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なんでかな・・・


もしも、こんな事がなかったら

俺はもっと桃香を幸せに出来たかな・・・?







「・・・小林くん・・・退学処分なんだよ?」


俺はその言葉を聞いた途端・・・

なんつーの?あれ?


あぁ・・・そうだ“力が抜けた”んだ・・・。


いつの間にか俺は屋上の床に

しゃがみこんでいた。


「唐御くん・・・・」


それを見た優華が俺の名前を呼んだ。

俺はハッとして立ち上がった。


「は・・・はは、お前ら・・・ふざけてんじゃねぇぞ?」


“冗談であってほしい”


俺はそう願った。


けれど、誰も「冗談だよ」と、

笑ってはくれなかった・・・。














後日、俺はその言葉の通り

退学処分になった。


その日は、トボトボと道を歩きながら

自分の行動を悔やんだ。


(桃香・・・・を育てなきゃいけねぇのに・・・。

高校出て、適当な所に就職して

適当に稼いで桃香と暮らしたかったのに・・・





・・・高校中退なんて、どこも相手に

してくれねーよ・・・・)


その事はよく知っている。

母さんが、そうだったから。


だから母さんは水商売やってた事も知ってる。

俺を食べさせていかなきゃいけねぇから。


「・・・水商売?」


俺は頭の中でピカンと来た。


(大丈夫だ。まだ、終わってない。)


俺は希望を捨てなかった。


急いで家に帰ってそういう仕事を

調べようと思った。


で、家に帰って気付いた・・・




桃香、優華ん家に忘れた・・・。








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