明確に言わなきゃいいんだよ、証拠がなければ大丈夫!
こうして楽しい食事の時間は過ぎていった。そこで交わされた会話の内容がどんなものであろうとも、私達にとっては『楽しい昼食』だったので、何の問題もない。
親猫大好きな悪ガキ達を野放しにしたらこうなります。
当然、保護者代理達が止めるはずもなく。
親猫、目覚めた後の方が襲撃の傷よりもダメージでかい模様。哀れ。
※9月12日に『魔導師は平凡を望む 24』が発売されます。表紙は猫親子&毒夫婦。
※『魔導師番外編置き場』も更新しております。IFなどは今後、こちら。
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※Renta! 様や他電子書籍取り扱いサイト様にて、コミカライズが配信されています。
※『平和的ダンジョン生活。』も宜しければ、お付き合いくださいね。
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