予想外過ぎた出会い
歩き続けて暫く後、私達の目の前には結構な広さの水面が広がっていた。
「えーと……地底湖、かな? まあ、地下で作業する以上は水源もあると思っていたけど」
「採掘場跡はかなりの広さがありますからね。ここから各方面に水路が広がっているのではないかと」
道が途絶えたせいか、騎士が残念そうな表情をしながら話す。確かに一々水を運んでいたら手間だ。もしかすると、これがあったから地下に採掘場なんて作ったのかもしれないし。
騎士はこれを知っていたから私に採掘場跡のことを話せたんだろうな。ただ歩いても水路が邪魔をするとか、判りにくい構造になっていると知っていたんだろう。
つまり、普通に脱出を狙っても遠回りは確定だったと。『脱出にかなり歩く』とか言われるわけですね。限られた人達の知る隠し通路とやらも、壁の内部にあるとかじゃあるまいか?
明かりを持って近くの浅い場所を覗きこむと、予想以上に水が澄んでいることが判る。解毒魔法さえあれば飲み水には十分な透明度だろう。
深さはちょっと判らないが……私が覗き込んでも動かない騎士の様子から、それほど危険ではないと推測。ある程度の深さはあっても、凄まじく深いとかではないっぽい。
まあ、それが目の前に広がっていることが問題なのですが。
向かいに岸が見えるので、渡るだけなら魔法を使えばいいだけだ。ただ、騎士は基本的に『自分がやらなければ!』な傾向にあるので、私に言いにくいのだろう。
うん、守るって言ってから魔物にも遭遇してないものね。確かに言いにくいわな、そりゃ。
できる限りサロヴァーラにも『落としどころ』をあげたい私としては、『騎士が魔導師を守りました』という実績を作っておきたい。
……落としどころがないと困るのだよ、サロヴァーラ。侍女が私に悪意を露にして行動しちゃったから。
そうは言っても、彼は魔法が使えない。この状況では魔法が使える私の方に仕事が偏るのは仕方がないだろう。
魔法はある意味、万能なのです。後方支援と各種補助が役割りとも言う。接近戦に向かない分、光り輝く場面があるのだ。
「ここってさー、何か住んでたりしないよね?」
念のために聞けば、騎士は首を傾げながら曖昧に頷く。
「基本的には。ですが、水路は外にも通じているでしょうし、長い時間の間に外部から来た何かが住み着いている可能性はあります」
「どんなのが?」
「目撃情報はカエル、亀あたりでしょうか。どうも外から誤って入り込んだようですね」
ほほう、カエルや亀ね。カエル……。
……。
タマちゃん達は元気かな。バラクシンのこともあったし、暫くゼブレストに行ってないんだよねぇ……。
行くには行ったけど、それは報告のため。その後に誘拐事件が起きたので、暫くカエル達と戯れていないのは事実なのだ。
タマちゃーん! 私を忘れないでねー! 忘れてたら泣くぞ、マジで。
「心配なさらずとも、お守りしますので!」
全然別の理由で黙り込む私に何を勘違いしたのか、騎士は慌てて言葉を続けた。
「女性はカエルが苦手ですからね。配慮が足らず申し訳ありません」
……。
心配した理由はそれか。た、確かに、女性は一般的にカエルが苦手だとは聞いたけど。
微妙な表情になりつつも、ここは訂正するべきだろう。苦手と思われたら最後、カエルが出てきた場合は即座に殺されてしまう。
「ううん、逆。カエルに会いたいだけ。つーか、出てきたら愛でたい」
「は?」
