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魔導師は平凡を望む  作者: 広瀬煉
ガニア編

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297/706

宣戦布告は鮮やかに 其の一

 青く澄んだ空、心地よい風、そして私達の目の前には!


「魔導師殿からお誘いをいただけるとは、ね」

「ふふ……即席ですが、私に生徒ができたものですから。力試しをしてみたいと思ったのですよ」


 若干、顔を引き攣らせた王弟殿下&その配下の魔術師達。本日、手合わせを兼ねた交流会にございます。

 そう、『手合わせ』。ただし、王弟殿下達にとっては微妙に屈辱的な状況ではあった。

 何せ、その相手が『数日、魔導師の教えを受けただけの、シュアンゼ殿下の子飼い』。いくら魔導師が教官役になっていようとも、素人と言っても過言ではない人達が相手。


 魔術師とは一様にプライドが高い。王弟殿下の直属ともなれば、エリートです。


 彼らからすれば、『馬鹿にしてんのか、お前らはぁぁっっ!』と言いたい心境なのですよ。それを素直に口にしないのは、王弟殿下がその話を受けたからだろう。

 断られる可能性もあったため、この提案はシュアンゼ殿下にしてもらった。それがガニア王経由で王弟殿下へと打診。敵対を明確にしている兄と息子から言われた以上、無駄にプライドが高い王弟殿下としては受けざるを得まい。

 そもそも、王弟殿下としても悪い話に聞こえなかったのだろう。私が徹底的に『魔力が高いだけじゃ意味がない』と言っているので、それを否定する機会としても最適である。

 しかも、手合わせの相手は魔導師ではなく、数日だけ魔導師の教えを受けた傭兵達。エリートな魔術師様は元から彼らを見下す傾向にあるため、勝てると考えたに違いない。

 魔術師は接近戦が不利だが、魔道具というものがあるのだ……併用すれば、接近させないことも可能なのだから。


 なお、それは『ある意味』正しく、『ある意味では』間違い。


 個人的な見解だが、『実戦経験を積んだ方に軍配が上がる』。強力な魔法が使えようが、魔道具を所持していようが、名剣と言われる武器を持っていようが、先に一発当てた方が勝つ。……いや、場を制すと言った方が正しいか。

 魔術師は詠唱中断や魔道具の破壊を行なわれた場合、魔法以外の攻撃方法を考えていなければ手も足も出なくなる。そもそも、武闘派な魔術師でない限り、最初の一撃が決定打になる可能性が高い。

 武器を扱う者とて、動きを阻害されるような怪我を負うのは致命的。ぶっちゃけ、光度の高い光で視界を潰されでもしたら、あっさり勝負がつくだろう。 

 どちらに転んでも、職業だけで有利になるわけではない。あらゆる可能性に対処できる――豊富な経験を持つ者が有利になるのだよ。

 まあ、魔力の高さ=優秀さと思っている王弟殿下達はそう思っていないようだけど。

 ……楽しみだね、その考えが木っ端微塵に砕かれるのが!


「彼らは一人ずつ、そちらは何人が相手でも構いません。ああ、結界の魔道具の所持くらいはいいですよね?」


 にこやかにそう言えば、王弟殿下の顔が判りやすく引き攣った。


「おや、随分と自信がおありですなぁ? 勿論ですとも、殺してしまっては寝覚めが悪い」

「ありがとうございます。ですが、そのような心配は必要ありませんよ? 魔術師は接近戦において不利ですもの。それを踏まえて、そちらに人数調整をしていただくのです……それくらいのハンデは必要でしょう?」

「な!?」


 判りやすい嫌味に、今度こそ王弟殿下は顔色を変えた。魔術師達も射殺しそうな目で睨んでくるが、私はそれらを綺麗にスルー。……甘いな、魔術師達。この程度の嫌味に反応するなよ、笑顔で受け流さんかい。

 そう思えども、彼らの反応は私をいたく喜ばせた。これならばこちらの挑発に乗ってくれるだろうと確信する。


 ええ、ただの気遣いですよ。私は本当にそちらを気遣っただけ。だって、それは『事実』ですから。


 ただし、その条件でこちらが勝利した場合、著しく三人組の評価が上がるというメリットがある。相手の評価が地に落ちることも好都合。

 三人組は今後、シュアンゼ殿下の子飼いとして活躍するのだ……踏み台は何人いてもいい。お披露目としても最適じゃないか!


