俺の日常。
え〜,今回は唐御のある一日を除いてみました。
「おらぁ!!」
俺はその日不良仲間と街で喧嘩をしてた。
え?桃香?母さんが仕事休みなんだって。
どさっ
ぼごっ
ばきっ
「ふ〜,終わったな。」
「だな。」
その後はいつも通り,その場でダベる。
「んでよ〜,その時クソ先公がよ〜。」
「マジかよ。」
そんな日が実は・・・俺のストレス発散日だったりする。
母さんの休みは週1回。
つまり,俺のストレス発散日も週1回。
「にしてもよ〜,唐御」
「ん?なんだよ。」
「お前,毎日来れねぇの?お前さえ居れば
ここ一番のチームになれるんだけどな〜。」
「ははっ,じょーだん。何時も言ってるだろ。
俺には可愛い妹がいんだって。」
仲間達はやっぱ無理か〜と口を揃えて言った。
「わりぃ。」
俺は頭を下げた。
不良
ふりょう
フリョウ
世の中では
カスだとか
クズだとか
言われる。
それでも,全部が全部人の事を考えずにヤッてる訳じゃない。
なかには,いい奴だっている。
もちろん全員がそうじゃないけど。
本当に悪い奴だってそりゃぁ,いる。
・・・かつての俺もそう。
中学2年から高校入っての3ヶ月はひどいもんだった。
恐喝・レイプ・盗み・カツあげ・暴力。
今考えるとすっげぇ事やってたな・・・って思う。
マジ,迷惑掛けた奴ら全員に謝りたくなる。
でも,このチームは割りといい奴等の集まりで,
ただ単に反抗期みたいなもんの集まり。
だから,前のグループほどの悪さは全くしない。
そんないいチームでやってる俺ってかなり幸せもん。
・・・桃香の事も判ってくれるし。
「おい,唐御。聞いてんのかよ?」
「あ?あぁ,わりぃ。聞いてなかった。」
「次はさ,OOん所で頑張ってる奴等潰そーって話。」
「あ〜,あそこ強ぇらしいじゃん。」
「大丈夫だって。俺等には唐御がついてっからな。」
「ははっ,じゃぁお前等は俺の勇姿を一番近くで見られる
ありがた者っつーわけだ。」
「はははは,なるほどな。唐御様〜ってか?」
「やべっ,マジ受けるんだけど(笑)」
そんな日が週に一回あってもいいんじゃね?
いかがでしょうか?
唐御の週一の出来事は・・・。