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魔導師は平凡を望む  作者: 広瀬煉
ガニア編

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お国事情も複雑です

 興奮状態の王妃様を宥め、簡単にこれまでの事情説明を。ついでに、私が持っていた記録用の魔道具で『ここに来た経緯(意訳)』を見せたところ、面白いくらい揃って顔面蒼白になっていった。

 うん、まあ、気持ちも判る。これ、説明するのが面倒だったから……という理由からではない。

 イルフェナで起きた出来事から見せた方が、事態の深刻さが理解できるのだよ。『ガニア』という単語をはっきり口にしているものね、あの商人。


 しかも、私が飛ばされた場所がガニア。これで疑うなと言う方が無理だ。


 魔王様狙いだったということも、周囲に翼の名を持つ騎士達が居たことも、一度で理解できてしまう素敵な映像だ。他国に見せたら、ガニアがイルフェナに仕掛けたようにしか見えん。

 一度は落ち着いたテゼルト殿下もまた、予想以上の深刻さに言葉がない。何せ、『自分達は無関係』であっても、『ガニアに属する奴がやらかしたことには変わりがない』のだ。しかも、その証明すら難しい。

 お兄さんとラフィークさんの対応がなければ、私とてガニアを疑った。そういった意味では、無自覚ながらも二人は英断をしたと言えよう。


「そ、その、魔導師殿? イルフェナはもう動いているのだろうか?」


 若干震える声でガニア王が尋ねてくるので、私は軽く首を傾げ……ゆっくりと首を横に振った。


「個人的な感想ですが、イルフェナという『国』は動いていないと思います。結果的に、誘拐されたのは私ですから。あの商人が『ガニアの国王陛下の使い』と名乗っていたことも一因ですね。私達は最初からそれが偽りだと、疑っていましたから」


 王族の誘拐が目的ならば、馬鹿正直に名乗る奴はいないだろう。フェイクとして名乗ったと、そう考える方が普通だ。

 

「だから、今はあの自称・商人の取調べ中ではないでしょうか。そのついでに、私の連絡待ちですね」

「……君の安全が最優先じゃないのかい?」


 意外とばかりに、テゼルト殿下が口を挟む。……そういや、この人は魔王様の親猫ぶりを見てたっけ。私が守護役達とも親しいと知っているなら、その発想も不思議じゃないのか。


「彼らは私が簡単に殺られるとは思ってませんし、優先順位は国の方が上ですよ。案じていようとも、今は尋問と情報収集でしょう。私からの連絡に関しても、情報という意味合いが強いと思いますよ?」

「コルベラやサロヴァーラでの姿を見る限り、そうは思えないけど」


 テゼルト殿下は納得できないらしい。あ〜……その二つしか見ていないと、そう思えるのか。だが、私はいつも庇われているわけではない。


「私と守護役達は互いを『有能な駒』として認識していますし、私が保護されているのは実力者の国と称されるイルフェナですよ? そもそも、魔王様の教育は『一人でも生きていけるように』というコンセプトなんです。そういった教育を日々されているので、ご心配なく」


『ぶっちゃけ、別の意味の心配をしてると思うんだ』、とは言わない。別の意味の心配=その場で犯人滅殺だから。

 私としても、今からこの人達に本性をバラす気はない。無力な小娘と思ってくれた方が、私としても動きやすいしね。

 ただ、それに騙されてくれない人もいた。


「つまり、魔導師殿にはその信頼があるということか。戦力どころか、精神面でも単騎で戦場……敵の下へと向かわせることが可能なんだね」


 さらっと言い切ったのはお兄さんこと、シュアンゼ殿下。私を易々と捕獲した割に、か弱い乙女とは思ってくれなかった模様。そんな姿に、私は内心舌打ちを。

 ああ、もう! やっぱり、一番厄介なのはこの人か! 

 自分を切り捨てろとか言っていたから、警戒はしていたけど……一方的にイルフェナに利がある展開には進ませてくれなさそう。誘拐犯の排除に関しては頼もしい味方だが、交渉事に関しては要注意人物か。


 被害者として、ガニアから何か毟り取ろうと思ったのに。

 ここでの労働報酬として、魔王様達へのお土産にしようと思っていたのに……!


「そんなわけで! 私は個人的に誘拐を企てた犯人に報復したいのです。っていうか、その誘拐犯がここに来ると思います。その前に話を進めておきたいのですよ」


 胸の内の悔しさを隠し、とりあえず今後のことへと話題を誘導。……シュアンゼ殿下からの視線が後頭部に突き刺さるけど、気にしない!

