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桃香と優華。

「・・・何だかなぁ・・・。」


俺はその日屋上で授業サボってため息を吐いていた。


(望月サン見てっと心臓ヤベーんだよな。)


俺は今まで色んな女と付き合ってきた。

それでも,こんな気持ちを抱いた事は一度も無かった。


でも,おれの性格は来る者拒まず去るもの追わず。


・・・つーことで俺には今どーでもいい彼女が居る。


キーンコーンカーンコーン


「お,終わったな。」

次の授業は出るか〜,なんて考えてたら


「唐御!ここに居たの〜?」


これ,俺の彼女ね。 

顔は・・・まぁいい方。


「あぁ。それが何?」


「あたしも〜,唐御と一緒にサボろうと思ったんだけど〜,

先生にバレちゃって〜。」


はっきり言ってこの喋り方ウゼェんだよな。

日本語喋れっていう感じ。


「俺,次の授業出るから。」


俺が立ち上がると,彼女も立ち上がって


「じゃぁ,あたしも出る〜。」


と言って俺の後を着いてきた。


「・・・俺とお前クラス違ぇじゃん。」


「いいの〜」


んで,教室に戻った俺は自分の席に座った。

すると,吸い寄せられるように女が寄って来る。


「唐御君,次授業出るの〜?」


「何でさっき居なかったの?」


とかって何か勝手に怒ってる奴が居たり


「何処居たの?」


ってお節介な奴が居たり・・・まぁ,その他諸々。


「お前らー,席着け〜。」


先生の声がする。


あ,次社会かよ。ミスったな。


なんて思いながらも授業受ける俺。

偉い偉い,唐御君。

はい,皆さん揃って・・・・いや,やんなくていいし。


キーンコーンカーンコーン。


学校が終わって帰ろうとしたら望月サンに会った。


「あ,望月サン。よっす。」


「あぁ,唐御君。」


(ヤバイ・・・・マジでドキドキしてんだけど。)


「望月サンも帰んの?」


「いや,私はこれから図書室に・・・」


「図書室?本返しに?」


「ううん,勉強しに。」


「・・・・・・・・・・・は?」


「?」


「べ,勉強??図書室で???」


「う,うん??」


図書室で勉強する奴ってマジで居るんだ・・・。


「あんたさぁ,勉強ばっかりやってっと体壊すぜ?

・・・・・望月サン,子供好き?」


「子供?大好きだけど・・・それが何か・・?」


「俺んちに1歳の子供居るんだけど・・・来ねぇ?」


「え・・・1歳。の子供・・・って・・・唐御君の!?」


「いやいやいやいやいや,妹,妹。」


「ず、随分歳の離れた妹なのね。」


「母さんが孤児院から連れてきたんだ。」


「へぇ〜、」


「望月サン,来る?」


「行きたいな,私。」


「じゃぁ,今日は勉強サボって行きましょーや。」


俺はそう言うと望月サンの手を引いた。


「わっ・・・///////」


「あれ?ごめん,嫌だった?」


「あ・・・別に・・・。」


望月サンは顔を赤くして言った。


「?」


俺は解らなかった,なんで望月サンが赤くなったのかが。


え?ドキドキしてるとか言っといて随分平気そうだって?

ばーか,こちらとた心臓破裂しそうだっつの。


「あのさ・・・唐御君。私のこと優華でいいよ?」


「へ・・・マジ??呼び捨てでいいの?」


「望月サンって言われると距離感じちゃって」


「あ〜,じゃぁ優華。行くか。」


「うん!」




んでもって俺んちの到着した訳。


「パパ?」


[唐御?あら,お友達?」


一年前だったら,俺が女を連れてくるなんて毎日のようだった。

でも,今は・・・


「桃香,母さん。ただいま。そ、友達。」


「うん。」


「そう,おかえり。」


俺は桃香をぎゅっと抱きしめた。


「わぁ,可愛い。桃香ちゃんって言うの?」


「そ,小林 桃香っつー名前。」


「へ〜,桃香ちゃん。初めまして。望月 優華です。」


「ゆう・・・?」


「そ,優華姉ちゃんだぞ〜,桃香。」


「ゆう・・・・ネエ。」


「可愛い!!ゆうねえだって!」


「ははっ,ゆうねえか。」


「ふふっ。唐御,母さん仕事行ってくるわ。」


「へ〜い。」


それから優華も可愛いを連発。

そんなこんなしてたら・・・


「あ!、もうこんな時間!」


と優華が叫んだ。

時計の針は7時を指していた。


「もう帰るね!私。」


優華が立ち上がった。


「あ,送ってこーか?もう,おせーし。」


「パパ,桃香も」


「はいはい。」


「そうね,じゃぁ送ってもらおうかしら。」


帰り道俺は片手に桃香を連れて

優華を送って行った。


そこで色々な話をした。

親が厳しいとか,

テストでいい点取らなきゃ怒るとか,

・・・妹の話とか。


話によれば,優華には中学の頃まで妹がいたらしい。

けれども,優華の目の前で事故に会って死んでしまったという。

その妹がまだ4歳だったんだと。

それで,桃香がその妹によく似てるんだと。


「パパ。」


「ん?」


そこで話は中断された。


「桃香,眠い。」


「あぁ,いつもなら寝んねしてるもんな。

よっしょっと。」


俺は桃香をおんぶした。

桃香は俺の背中に乗った事を確認すると

スヤスヤと寝息をたてて眠った。


「ふふっ,かっわいい。」


「可愛いだろ?なんたって俺の自慢の妹だからな。」


「あはは,私も妹が居た時は世界1の妹だと思ってたなぁ。」


「・・・。にしても,家けっこう遠い?」


「ううん,もうすぐ。あっ,ほらあそこだよ。」


優華が指差す先には普通の家より少し大きい家があった。


「へぇ〜,立派な家だな。」


「そんな・・・もうここまででいいよ。今日はありがとう。」


「どーいたしまして,んじゃまた。」


「うん。じゃあ,桃香ちゃんにもよろしく。」


「ん。」



そして,俺等は別れた。





優華ちゃんがこれから,

どういう風に絡んでいくのか・・・?


そして,桃香と似ている妹とは??

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