表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔導師は平凡を望む  作者: 広瀬煉
変わりゆく世界編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

374/706

番外編・過保護な親猫は手駒を送り込む

 ――夜会前、イルフェナにて(アベル視点)


 ミヅキが忙しそうに飛び回っている最中、俺とカインは殿下に呼び出された。こういう時は間違いなくミヅキ関連だが、俺達は半ば諦めてもいる。


「ミヅキが動いている案件絡み……だろうなぁ」

「だけどさ、あれに俺達って必要か?」

「聞いた話だと、キヴェラとの共同事業にするとかだろ? 断罪とか、潜入捜査じゃないなら、俺達が出て行く必要はないはずだけど……」


 ミヅキ曰くの『危機察知能力』。それが俺達兄弟に備わっている特殊能力――ミヅキは『本能の一種かも?』とも言っていた――である以上、ミヅキに命の危険があるならば、俺達を同行させることにも納得できる。

 直前に危険を察する程度のものであったとしても、詠唱を必要としないミヅキならば十分に対処できるはずだ。それが判っているからこそ、俺とカインの表情は優れない。

 まるで……『ミヅキが危険に晒される可能性がある』みたいじゃないか。今回の事件について俺達が聞いた限りでは、『絵本の販売という、キヴェラとの共同事業』程度だったはず。元ネタとなった事件を踏まえても、命の危機になる要素は思い浮かばなかった。


「だけど、殿下が俺達を呼んだってことは……」

「何か『ヤバイ要素』でも、あるのかもな」


 カイン共々、揃って溜息を吐く。それは付き合わされる俺達の状況を憂いてのものであり、同時に、自己保身を全く考えない馬鹿猫――ミヅキに対して呆れたせいでもあった。

 と、いうか。

 今回は守護役達もミヅキの同行者に数えられていたはず。それなのに俺達さえも駆り出されるなんて……警戒しない方がおかしいだろう。


 何せ、殿下はミヅキに対して過保護である。

 それはもう、子猫を腹の下に仕舞い込む勢いで守る親猫様だ。


 そんな人が、信頼しているはずの守護役達だけでは足りないと判断するほどの、夜会。一体、何があるのか……いや、『何故、それほどの罠が仕掛けられていると予想され、危険視されているのか』。

 いくらミヅキを案じたところで、あいつの自己保身ゼロ・報復最優先の精神が改まるはずはない。俺達には見当もつかないが、殿下は確かに『危機察知能力を持った護衛が必要』と判断したのだ。その心配が、ただの杞憂で終わるとは思えなかった。


「殿下、お呼びですか」

「失礼します」

「ああ、来たね。入ってくれ」


 ノックと共に声をかけると、即座に中から声が。どうやら、俺達を待っていたらしい殿下の様子に、俺とカインは益々首を傾げた。


「すまないね、いきなり呼びつけて」


 そう謝罪する殿下の傍に、いつもの白と黒の騎士の姿はない。そんな疑問が顔に出たのか、殿下は苦笑しながら肩を竦めた。


「アル達はミヅキと打ち合わせをしているんだ。他の騎士達も、色々と動いてくれているよ」

「ってことは、やっぱり共同事業というだけでは済まないと?」

「うーん……『絵本の販売と娯楽の普及を目的とした、キヴェラとイルフェナの共同事業』であることは事実だよ。だけど、それが結果的に元凶達への報復に繋がるから、他国への根回しや当日の牽制が重要になるんだ」

「は、はぁ……」


 意味が判らない。いや、俺達が元からこういったことが得意ではないってこともあるけど!

 それにしたって、物騒な方向に転がり過ぎじゃないだろうか……『他国への根回し』とか、『当日の牽制』って、明らかに裏工作方面のことを指してるよな!?