 ただ、ガニア王はそこまで乗り気ではない模様。王妃様共々、どことなく悔しげな表情だ。


「ふむ、君の気持ちは判る。だが、事はそう簡単ではない」

「シュアンゼ殿下は自分ごと切り捨てろと言っていますが?」


 シュアンゼ殿下はすでに覚悟を決めている。そう伝えるも、ガニア王は緩く首を横に振った。


「いや、それだけではないのだよ。身内の恥を晒すことになってしまうが、向こうが正当な王であると支持する貴族達がそれなりにいる。反発は必至だろう」

「……理由を聞いても?」


 ガニア王の悪評は聞いたことがない。小さなものはあるにしても、国を治めるのに問題ないレベルだろう。そんな状況ならば、魔王様から何か話があるはずだ。

 聞いたことないぞ? 黒騎士達からも、そういった情報は聞かされていない。

 ガニア王は頷くと、やや目を伏せながら話し出した。


「弟の方が先代王妃様の産んだ王子なのだ。通常、血筋でいけば弟が即位していただろう。だがな……お二人はそれを否とされたのだ」

「あ〜……その生みの親から見ても、『こいつに継がせるわけにはいかない! 継がせたら国が滅ぶ、血筋で補える範囲をぶっちぎって超えたクズだ』的な判断をされましたか」

「う、うむ。さすがに、そこまでは言っていなかったが」

「個人的感情が駄々漏れしてるだけなので、お気になさらず」

「いや、それで正しいと思うよ?」

「シュアンゼ!?」

「事実でしょう、伯父上」


 私の発言に引き気味だった皆様だが、約一名は追い打ちしてきた。言うまでもなく、シュアンゼ殿下である。……密かに頷いているラフィークさんのことは、見ない振り。

 ほー……つまり、普通だったら王弟の方が王位に就いていたわけだ。本人どころか周囲もそう認識していただろうし、幼いころからそういった認識のままに努力を怠れば……まあ、まともな親なら見限るわな。

 現ガニア王への対抗意識もそこから来ているのだろう。『自分が継ぐべき王位を奪った』と。


「幼い頃からそういった認識を周囲にされれば、傲慢にもなろう。まして、高い魔力を持っていることも事実なのだ。魔術師としての優秀さもあって、本人としてもその未来が当然と思っていた。あやつの最大の支持者である公爵家もその未来を確実と思い、娘を娶らせたのだから」


 溜息を吐きつつ語られる事情に、この人が相当苦労してきたと知れた。期待されていなかった第一王子、といったところだろうか。

 ただ、私としては非常に疑問に思うことが一個ある。


「この国って、王に高い魔力が必要なんですか?」

「いや? だが、個人の能力としてはあった方がいいだろう?」

「この程度の転移をミスる魔術師が国の最高峰とか、笑い話にもなりませんが。って言うか、新しい術式を開発したとかじゃない限り、『高い魔力を持って生まれただけ』ですよ? ぶっちゃけ、価値なくね?」

『え゛!?』


 そう言われるとは思わなかったのか、顔を引き攣らせるガニア王。私としては、何故そこが優秀さを示す要素になるか不思議なのだが、他の人達はそうは思っていなかった模様。

 おやー? 魔力が高いだけの魔術師なんて、怖くないぞ? 『王が国の結界を担う』とかなら、まだ判るけどさ。


「魔導師様、どうしてそう思われるのか聞いても?」


 今まで王の傍に控えていた王妃様が、首を傾げながら問いかけてきた。言外に『そこまで言う理由って、何!?』と聞こえる気がするのは、きっと気のせい。

 他の人達も視線で促してくるので、私なりの見解を。


「王は基本的に守られる立場であり、下手に活躍すれば護衛を担当していた近衛の失態となるでしょう? お仕事ができていないことになりますし。戦場に行ったとしても、威力の大きい魔法は詠唱も長い。しかも、個人の魔力が高ければ目立ちますから、敵に感知されやすい。詠唱中に襲撃・捕獲っていう未来しか見えませんよ。王族の場合、捕らえられるのが一番拙いでしょう」


 魔術師が遠距離攻撃専門とされる理由の一端がこれ。威力の高い術ともなれば、魔力の高まりを敵方に感知されて攻撃されます。要は目立つのだ。

 