「ゼブレストに幼生から育てた子達が居てさー、物凄く良い子なんだよね。暫く殺伐とした状況が続いたから会いに行けなかったし」
あまりにも予想外な言葉だったのか、騎士は呆気に取られたまま硬直した。そだね、こう言い出すとは思わんだろう。
つぶらな目、構って欲しくてもこちらを窺う謙虚さ、人並みの賢さに、ルドルフの敵を排除する容赦のなさ。どれをとっても素敵で可愛い、自慢のカエル達ですよ。
……そんなわけで、暫しタマちゃん達について語ってみた。
「……というわけで、私にとっては愛でる対象です」
「……衝撃的なお話でした。カエルがそれほどまでに賢いとは」
「まあ、人に育てられたってことも大きいと思うよ。それに会話はできないしね」
何故か正座をして聞いていた――真面目にお話を聞く体勢と思っているようだ――騎士は驚愕の表情だ。だが、納得できる面もあるのか、しきりに頷いている。
「人間以外の生き物が恩返しをするという話はありますからね。ありえない話ではありません。それに、かつては使い魔と呼ばれる存在になれるほど賢い種族がいたと言われていますし」
「あれ? 使い魔なんていたんだ?」
「ええ。魔術師達に従っていたことが多いことから、そう称されていたそうですよ。ですが、そのような種族は賢いからこそ、誇り高い。滅多なことでは主と認めなかったと聞きます。種族の壁を超えて築かれた主従関係ですから」
騎士の言葉に思わず納得する。そうか、使い魔って種族を違えた部下みたいなものなのか。
タマちゃん達はあの状態だが、それは幼生の頃からの信頼関係があるからだ。始めから野生で生きていた生き物なら滅多なことでは主なんて思ってくれまい。獣や魔物だって相手の強さによって対応を決めるもんな。
タマちゃん達はお兄さんやお父さん達に可愛がられたので、主従関係ではなく信頼関係というか……家族愛である。そもそもカエル達にできることは少ないので、使い魔とは別物だろう。
騎士も使い魔の話を聞いたことはあったらしいが、『遠い昔に存在していたという、限られた種族に限定されるものだと思っていました』とのこと。私の話を聞いて初めて、その名残があると知ったらしい。
――そこに割り込む『声』があった。正しくは念話。
『へえ、だから君からは眷属の魔力を感じたんだね』
「へ?」
「魔導師殿、お気をつけください! ……今の声(?)はどこから!?」
立ち上がってあたりを見回す騎士と周囲を警戒する私。だが、その『声』の主は思わぬ所から現れた。陰になっていた水辺というか、水の中から。
『ああ、申し訳ない。驚かせてしまったね』
「……え?」
「……。うん、この展開は予想してなかった……!」
現れた『声』の主を見て硬直する騎士。私は一瞬驚くも、その見慣れた姿に生温かい気持ちになって警戒を解く。
いやいや、凄く意外ですよ? 念話の声が美声――人間なら青年の声だろう――だったことも警戒した理由だったもの!
そんな予想を大きく裏切り、現れた『声』の主は人間じゃなかった。しいて言うなら大変見覚えのある姿をしている。
『それ』は私達のすぐ近くまで来ると、僅かに首を傾げた。
現れたのはサッカーボールくらいの大きさの、青みがかった緑のカエル。
繰り返すがカエルである。タマちゃん達よりは大きいが、カエル。
念 話 で 喋 り お っ た ぞ 、 こ の カ エ ル 。
声はこの子のものらしかった。っていうか、無駄に美声だな!?