「ふ、ふん! ですが、こちらも優秀な魔術師が揃っているのです。そうですね、三人ずつ相手をするということで宜しいか?」

「勿論です。数日間ですが、私が教官役を務めさせていただきました。……無様に負けることは許しませんし、そのような教育もしておりません」

「はは! 随分と信頼しているのですな!」

「ええ。良い武器があっても、魔力が高くとも、使いこなせなければ意味がありませんし」

「く……こ、この……!」

「あら、それを証明するためにも、私はこの機会を喜んでいるのです。くだらない言い争いなどをせずとも、すぐにどちらが正しいかが判りますよ。……それでは互いに最終確認をいたしましょう。そちらは参加する方を決めてください」


 怒鳴り出しそうな王弟殿下に背を向け、三人組の方へと歩み寄る。そこにはシュアンゼ殿下とラフィークさんも居た。シュアンゼ殿下は私の挑発を完全に面白がっているようで、咎める気はない模様。 

 ……ただし、三人組は顔色が悪い。あは、まさか私の方からハードルを上げるとは思ってなかったのか。


「ちょ、おい、あんなことを言っていいのかよ! 手合わせをするのは俺達なんだぞ!?」

「はいはい、落ち着け。別に問題はないでしょう? 不可能ならば、あんなことを言ったりしないわ」

 

 焦るカルドを宥めつつ言い切るも、三人組の表情は晴れない。イクスでさえ、難しい顔をしたままだ。

 だが、シュアンゼ殿下に焦りは見られない。寧ろ、視線でその理由を促してくるほど落ち着いていた。はいはい、きちんと説明しますよ。


「あんた達さ、これまで私を相手にしてきた意味、判ってる? 普通の魔術師は詠唱が必須、魔道具にしても発動には力ある言葉が必要。……私は『無詠唱』なんだけど? その状態でさえ、私に武器を突き付けることができてるよね?」

「「「あ」」」

「魔術師を相手にした時の攻略法は伝授したし、向こうにそれが通じない輩がいる可能性は低い。どこに負ける要素があるの?」


 軽く首を傾げて尋ねると、三人組は揃って思案顔になり。


「……ねぇな」

「そういや、そうだった」

「た、確かに、僕達は実戦前提の訓練を受けてました」


 其々が納得していた。特にロイの『実戦前提の訓練』という言葉に、誰もが頷いている。

 生活がかかっている魔術師ならばともかく、王弟殿下の直属の魔術師達が日々、戦闘に明け暮れるということはないだろう。術式の開発でもしていればそれが普通なので、特におかしなことはない。城の守りを担っているかもしれないじゃないか。


 だが、『個人として強い』ということとは別問題。


 魔術師といっても、タイプは様々なのです。ラフィークさんのように『治癒特化で攻撃は苦手』という人もいるので、『エリート魔術師=強い』というわけではない。『エリート魔術師=(何かしらの方面で)優秀』ということですな。

 対して、元から傭兵業を営んでいたことに加えて私の鬼教育を受けた三人組は、誰がどう見ても戦闘特化型。元からそれ以外は求めていないので、伸ばす要素としてはこれ一択。

 そして。

 私の教育は『ある方面に限り』、絶大な効果を発揮していた。


「じゃあ、おさらいね♪ 『殺す気で行け、隙を見せるな、狙うなら首から上』! 相手がエリート魔術師だからどうした、意地を見せてこい」

「「「イエス、マム!」」」

「宜しい! 最後にあんた達を奮い立たせる最高の言葉を贈ろう……『私とあいつら、どっちが怖い?』。『世界の災厄たる魔導師の教育は、単なる魔術師に劣るか?』」

「「「……あれ?」」」


 私の問い掛けに、三人は揃って首を傾げた。今更なのだが、三人組は私を恐れたことはない。鬼教育を施そうとも、死にかけようとも、必死に食らいついて来た。


 だって、三人組には後がない。『遣り遂げるしか未来がない』のよね、実際。


 要は、生き残るために必死だったのだ。だからこそ、魔導師に対する恐怖は頭から抜けていた。

 今までは必死過ぎて、他のことを考える暇がなかった。今回は相手が私じゃないからこそ、以前のイメージのまま『複数の魔術師を相手に戦闘!? 無茶言うな!』となっただけ。落ち着いて考えれば、今までの鍛錬の方が地獄である。


「……いつもより安全だよな? どう考えても」

「魔導師みたいに、連続で魔法を打てると思うか? 俺は聞いたことがねぇぞ」

「無理だと思います。魔道具を使ったとしても、自分の魔法と併用しての戦闘訓練には慣れが必要でしょうし」


 ひそひそひそひそひそ。

 三人組は漸くその事実に思い至ったのか、これまでの経験を思い返しては納得したように頷き合っている。そんな三人組をよそに、シュアンゼ殿下は私に温〜い眼差しを向けてきた。


「ミヅキ、君はどんな鍛え方をしたの」

「体で覚えさせました。『死ぬか、生き残るか、どちらかを選べ!』っていう前提で挑むと、気合の入り方が違いますよ?」

「それ、脅迫……」

「実際、あいつらはリーチ食らっているじゃないですか。ここで実力をアピールしておかないと、誰かに消されますよ」

「いや、まあ、私の状況を考えると、そうなんだけど……」


 王弟殿下との敵対を公言した自分に原因があるせいか、シュアンゼ殿下は視線を泳がせる。さすがに、自覚があるらしい。 


「と、いうわけだ! どう? 別に怖くないでしょ?」

「あ、ああ。あんたの方がよっぽど……いや、何でもない」


 パン! と手を叩いて促せば、三人はこっくりと頷いた。……イクスよ、別に言葉を濁さなくてもいいぞ? 事実だからね!