「で、戦場には行かないとして。そうなると国への貢献という方向になりますが、そういったものがあるんですか?」

「いや、ないね。魔力は高いから、魔力不足が理由で術が発動しない……ということはないだろうけど、新しい術式を開発したとは聞いたことがない」

「じゃあ、扱うのは本当に現存する術式のみなんですね。それが優秀さの証明って、他に褒めるところがないから持ち上げられているだけでは?」

「私もそう思う。と言うか、そんなに優秀な人物ならば、こんな馬鹿な誘拐事件なんて起こしたりはしないよ」

「ごもっとも!」


 事実を踏まえ、貶しまくる私とシュアンゼ殿下。毒を吐きまくる姿に、これまでの苦労が窺えます。

 息子だから、歩けないからと、散々見下されてきたんじゃなかろうか? シュアンゼ殿下は現実が見えている人みたいだし、中々に屈辱的な時間だったのでは? と思う。

 テゼルト殿下は複雑そうにしながらも、シュアンゼ殿下を諌めていない。目元をハンカチで押さえているラフィークさんを見る限り、私の予想は概ね正しいと見た。

 んじゃ、魔王様に連絡する前に一度確認しようかね。


「話を纏めると。無能過ぎて王位を任されなかった王弟殿下が未だ野心を捨てておらず、彼に散々出資してきた貴族達も『負けたら後がねぇ!』とばかりに悪足掻きをしている、と。それで国王夫妻を失脚させるため、魔王様の誘拐事件を起こそうとしたわけですか」

「う、うむ。おそらくは」


 悪意を散りばめた言い方に、ドン引きしつつも頷くガニア王。よし、ここまでは正しい認識だ。

 そう思うも、ふつふつと怒りが湧き上がってきて仕方ない。イルフェナ所属とはいえ、私は異世界人。『異世界人』で『民間人』の私にさえ理解できることが、何故判らんのだ。ついつい、言葉が悪くなる。


「馬っ鹿じゃねーの。無能だから王位に就けなかったことを未だ自覚していないなんて! 自分が無能なせいなのに! 対抗馬がいたからじゃなく、無能だから王になれなかっただけなのに!」

「魔導師殿、少し落ち着こうね? 一応、不敬罪とかあるからね? ほら、エルシュオン殿下に連絡とってあげるから」

「それはガニアの義務だと思いますけど?」

「う……」


 宥めてくるテゼルト殿下に、じとっとした目を向ける。向こうもそれは判っているらしく、気まずげに視線を泳がせた。そんな姿に、つい過保護な保護者様を思い出す。

 テゼルト殿下、アンタは喚く幼子を宥めるお兄さんか。もしや、国王サイドの宥め役なのか? 王太子なのに。

 ただ、サロヴァーラのことに介入して来なかった事情は理解できた。内部に問題を抱えているからこそ、サロヴァーラのことも放置だったのだろう。下手に飛び火しても困る。


「まあ、事情は理解できました。ん〜……私が狙うならば、王弟と主だった支持者の追い落としですね」


 軽く首を傾げて結論を出せば、ガニア勢が表情を曇らせる。


「魔導師殿、それは私達も考えたんだ。だけど、主だった功績がない……言い換えれば、突く要素がないんだよ。この誘拐事件にしても、犯人と確定できるものがなければ裁けないだろう。王族であり、向こうが正当な後継者を主張している以上、貴族達とて黙ってはいない。こちらの策と疑われる可能性もあるだろう。十分な証拠が必要だよ」 

「そう……だな。あいつのことだ、確実な証拠は残していないだろう。これまでもあったことだ」 


 国にとって、王弟の存在は空気のようです。透明です、存在感ゼロ。

 自業自得の要らない子が、自分勝手に自己主張してるだけかい。 


 どうやら、『無能だからこそ、追い落とすだけの理由もない』ということらしい。

 王弟よ……お前、やっぱり王の器じゃないって! 何その存在感のなさ。『国にとって必要だから』という理由じゃないあたり、本当に要らない子だったんだなぁ。

 魔術師としてはそこそこなのかもしれないが、魔道具があるのでいくらでも代用は利く。現存する術式しか使えない魔術師なんざ、現代ではその程度の扱いで十分だ。魔石があれば問題なし。


「あの人は『自分が王位に就く』ということしか見えていないんだ。その後のことを考えたら、間違っても王位に就きたいなんて思わないだろう。幼い頃から周囲にそう思い込まされたにしても、いい歳をした大人なんだ。自分で気づくべきことだよ」


 吐き捨てるような、けれどどこか哀れみを感じさせるような、シュアンゼ殿下の言葉。俯く国王夫妻は、小さく言葉を交し合う。


「……。父上達は実に立派であったというのに」

「仕方がありませんわ、陛下。あの当時はキヴェラの脅威に晒されていたのですから」

「内部への目があまり向けられなかった時代とはいえ、あやつへの教育を誤ったことをお二人とも心底後悔していたというのに。何故に、お二人の気落ちが判らんのか……!」


 ……ん? 今、何か重要なことを言わなかったか?


