野球部。
俺はこの学校の野球部に入る事になった。
メチャメチャ嬉しい。
「え〜っと,今日から入部しました,
小林 唐御っス。宜しくお願いしま〜す。」
俺は皆の前で頭をペコリと下げた。
それも,かる〜く。
それが,皆の反感を買ったらしい。
陰口がボソボソと聞こえる。
(へんっ,言ってろや。俺様の実力見たら
そんな口二度と聞けねぇんだからな。)
ここでは,学年に関係なく実力のある奴を
レギュラーにしてくれるらしい。
俺ってば,心の中でガッツポーズ。
「じゃあまずは打撃力からだ,小林。」
「へ〜い。」
また皆の反感を買った俺。
カッキーン!!
カッキーン!!!
(あ〜,いい音。マジでこの感覚久しぶり。)
皆,1球も外そうとしない俺に釘付け。
もう,言葉も出てこないらしい。
(へっ,だから言ったろ。)
その後の守備練習やら何か色々あったが
なんなくクリア。
「す,すごいな小林。」
「へっ,こんなもんどーって事ないっスよ。」
「お前は明日からでも即レギュラー入りだぞ。」
「どーも。」
俺はまた軽く頭を下げた。
俺は次の日,サードになった。
前の学校でもサードだったっつたら即決定。
マジ調子いいわ〜,俺。
しかも,次の日ダチが出来た。
名前?早川 守っつー名前。
マジでいい奴でさ,あ〜でも絶対童貞だな。
まぁ,そんな純情少年君とダチになったわけ。
「こば,今日は部活出るだろ?」
「あ?あ〜,出るって。心配すんな,マモチャン。」
「誰がマモちゃんだ。誰が。」
「え〜,俺の目の前に居る奴。つまりお前。」
「・・・・・・・・。」
マモちゃんは溜息をつくと次移動教室だぞ?と言って
立ち上がった。
「あ,待て待てマモちゃん怒るなって。」
「その言い方ヤメロ(怒)」
「だってマモちゃんはマモちゃんだし。」
ガタガタガタ・・・・
そう言うとマモちゃんは一人で勝手に教室を出て行った。
「マモちゃ〜ん,俺サボっから後宜しく〜。」
「はいはい。」
マモちゃんはそう言って俺の視界から消えた。
「・・・さってと,何処行くかな〜。
眠ーし保健室にでも行くか〜。」
俺gはあくびをして保健室に行く為教室を出た。
まぁ,こんな感じ。
唐御に友達が出来ました〜。
良かったね!!唐御!
普通の友達が出来て!