 そんな感じでほのぼの(?)としていると、参加者の選定が終わった王弟殿下が話しかけてきた。


「こちらは決まりました。そちらは?」

「いつでも可能ですよ」


 にこやかに返すと、王弟は憎々しげに私を睨み付けた。


「ふん、寄せ集め如きが勝てると思っているのか」

「勝つ未来しか見えてませんが、何か」

「なっ、こ、この、馬鹿にするのもいい加減に……っ」

「だったら、証明すればいいんですよ。『勝つだけ』なんですから。簡単でしょう?」


 どちらが正しいかを証明するなんて、とても簡単なことなのです。口で言うより、行動で示すがいい。

 何を言っても笑って返されることが判ったのか、王弟殿下はそれ以上反論してこなかった。楽しげなシュアンゼ殿下の視線が気になったことも一因だろう。

 王弟殿下にとって、シュアンゼ殿下はすでに息子ではない。『敵』なのだ。それも、『長年自分が見下してきた、取るに足らない存在』! 

 そんな人の前で言い負かされるのは屈辱なのだろう。相変わらず、器の小さい男である。


「それでは始めるとしよう!」


 宣言した王弟殿下の言葉に応えるように、三人の魔術師達が進み出た。こちらからはイクスがいくようだ。


「それじゃ、行ってくる」

「瞬殺しちゃえ♪」

「ラフィークがいるから、即死しなければ構わないよ」

「……。何で、俺が殺人未遂をしでかす前提なんだ、あんた達」

「勝つことを確信しているから。勢い余って、うっかり……な展開もあると思って」

「ミヅキが基準になっている君達が負けるなんて、想像つかなくてね」


 さらっと答える私達に、イクスは溜息を吐きつつ試合に向かって行った。その背には微妙に哀愁が漂っている。

 カルドとロイはそんなイクスを気の毒そうに見つめていた。……君達、それはどういう意味だ。私達はちゃんと応援しているだろう!?

 そして、その結果は当然――


 イクス君、相手を瞬・殺☆


 ちなみに、カルドも同様だった。あまりに呆気なさ過ぎて、こちらとしてもコメントに困る事態である。

 イクスやカルドも超予想外だったようで、つい「やり直しするか? 今度は全力で来いよ?」と対戦相手に告げ、無自覚に心の傷を抉っていたくらい。

 勿論、彼らは善意で言っている。二人はこう思ったのだろう……『油断していたから、瞬殺された』と。

 だが、それは事実ではない。そもそも、シュアンゼ殿下はこの結果を予想していたみたいなんだよね。


「王弟の取り巻き達が戦場に出たという話は聞いたことがないからね」

「……知ってて黙ってたんですか?」

「ほら、イクス達にも緊張感を持ってもらいたいじゃないか」

 

 笑顔で暴露するシュアンゼ殿下は鬼である。それを知っていたら、イクス達とて、多少は手加減しただろうに。

 ちなみにイクス達の対・魔術師の戦闘スタイルは非常に簡単なコンボである。というか、彼らが元から得意とするものを伸ばした結果、かなり使える要素になった。……投擲が得意だったんだよね、この三人。


『開始と同時に、術者達の顔面に向かって殺傷能力の高そうなナイフ――エリザが持っているような、一撃で仕留めるタイプ――を投擲。相手が怯んだ隙に距離を詰めて、足元を掬って転がし、倒れ込んだら更に顔や首を狙う』


 以上。戦術も何もなく、徹底的に弱点を狙った遣り方である。ただし、魔術師相手だと絶大な効果を発揮する。そこに私特製の武器――強化済み・三人組に限り軽く感じる仕様――が加われば、どうなるか。

 魔術は詠唱が必須。そして、接近戦には不向き……要は、慣れていない。そんな人からすれば、顔面に飛んでくるナイフなんて恐怖以外の何物でもない。

 結界があろうとも、耐久度というものがある。私は彼らに『一撃で仕留めることを前提に投げろ』と言っていたので、一撃の威力は馬鹿にできない。それが複数飛んで来れば結界は当然揺らぐので、術者としてはリアルに命の危機である。