 俺達の声なき疑問が聞こえたのか、殿下は深々と頷いた。


「うん、君達の気持ちも判るよ。全ては『夜会で徹底的に貶めたい!』とばかりに盛り上がっている、馬鹿猫のせいだからね」

「「ああ……」」


 そ う か 、 ミ ヅ キ が 諸 悪 の 根 源 か 。


 思わず、殿下に同情してしまう。決して暇ではないはずなのに、殿下はミヅキのお守りに手を抜かない。後見人という自負があるせいか、ミヅキに関する様々なフォローを陰ながらこなしているのだ。

 殿下のそんな一面を知った者は『魔王』などと恐れた己を恥じ、もれなく疑問を感じていた……『いや、過保護過ぎないか!?』と。それはもう、二度見する勢いで。

 異世界人の後見なんて、どちらかと言えば監視である。確かに、ミヅキを管理するのは無謀としか言いようがないが、『保護』という状態であろうとも、たかが知れているだろう。

 それなのに、殿下の守り方は『愛情深く、過保護な親猫』と称されるほど、甲斐甲斐しい。

 そこまでしなくてもいいように思うのだが、周囲の者達はそんな殿下の姿を見て、これまでの認識を改めたと聞く。そういった事実もあり、誰もが微笑ましく見守っている状態だった。

 ぶっちゃけ、俺達も今の殿下なら怖くない。過保護な親猫が子猫を叱るのは、心配の裏返しなのだ。それに加えて、本当に性質が悪い奴――ミヅキのことだ。たまにアルジェント殿達も含まれる――を日々、間近で見ているため、殿下のまともっぷりが輝いて見える。


「今回は私が依頼した案件、ということもある。だけどね、まさか『元凶達が処罰できないなら、二度と表舞台に立ちたくないと思うような目に遭わせたい!』なんて言い出すとは思わないだろう!?」

「いやまあ、それは判りますが……」

「判りますけど、ミヅキですから。あいつなら、何があっても不思議じゃないというか……」


 ドン! とテーブルに拳を叩きつける殿下には悪いが、俺達からすれば『何を今更』という心境だ。そもそも、ミヅキの性格の悪さは、殿下が一番知っているだろうに。


「あいつ、『嫌な方向に賢い』とか言われてるじゃないですか。一番マシなのって、ミヅキ自身にぶん殴られることだと思いますよ?」

「そうそう、その場で済む分、それが一番マシだよな。それ以外になると、こう……陰湿というか、救いのない方面にもっていくというか。あらゆる方向から追い込む分、逃げられない方法を取りますよね」

「……。君達も大概、ミヅキを理解できているようで何よりだ」


 そう言うなり、生温かい目を向けてくる殿下。……どうやら、賛同してほしかったようだ。だが、この国で一番ミヅキと過ごす時間が長い俺達からすれば、希望的観測なんてものは『全く』意味がない。


「人間、諦めが肝心ですよ? 殿下。ミヅキは結果を出すことにも定評があるじゃないですか。多くを望んではいけません」

「いや、私は一般的な言動を望んでいるのであって……それほど難しいものじゃないよ?」

「非常識が常のミヅキからすれば、『一般的』とか『常識的な対応』なんて、最高難易度でしょう。馬鹿猫に期待しちゃ、いけません。いい加減、学習しましょうよ」

「君達、ねぇ……!」


 ジト目で睨まれても、困ります。というか、俺達以上に、殿下はそれを痛感しているでしょうに。

 ただ……日々、保護者としての姿を見せている殿下だからこそ、俺達を呼ぶに至った『理由』があることも、察せてしまうわけで。


「それで、俺達は何をすればいいんでしょうか」


 カインが先手を打てば、殿下は軽く目を見開いた。


「俺達の能力が必要……少なくとも、ミヅキの傍に居ることで、防げるものがある。今回の呼び出しは、そういう意味ですよね?」

「……ああ、そうだ」


 俺もカインに続けば、殿下は溜息を吐いて表情を改めた。自然と、俺達も姿勢を正す。


「キヴェラで行なわれる夜会……そこでミヅキは元凶達の追い落としを狙っているんだ。それだけならば問題ないけど、相手は『実に素直な』公爵家の人間なんだ。特に、公爵夫妻は娘を溺愛している上、外交をしたこともないほど、キヴェラに囲い込まれていた」

