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事故。

「でさ,優華と居ると心臓すげー

ドキドキすんの。」


「こば・・・それ間違いなく・・・

望月さんの事好きなんじゃないか!!」



「・・・・・・・・・・・・は!?」


俺はマヌケな返事をした。



俺は今まで一度も恋をしたことが無い。

だって,必要なかった。

心にそんな余裕持ってなかった。


「好きって・・・・ライク?ラブ?」


「ライクな訳無いだろ,ラブの方だよ

バカこば。」


「・・・・マジで??(バカこば??)」


「マジだよ。」


「うっそ,じゃぁ俺・・・」


「? 何だよ??」


「・・・初恋じゃん・・・・。」


「・・・・・・・は!?」


今度はマモちゃんがマヌケな返事をした。


「マモちゃ〜ん,口が開いてますよ〜。」


「(怒)マモちゃんやめれ。

・・・初恋ってマジ!?」


「マジマジ,俺今まで色んな女相手に

してきたけどドキドキは一度もなかったし。」


「・・・こば,お前って超貴重。」


俺は自分をこれまで苦しめてきた,原因が解って

スッとしたような・・・ますます苦しくなったような・・・。



俺はその日の部活を終えて,家に帰ってきた。


「ふぅ・・・桃香,母さんただいま〜。」


俺の声が家中に響く。誰もいないらしい。


「っかしーな。誰も居ねぇんかな?」


俺は靴を脱いで,家の中に上がった。


「母さ〜ん,桃香〜?」


プルルルル,プルルルルルルル!!


その時電話が鳴り始めた。


「はい,小林です。」


「あっ,小林恵さんのお宅ですか!?」


なんだか慌てたような声。

胸騒ぎがした。


「はい・・・,」


「小林恵さんが事故に遭いまして・・・今応急処置をしてます・・・!!」


「え!!??」


「OO病院ですので,すぐ来てください!!」


ガチャッ!!!ツーツー・・・


(母さんが事故!?)


考えられなかった。いつも当たり前のように

傍に居た母さんが居なくなるかもしれない。


そう考えるとゾッとした。


そして,俺は走った。

病院へ・・・!!!




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