騎士は相変わらず硬直中。カエルの賢さに納得しかけた直後、さらなる大物に遭遇してしまったショックが大きかった模様。
うん、確かに『カエルがいる』って言ってたね。大きさについては聞いてなかったみたいだけど。
「えーと……会話が可能?」
『ああ。君達のよく知る種族は無理みたいだけど、私は可能だよ』
穏やかな口調で話すカエル。どうやら敵意はないらしい。言葉も通じるようなので、事情を話せばテリトリーを荒らしたとは思わないだろう。不可抗力ですもの、この状況。
「そ、そーですか……いや、あの子達も言葉は理解してるけど、さすがに念話は無理なもので」
『私達の種の方が寿命も長いし、魔力も大きいからね。それに伴って知力の差もあると思う』
「もしかして今カエルと言われているものの上位種、かな?」
『そう思ってくれると嬉しいね。種を大きく分けて考えると、私達は同族にあたるから』
なるほど、それで『眷属』ね。分類的に『カエル種』みたいな認識なんだろう。ただし、こちらは寿命も長く魔力も高いらしい。それが起因して知能が普通のカエルよりも高いのかもしれない。
私は改めてカエルの体をまじまじと眺める。カエルにしては愛らしい外見をしているのはタマちゃん達と同じだが、タマちゃん達の数倍はあるその姿。
……明らかに脳みその差じゃあるまいか? 絶対、たっぷり詰まってそうだ。
『君、何か妙なこと考えてない?』
「気ノセイダヨ」
察しも良いようで。凄いぞ、カエル! いや、カエル様!
カエル様は僅かに目を眇めたが、特に危険はないと判断したらしい。視線を合わせるために座り込んだ私の傍まで来てくれた。騎士はその光景を呆然と眺めている。視線は動いてるんだけどね。
「ところで、カエル様。さっきの『眷属の魔力を感じた』ってどういうこと? 心当たりはタマちゃん達しかないけれど」
『カエル様?』
その呼び方が意外だったのか、カエル様はパチパチと瞬きした。
ええ、カエル様ですとも。人間と会話が可能だったり、念話を楽勝に使いこなしたりと、下手すると一般的な魔術師以上の存在です。
人間の立場ねぇな! 見ろ、騎士は未だに目の前の現実が信じられないみたいじゃないか。
「貴方の呼び名。敬意を表して様を付けてみました。勝手に名前を付けるわけにはいかないし。ああ、私の名前はミヅキです。よろしゅう♪」
この世界には魔法がある。セシルの制約も名前というかサインが重要だったじゃないか。名前が何らかの拘束に使われる可能性とて否定できないので、渾名です。これならば怒るまい。
それに人間よりも高い知能を持っている可能性があるなら、敬称は必要だ。自己紹介も『対等かそれ以上に思ってますよ』アピールです。
だが、カエル様は私の対応が意外だったらしい。ぱちくりと目を瞬かせると、楽しそうに笑った。
『はは! 私に敬意を払う人間なんて君くらいじゃないかな』
「異世界人な上に、生きる非常識こと魔導師ですからー」
……いや、他の魔導師なんて知らないけどさ。
でも、クラウス達なら私と同じようにカエル様に接するだろう。種族差なんて些細なことだ。
そんな私の言葉と態度に、カエル様は嬉しそうに目を細める。
『それでも。認められるというのは嬉しいものだよ』
「認めるどころか愛でたいです。というわけで! カエル様、カム!」
『え゛』
ぺしぺし! と太腿を叩き――現在の私は足を崩した正座のような状態だ――カエル様を誘導。
さあ、私のお膝に来るのだ! 向かい合って話すのもいいが、基本的にカエルは膝の上だと思っている。
カエル様は戸惑っていたようだが、私が期待に満ちた目を向けるのでおずおずと膝の上に乗った。
『えーと……これでいいのかな』
「ありがとー! カエル様、大好き!」
潰さない程度にぎゅっと抱き締める。タマちゃん達にはこれができないけれど、できるならやっているさ!