「えーと、公爵夫妻は安全、というように聞こえますけど」


『実に素直』という言葉に加えて、『外交経験がない』。こんな輩にミヅキが負けるはずはないので、危機感を抱く必要はないように思える。

 カインも同じことを思ったらしく、困惑を露にしていた。そもそも、アルジェント殿達も言葉遊びなどが得意なのだから、その反応は当然だろう。

 

「俺達、必要あります? アルジェント殿達もいる以上、言葉でも、暴力でも、十分な対応ができるように思えますが」

「その二人だけで考えれば、ね。良くも、悪くも、『自分の感情に、非常に素直』な二人だからこそ、甘い汁を吸おうと狙う輩がいるらしい。もしくは、彼らの役割りや状況を知らずに、第二王子の後ろ盾だからと、善意で庇う者が出るかもしれない」

「要は、『公爵夫妻は利用されやすい存在として認識されている』ってことですか」

「だから、介入して恩を売ろうとする輩が居ても困る、と。忠誠心のままに行動されることも、今回に限っては迷惑ってことですよね」


 直球で尋ねると、殿下は溜息を吐いて頷いた。


「今回の計画を知っているのは、極一部。だからこそ、ミヅキが公爵夫妻と遣り合っている時に、余計な口出しをされると拙いんだ。味方がいると、公爵夫妻とて強気になるだろうからね」

「娘の方は大丈夫なんですか?」

「そちらは問題ない。今回、最も問題だったのは『公爵夫人がキヴェラ王の妹』ということだからね。身分的に……というか、キヴェラ王が王位に就いている以上、そちらを強みにされると、他国の人間はキツイことを言えないだろう」

「ミヅキは平気で文句を言いそうですが」

「言うだろうね。だけど、あの子には身分がない。ルーカス殿がミヅキに付くことになっているけど、どうやら、それだけで黙るような性格ではないらしい。ヒステリックに叫んで、周囲へと自分に都合のよい言葉をばら撒かれるよりも、先手を打って黙らせ、孤立させてしまえば、公爵夫妻の不安を煽れるだろう」


 なるほど、身分のないミヅキだからこそ、公爵夫人は始終、強気な態度を崩さないってことなのか。しかも、それを支持する者達が出るかもしれない、と。

 確かに、その可能性がないとは言い切れない。身分や血筋を至上とする者も、一定数は存在するのだから。

 夫人がそのことを理解しているかはともかく、『王家の濃い血を持つ方を、部外者から守らなければ』とばかりに、善意で動く者もいるかもしれない。事情を知らないキヴェラ王の支持者などは、こういった行動に出る可能性があるのだろう。

 賢い奴なら自分で黙らせようとするだろうが、公爵夫人が都合よく自分の立場を利用するタイプだと、ミヅキとの言い合いは周囲に飛び火した挙句、泥沼化する。そして……先の一件がある手前、ルーカス様だけでは公爵夫人を黙らせることが難しい。

 殿下はこういった展開になることを憂慮しているのだろう。キヴェラとイルフェナの共同事業という名目がある以上、その繋がりを壊すような騒動に発展するのは宜しくない。

 ……。

 単に、ミヅキがブチ切れた挙句、実力行使に出ることを案じているのかもしれないが。やりそうだしな、あいつ。

 だが、呑気に考えていた俺を現実に引き戻したのは、殿下の楽しげな声だった。


「彼らの会話を聞いているはずなのに、誰も助けに来ない。偉大な王の実妹に対し、魔導師が暴言を吐いているのに、誰もその不敬を咎めない。……こんな状況になれば、嫌でも不安になるだろう。元王女だからこそ、キヴェラの貴族達の無関心は怖いだろうねぇ」