「あの〜……先代の頃って?」

「ん? ああ、先代キヴェラ王のことは聞いたことがないかね? やはり、我が国は恰好の遊び相手だったのだよ」


 貴 様 が 原 因 か 、 ク ソ 戦 狂 い が !


 ああ……これは先代国王夫妻を責められない。隙を見せれば、冗談抜きに殺られる状況だったんだろう。当然、次代には無能者を据えるわけにはいかなかった、と。

 おそらくだが、まともな貴族達は国の維持に必死だったのだろう。そんな中、王弟はろくでもない貴族達に取り込まれたんじゃないのかい? 気づいた時には手遅れだったとか。


「と、とりあえず魔王様への連絡ですね。手紙用の転移法陣はあるので、通話の魔道具を送ってもらいましょうか」


 ごそごそとポケットを探り、折り畳まれた転移法陣を取り出す。今回はどうなるか判らなかったので、最初から色々と身に着けているのです。準備万端で誘拐されました、私。

 紙とペンを借り、必要最低限のことを書いて、封筒にも入れずに魔王様へと送る。これは魔王様へと直通だから、すぐに返事を送り返してくれるだろう。

 

 ――じりじりと時が流れ、期待と不安が入り混じった(注・ガニア勢限定)表情で待つこと暫し。


 魔力の気配と共に、小型の通話用魔道具が転移法陣の上に出現した。これも結界に引っ掛かっちゃうので、ガニア王を含めた複数の人の前でやる必要があった。

 転移法陣を使う許可はガニア王、悪意ある使用目的ではないことの証人がその他の人達。もうすぐ誘拐犯がここに来るので、ちゃっちゃと必要事項の確認といきましょう!


『……ミヅキ? 無事かい?』


 やがて聞こえてきた魔王様の声は、何だか優しい響きに聞こえた。心配してくれたことが判り、少し嬉しい。

 ただ、私だからこそ、感動の再会(?)にはならないわけで。


「はろー! 魔王様! 現在地はガニアの王城です! って言うか、ここに国王夫妻と王太子殿下、元凶らしき人の御子息まで揃っているので、ちゃっちゃと紹介を済ませましょう。そのうち、誘拐犯がここに来ると思いますし」

『は……? な、何故、そんなことに!?』

「成り行きで」


 慌てたような魔王様の声に、唖然とするガニア勢。はは、何を書いたかまでは見せなかったものね! って言うか、私は嘘は言ってない。本当に、この状況は成り行きだ。

 私が手紙に書いたのは『怪我もなく、無事です』、『協力者になりそうな人達と知り合いました』、『今後の打ち合わせをしたいので、通話の魔道具送ってくださいな』のみ。

 手紙に詳しく書くと、証拠が残ってしまうじゃないか。ガニア王と魔王様が組んで、王弟を追い落とそうとした……なんて言わせないためにも、詳しく書くべきじゃない。

 通話したことがバレたところで、内容がバレなきゃ大丈夫! 先に誘拐されているので、『無事に着いたか確認し、ついでに挨拶を』と言い切ってしまえばいい。


「あ、言い忘れましたが、元凶の目星はついてますから」

『……。ちょっと待ちなさい? こっちはまだ尋問中なんだけど?』

「獲物、もとい元凶の身元は割れました。後は魔王様が納得してくれれば、狩りを始めるだけです」

『落ち着け、馬鹿猫! 下手に動けば、君だって危ういだろう!?』

「大丈夫ですー、相手は魔術師らしいんで。どちらが上か、徹底的に見せつけてやりますよ。主に人として辱める方向で、報復予定です。大切なものを『色々と』失ってもらおうと思います!」

『ちょ、待ちなさい! ……ガニア王はそこにいらっしゃるんだね? 代わりなさい!』

「はーい」


 どうぞ! とガニア王を魔道具へと誘導するも、ガニア勢は呆気にとられて私を眺めていた。

 あらあら、どうしたの? こんな会話、私達には日常茶飯事ですが。


「……本当に、通話相手はエルシュオン殿下なのだろうか?」

「本物ですって。さあ、お話してくださいね」

「あ、ああ」


 表情を改めるガニア王。相手に見えずとも、ここからの会話は今後を決めるものとなる。緊張するのは当然と言えた。

 さて、魔王様はどんな判断を下すかな? できれば、誘拐犯が来るまでに話し合いを終えて欲しいのだけど。

ガニアにも色々と事情がありました。

王弟の方が正妃の子なので、有能ならば王弟が継いでも問題なかったのです。

ただ、当時の状況的に王弟では駄目だと判断されました。

王弟は我侭息子のまま、大人になった感じです。

逆に、見捨てられた息子のシュアンゼは黒く、賢く成長。

※魔導師十三巻の詳細を活動報告に載せました。

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