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七夕。

期末テストも近づいてきた・・・って事は

七夕もあるわけだな,これ。


桃香に日本の文化を大切にして欲しいと

思った俺はスーパーやらで売ってる

七夕セットを買ってきた。




「だからね,桃香。

織姫様と彦星様が一年に

一回だけ会えるのが明日なんだよ。

それで,二人は皆に幸せのお裾分けをしてくれるんだ。

だから,願い事を叶えてくれるんだよ。」


桃香には多分解らないだろうが

(現に桃香は首を傾げている。)

とりあえず,説明をしておく。


「この紙にお願い事を書くんだよ。

さ,桃香の願い事は何かな〜?」


「・・・・・・・・・・・。」


桃香はジッと紙を見つめて

俺の方を見上げた。


「ん?どした,桃香。」


桃香の不可解な行動に俺は疑問を抱いた。


「パパ・・・一緒。」


「ん?な〜に?パパここにいるよ?」


そう言うと桃香は唇を噛み締めて

首を横に振った。


「?????」


俺には桃香の行動が解らなくて,

眉をハの字にした。


すると,桃香は短冊を持って,

また


「パパ・・・一緒。」


その行動に俺はピーンとキタ。


「あぁあぁ!パパと一緒に居れますようにって

書いて欲しいの!?」


そう言うと桃香は嬉しそうな顔で


「うん!!!」


だってさ。


やべ・・・うれし・・・。

そして,”テストでいい点が取れますように”

って願おうとしてた自分が恥ずかしい・・・。


「・・・桃香・・・。」


「パパvv。」


そんな事も知らずに桃香は笑顔で答えてくれる。


「可愛いね・・・お前は・・・」


俺はそう言って桃香を抱きしめた。

可愛い,可愛い・・・俺の・・・



・・・俺の・・??


俺はそこまで考えると,フと微笑んで


「俺の可愛い子供・・・。」


そう言って,桃香の額にキスをした。





桃香  桃香


小林 桃香。


お前はもう,俺の妹じゃないんだよ。



お前は俺の可愛い可愛い・・・








・・・・・・子供・・・・・・・。

皆さんは七夕に何か

お願い事をしましたか?

実は,これを書いた私自身

願ってないのです・・・ヤバ!!

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