表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/98

もう一度・・・!

「桃香〜,ただいま。」


俺はいつものように桃香にただいまを言った。


「パパv。」


桃香は俺の声を聞くと,テチテチと歩いて来た。

俺は,その場にしゃがみこんだ。


「パーパvvv。」


桃香はしゃがみこんだ俺にポスッと音を立てて

体重を俺に預けた。


「よ〜しよ〜し,かわいいなぁ。桃香は。」


そこで,俺は異変に気付く。


「あれ〜,桃香。ママは??」


「ママ?おんも。」


「外?もう仕事行ったのかな?」


俺は少し考え込んだ。が,母さんはすぐに戻ってきた。


「母さん,どうかしたのか?外に出てたって桃香に聞いたけど。」


「ちょっと夕飯の材料買いに行っただけよ。」


母さんは笑顔で答えた。


「ふ〜ん。・・・じゃぁ俺着替えてくるから。」


俺は自分の部屋に足を向けた。


そして,俺は着替え始めた。そこで俺はある物を発見した。

それは,野球のバット。


(そっか・・・もう一年くらいやってねぇんだよな・・・。)


「・・・やりてぇな,野球。」


俺はボソリと呟いた。









ガチャ・・・


「母さん・・・」


「なーに?唐御。」


「俺さ・・・・」


「うん?」


「も一回野球やりてぇなぁ〜・・・なんて・・・」


俺は頭を掻きながら言った。


「う〜ん,そうねぇ・・・」


母さんは夕食を作りながら,考えた。


(やっぱ・・・無理かな・・・。)


そうだよな・・・桃香が居るもんな。


「いいわよ。唐御!やりなさい!野球。」


「・・・・・・・へ???」


「母さん,唐御の気持ち押さえ付けたくないわ。

だから・・・やりなさい。青春時代は一度だけなんだから!」


「か,母さん!サンキュ!!」


その時の俺の目はきらきらに輝いていたと思う。


「? パパ。」


そして,そこには首を傾げる桃香。


「桃香,パパも一回野球する事になったぞ〜。」


俺は嬉しさのあまり,桃香を抱き上げた。

桃香も何だか嬉しそうに,笑った。


唐御が野球部にまた入部する事に

なりました〜。

これからも,皆さん宜しく!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