抱き締めたカエル様の体は少し前まで水の中にいたせいか、少し濡れていてひんやりとしている。多少は私も濡れるが、それはタマちゃん達と戯れる際はいつものことなので気にしない。乾かせるし。
だが、カエル様は私の服が濡れるのが気になる模様。身動ぎして困ったような声を出した。
『その、濡れるよ』
「うちの子達と戯れる時はいつもこうですよ。魔法で乾かせるので心配ありません!」
『そ、そう……』
私の返事に諦めたのか、カエル様は大人しくなった。思わずぐりぐりと撫で回して愛でまくる。
良い子だー、カエル様もやっぱりタマちゃん達と同族だー! まず最初にすることが危機感を抱いて自分の身を案じるのではなく、『濡れるから』という私への気遣い。
この世界のカエルは本当に善良です。そりゃ、生存競争には向かんわな。
心行くまでカエル様を愛でてから離すと、カエル様は何故か嬉しそうだった。
『君の感情が伝わってくるよ。【愛される】というのは嬉しいものだね』
そういや、カエルってあまり得意な人がいなかったけ。怖がられるか、食糧扱いされるか…うん、物凄く生き辛そう。
それでもタマちゃん達やカエル様に悲壮感はない。種族的な性質なのかは判らないが、カエル達は大変穏やかな気質をしているようだ。
日頃から向けられる感情を嘆くのではなく、良いことのみを喜ぶ。それがこの世界のカエルなのかもしれない。本当に善良で、優しい種族だ。
食糧扱いされたのも、飢えた人を見過ごせなかったことが発端じゃないのか? と思わんでもない。
『そうそう、眷属の魔力を感じたことについて説明しようか。使い魔と呼ばれる存在がかつて存在したことは聞いたよね? その名残というか、親愛の証のようにマーキングすることがあるんだよ』
「へ? 使い魔って……主従関係の契約みたいなものじゃないの?」
カエル様の説明に思わず突っ込む。騎士から聞いた使い魔は『種族を超えた主従関係』。これ、契約なんじゃないかなー? と思っていたので、カエル様の言葉は意外です。
タマちゃん達とは主従関係じゃないぞ、家族愛だ。そこは譲らん。
カエル様もそれは理解していたようで、一つ頷いた。
『使い魔はただの主従関係じゃない。信頼や親愛があってこそのものなんだよ。だって、契約を結んだ者と生死を共にすることになるんだから。それでも共に在る、という関係なんだ』
「重っ!? それ、よっぽどじゃないと結ばないでしょ!?」
『そうだよ? だから使い魔を持つのは魔術師に限らない。ただ、どうしても双方の理解が必要になるから魔術師が多いだけなんだ』
カエル様の微妙な言い方にピンとくる。あ〜……多分、無自覚の主ってのがいるのか。明確な主従関係じゃなくて、モドキ程度のものだろうけど。
魔術師ならば何らかの手段で意思の疎通が可能だろうが、一般人はそもそも『人間以外の種族と人間同士のような会話が成り立つとは思わない』。だから、主と定めた存在に勝手に寄り添っている場合もあるということだろう。
そういった知識がない限り、人間側が無自覚の可能性・大。その場合はひっそり傍に寄添うんじゃないのか。その結果、『会話が可能な魔術師ばかりが有名』だと。
『君の場合は私の眷属達にとても愛されている。感謝、親愛……そういった感情が向けられていると判るんだ。制約のように強力ではないけれど、自分の持つ魔力をほんの少し纏わせる。匂い付けするようなものだね』
……。確かに、タマちゃん達はよく体を擦り付けてくる。あれは懐いているだけじゃなく、そういった意味もあったらしい。
『今となっては眷属の個体的な誓いのようなものかな。自分は味方なのだと暗に伝えているんだ』
だから、君と話してみたいと思ったんだ。
そう、カエル様は締め括る。要は私に興味を引かれたらしい。そこで愛でられまくるとは思わなかっただろうけど。
『ところで、君達は何故こんな所に? ここは滅多に人が訪れないはずだけど』
「それはですねー、ちょっと複雑な事情がありまして……」
仕切り直して話題を振ってくるカエル様にこれまでの経緯を説明。そして『多分、あのあたりなんですけど』と目指す方向を指差す。
話を聞き終えたカエル様は頷きながらも、少し考えるように目を伏せた。
『君達の目指してる場所はこの反対側にある一角じゃないかな。あそこは上が城に通じているはずだから』
「何故、知ってるんです?」
不思議に思って聞けば、カエル様は実に納得できる答えをくれた。
『君達が落とされたのと同じ罠が、上にある部屋にも仕掛けられているらしくてね。その部屋には隠し通路の入り口もあったはずだよ。以前、仲間に聞いたことがあるんだ』
……一言多かったが。
カエル様ぁぁぁっ!? ちょ、隠し通路の場所を暴露した!?