 ……『顔を狙え』と指示を出したのは、このため。『恐怖を最も煽る行為』であり、『実戦でもそれなりに役に立つ(=仕留められる)』から。

 精神面が不安定になった隙を狙って、接近戦に雪崩れ込んでしまえばこっちのもの。いくら魔術師が複数残っていたとしても、今回は『手合わせ』なのだ……『味方の魔術師ごと葬る』なんて真似ができるはずがない。

 よって、イクスやカルドは相手を瞬殺してしまった。投擲によって撃沈した者、恐怖に腰を抜かした者、そして……魔法を恐れずに向かってくるイクス達に直接攻撃を叩き込まれた者。状況は様々だが、確かに彼らはイクス達に敗北したのだ。

 詠唱が完成しなければ、魔法は打てない。訓練などの『妨害がない状況』で高い威力の魔法が使えても、実戦ではそうはいかない。この手合わせにおいて、魔術師達は初めてそれを実感しただろう。魔力の高さも、賢さも、活かせなければ無力なままと、そう学んだのだ。

 ただ、この結果に納得できない人もいるわけで。


「こ、こんな結果は認められん! 複数の武器を使うなどっ」

「おや、そちらの魔術師達も複数の術を使っていらっしゃいました。完成しなくとも、詠唱でどのようなものか判りますが」

「く……貴様、従者の分際で余計なことを」

「我が主はシュアンゼ殿下のみでございます」


 ラフィークさんの指摘に、王弟殿下は悔しそうな顔になった。ラフィークさんは攻撃魔法が苦手であっても、学んでいないとは言っていない。言葉に詰まるあたり、その指摘は事実なのだろう。

 始まるまでは余裕ある態度を見せていた魔術師達も、予想外の結果に顔色を悪くする者が続出していた。彼らは漸く悟ったのだ……『魔法は打てなければ意味がない』と。イクスとカルドがそれを証明してみせた。

 そんなイクスとカルドはと言えば。


「随分と動きが遅かった。あれでは生き残れんぞ」

「ああ、いつもの訓練だったら、正面に来た段階で吹っ飛ばされているよな。何度転がされたか覚えてねぇ」

「それでも、お二人は何回か成功させていたじゃないですか」

「百回に一度くらいはな。慣れると勘が働いて、自然と防御態勢になる」

「衝撃波が来なければなぁ……畜生、あれをまともに食らうと、次で沈められちまう」


 仲良く今回のおさらいをしていた。この会話を聞いても判るように、この二人は私相手に何回かは勝っている。

 慣れとは恐ろしいものなのだ。彼らにとっては、私のスピードや術の威力が『普通』。酒や美味しい食事で釣りつつ、徐々に認識を歪めていった結果が現状である。

 とは言っても、これはあくまでも対・魔術師だからこその結果。相手が騎士ならば瞬殺どころか、負けている可能性が高い。

 三人もそれが判っているせいか、自分達が強くなったとは言わない。あくまでも『魔術師に対して、有効な攻撃方法を見つけた』という認識だ。

 さて、次は魔術師同士の対戦になる。もう負けられないと悟っている以上、向こうは全力で叩き潰しに来るだろう。ロイもそれが判っているのか、どこか緊張した顔をしている。

 よし、その緊張を解す魔法の言葉をあげようじゃないか。

 

「ロイ。『私の教え子』ならば、やるべきことは判っているわよね?」


 肩に手を回し、しっかりと目を合わせる。私の言葉を正しく理解したロイの目が見開かれ、徐々に顔が紅潮していった。


「は、はい! はい、勿論です! 魔導師の教えを受けた者として、恥を晒すような真似はしません!」

「宜しい。では、『敵』はどうするの?」

「牙と爪を砕き、屈服させます!」

「そのとおりよ、期待してるわ」

「イエス、マム! 貴女と殿下に勝利を!」

「やってこい、ロイ。お前ならできる」

「さっさと終わらせて、美味い飯でも食おうぜ」


 元気よく頷くと、ロイは前に進み出た。その姿は自信に溢れ、誰の目にも非常に頼もしく映る。ロイの勝利を確信しているイクスとカルドからの言葉も、彼を奮い立たせるものなのだろう。


「彼も色々と変わったねぇ。あの二人もかなり馴染んでるし」

「いいじゃないですか、憧れを結果に繋げる逸材ですよ」


 だから、生温かい目で見ないでくれません? シュアンゼ殿下。  

染まりゆく三人組。『イエス、マム』などは当然、主人公の教え。

王弟殿下&配下の魔術師達の受難はまだ続きます。

なお、三人組は元から投擲が得意でしたが、あまり使う機会はありませんでした。

その理由は『使い捨てにするほどの予算がない』から。

シュアンゼの子飼いとなったことで予算を、鬼教官を得たことで魔法による強化武器を取得。

ある意味、勝ち組です。……常識はずれていきますが。

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