「「……っ」」

 

 ぞくり、としたものが背中に走る。クスクスと楽しげに笑う殿下は美しく、そして……怖かった。その見慣れぬ姿に、つい、忘れていた恐怖を思い出してしまう。

 元王女である公爵夫人を不安にさせた上で、ミヅキの仕事をやりやすい状況にもっていく――その果てに待つのが、公爵夫人の焦りと絶望と知った上で、殿下はミヅキの手助けをするのだろう。

 同じ王族という立場にあったからこそ、殿下は公爵夫人の愚かさが許せないのかもしれない。ミヅキ以上に公爵夫人の心情を予想し、的確に追い込んでいく様はまさに、『魔王殿下』という渾名に相応しかった。


 ああ、本当にこういう時の残酷さはミヅキそっくりだ。

『猫親子』という呼ばれ方は、こういう面も含まれているに違いない。


「君達は給仕に化けて、ミヅキ達の傍にいてほしい。ライナス殿下やセリアン殿が一緒に居るといっても、彼らとて、自国が最優先のはず。アル達はミヅキを煽りこそすれ、諫めないだろうからね。さすがに、キヴェラの夜会に招待された身で、暴力沙汰は拙い」

「暴力沙汰って……」


 ぎょっとするも、殿下は再度溜息を吐く。


「ルーカス殿という前科があるだろう、ミヅキは。処罰に問えない状況だということを忘れ、そのまま仕留める方向に行きかねない」

「いやいやいや! それ、物騒過ぎます!」

「お気持ちは判りますが、ミヅキにだってそのくらいの判断はつくかと」


 カイン共々、必死にミヅキのフォローをするも、殿下はにこやかに笑った。


「キヴェラ王も同じ考えらしくてね? 信頼できる者達を給仕として会場内に潜ませ、監視と牽制を行なうそうだ。公爵夫妻を助けようと動いた者は後日、調査されるそうだよ。善意やキヴェラ王への忠誠で動いたならばともかく、自己保身で動いた場合は……どうなるのだろうね?」


 ――まあ、自己申告したようなものだから、自業自得だけど。

 そう付け加えた殿下は、実に清々しい笑みを浮かべていた。おそらくだが、キヴェラ王も似たような笑みを浮かべて、この話を殿下にしたように思う。……『ゴミ掃除ができそうだ』と。


「あの、殿下? だったら、そちらにお任せすればいいんじゃないですか?」

「うーん……部外者に彼らの顔を覚えて欲しくないと言っていたから、無理なんじゃないかな? 当然、騎士達も付けられているだろうけど、給仕に化けるのはキヴェラ王個人が有する者達なんじゃないかな。ミヅキはともかく、ライナス殿下やセリアン殿、それにアル達は彼らの動きでただの給仕ではないと気づくだろうし。咄嗟に動けて、すでに顔が知られている君達が最適なんだよ」

「「うわ、物凄く押し付けられた感じ!」」

「否定はしないよ。一番厄介な面子の監視だけど、特等席で娯楽を眺められるんだ。……というわけで、はい、これ」

「「は?」」


 殿下から差し出されたのは、小型の魔道具。訝しげに殿下を見れば、にこにこと上機嫌で新たな命を下された。


「それ、記録用魔道具だから。ミヅキやアルにも持ってもらうけど、君達の視点からの映像も面白そうだよね……?」

「ええと、まさか、本音はそれですか……?」

「私やグレン殿達は今回、不参加だからね。狡いじゃないか、面白そうなのに」

「ええー……」


 いや、殿下。

 貴方一体、いつの間にそんなお茶目な人になったんですか……?


