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番外編〜その頃〜

今回の話は水価 由来が出てきます。

自分の姪が桃香かもしれないと

思った水価 由来はすぐに姉にその事を話した。


「・・・桃香が・・・!?」


お姉ちゃんは驚いていた。

驚くのも無理はない。


「本当なのよ,お姉ちゃん!!

確かに縁組届けに水価 桃香って書かれてて・・・。」


「・・・・・。」


そして,お姉ちゃんは黙り込んだ。


「・・・私の・・・子供が・・・由来のクラスメイトの

家に引き取られたのね・・・。」


「・・・お姉ちゃん・・・,私話してみるわ!小林に・・・

桃香を返してもらえないかって・・・!!」


私はお姉ちゃんにそう言った。

でも・・・お姉ちゃんは首を横に振った。


「駄目よ・・・由来。例えその子が私の子でも,

お母さんが許してくれないわ。

・・・それに・・・」


「? それに??」


「その人たちも桃香を手放す気なんて

毛頭ないはずよ・・・。」


お姉ちゃんはそう言って泣き出した。


私はアイツが,小林が好きだった。

小林が保健室に来たとき,運命だと思った。

それなのに・・・



小林は姿を消した。

学校からは,随分な批判的言葉を受けて。

学校でも色々な噂が流れた。


けれど,私はアイツが逃げた本当の理由を知っている。


「ねぇ〜,由来はどう思う?小林君が逃げた理由!」


「え?さ,さぁ・・・。」


学校はもはやその話題で持ちきりだ。

一番の話題はどこかの学校の女子を妊娠させてしまった。

あるいは,桃香ちゃんが育てられなくなり逃げた。


・・・人間って勝手・・・。








私はアイツが帰ってくるまで,此処で待ち続けようと

思った。


その時は・・・・。




今回は番外編という形で

由来を登場させました。


これからも,どうぞ宜しく

お願いいたします。m(−−)m

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