さらっと、とんでもないことを言ったカエル様に、ぎょっとして騎士がガン見。その反応に、カエル様の言葉が事実であると知る。どうやらカエル様の情報は正しいらしい。
さすが、カエル。人間もカエルに目撃されたところで、特に気にしないだろうしね。王族がお忍びとかに使っていれば、便乗して通路に入り込むことも可能だろう。
そのお仲間がどんなサイズかは判らないが、小さいカエルならば目立たない。
絶対、好奇心のままに城の内部まで行っただろ!?
しかも、お仲間達にチクられている!?
そしてカエル様が『罠』に対してあっさり理解したのも納得できた。今は平穏だが、数十年前まではまだまだ不安定な時期だったはず。賊対策とかに罠が使われていた可能性だって十分ある。
罠の場所はそういった『敵意ある者』に対して有効な場所に仕掛けられているだろう。この採掘場跡は中々に有効活用されていた模様。
カエル様が知っているのもその現場を見た仲間がいる、もしくは残骸を見たことがある……とかじゃないのかい? それとも『上から人が降ってくる可能性のある危険な場所』みたいな認識でもしているのかも。
それに。
こうして話していて思うのだが、カエル様は私の味方をしてくれているっぽい。今も騎士の様子をチラ見しながら、私に情報をくれた気がするのだ。
……。
隠し通路があって、罠もある部屋? それってさぁ……
謁見の間とかじゃねーの?
攻め込まれた際に逃亡しつつ、敵を下に落とす。追跡を防ぐ意味でも有効だろう。
謁見の間って、一番王が居そうな場所だもん。そこに突撃するといきなり下に落とされる、とか。ありそう、物凄くありそう。
これはアル達の動きに期待しなければなるまい。多分、彼らも動いてくれているはず。
タイミングを合わせれば、イルフェナ勢どころかサロヴァーラ王も私達が下に落とされていたことの証人となる……!
心の中でイルフェナ勢にエールを送る私とは反対に、カエル様は何故か落ち込む素振りを見せる。うん? 何か問題でもあるんだろうか。
『場所的には君が想像しているもので合っていると思う。だけど、脱出するには少し危険が伴うんだ』
「え? 上にぶち抜けばいいんじゃないの? そりゃ、人が降って来ないようにする配慮は必要だと思いますけどね」
気を付けるべき点ってそれだけじゃなかろうか。確かに、下から来られることを踏まえた対策が取られている可能性はあるけどさ。
『ねえ、ミヅキ。君は強いのかな?』
何故か、唐突に戦闘能力を尋ねてくるカエル様。訝しく思いながらも、私はやや首を傾げ。
「状況にもよるけど、ほぼ万能かな? 勿論、自分の魔力が尽きない程度という条件で。可能・不可能という以前に、周囲への影響を気にしなければならないという点もありますけど」
無難に言ってみた。私の場合は『周囲への影響を考慮しなければならない』という点が重要。この世界の魔法みたいに対象に対してのみ攻撃、というものばかりじゃないから。特に爆発関係は危険。
そして、ここは外じゃない。そういった意味の制限はどうしてもついてくる。
カエル様は私の言葉が予想外だったようで、ぱちくりと瞬きし。やがて妙に真剣な口調で話し始めた。
『君達が目指す場所に一頭の魔獣がいる。その子を殺して欲しい』
……。
ゲームのごとく、脱出直前にボスが待ち構えていたようです。
騎士、空気と化す。
カエルは良くも悪くも素直です。
※魔導師九巻のお知らせと朗読劇の情報が活動報告にございます。