「ミヅキの影響……? これ、絶対にミヅキの悪影響だよな!?」

「落ち着け、カイン! 殿下の前だぞ!?」

「はは、気にしなくていいよ。仕事を引き受けてくれれば、不問にするから」

「やっぱり、ミヅキの影響受けてますよね!?」

「性格、変わってませんか!?」

「あはは! 君達だって、そう言っていたじゃないか。良い傾向なんだろう?」


 動揺する俺達を、殿下は楽しげに眺めている。そんな殿下の表情に、『まあ、憂い顔をされるよりはいいか』などと思ってしまう俺達とて、十分ミヅキに毒されているのだろう。

 ……。

 ミヅキが来てから、殿下は本当に変わった。元から自分にも、人にも厳しい方だったが、近寄りがたく思わせていた要素はきっと、魔力や立場だけが原因ではない。


 ――以前は、本当に心を許せる理解者のみに向けられていただろう、楽しげな笑顔。


 それが今では、俺達以外にも見せるようになっていた。こんな会話を交わすことなど、アルジェント殿達が相手でさえ、稀だったに違いない。

 魔力による威圧のせいもあっただろうが、それ以上に、殿下自身の拒絶も強かったように思う。

 それを変えたのが、破天荒で手のかかる馬鹿猫一匹。

 黒猫は殿下の醸し出す無言の拒絶を綺麗にシカトしただけでなく、殿下を飼い主認定すると、自分勝手に懐き、時には困らせ、慌てさせた。はっきり言って、ろくでなしである。

 異世界人とか、魔導師といった要素が原因ではなく、突き抜けた自己中娘のお守りをするうちに、殿下は色々と思うことがあったんじゃないのか? ……『真面目にやるばかりが最良の行動とは限らず、楽しんでも結果は出せる』と!


 一言で言えば、ミヅキのせい。あいつは謎の思考回路で、結果を出す。

 そんな生き物を間近で見ていれば、様々な認識が覆っても不思議はない。


「じゃあ、頼んだよ。折角だから、楽しんでおいで」

「「了解しました……」」


 それ以外に、言葉がない。どうやら、俺達はキヴェラで給仕の真似事をしつつ、ミヅキ達を見張りつつ、殿下の楽しみのために尽力する未来が決定したらしい。

 その後、偶然会ったクラレンス殿にも『楽しみにしてますから、頑張ってくださいね』という激励を貰い、顔を引き攣らせることになったのは、余談である。



 ――そして、キヴェラの夜会にて。



「……あ、そこの人、ちょっとこっちに来て」


 俺を見て、ミヅキはにやりと笑った。その笑みに嫌な予感を覚えるも、今の俺は給仕である。そして、ミヅキはグラスを一つ取るなり、公爵夫人にその中身をぶっかけた。

 顔を引き攣らせる俺を含めた周囲の視線をよそに、アルジェント殿達はにやにやとした笑みを浮かべるばかり。


 ミぃーズぅーキぃぃぃぃっ! お、お前、一体、何をやってるんだ!?


 呆気に取られるも、過ぎた時間は戻らない。ルーカス様も唖然としているので、これは打ち合わせをしていたわけではないのだろう。大変、お気の毒である。

 ……。

 いや、ちょっと待て?

 これ、俺も共犯ってことになるのか? え、俺、殿下の言いつけ通りに給仕に扮していただけなんだけど!?

 というか、アルジェント殿達っ! 俺に気づいているなら、ミヅキを止めてくれませんかね!?

夜会前の一コマ。前話の給仕の青年=アベルです。近くにカインも存在。

保護者として馬鹿猫を案じつつ、自分も楽しむことを覚えた魔王殿下。

間違いなく、主人公の影響です。

※活動報告にドラマCDの情報が掲載されています。

※『平和的ダンジョン生活。』も宜しければ、お付き合いくださいね。

 『平和的ダンジョン生活。』もコミカライズ企画が進行中です。

 https://ncode.syosetu.com/novelview/infotop/ncode/n6895ei/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