「望月 優華」
そして・・・中間テストが終わった。
なんつーか・・・星になったね,俺。
努力もむなしく終わったぜ☆(涙)
5教科の内,国語・英語・社会はギリギリ平均点いったが
数学と理科は赤点。
・・・俺,かなり頑張ったんスけど・・・。
んで,クラス1の秀才・望月・・・望月・・・あ?何だっけか?
・・・まぁ,その望月さんに数学と理科を教えてもらってる訳。
あ?何だ,この問題??
どう解くのかわかんねぇ。
「望月さーん,この問題わかんねっス」
「は,はい!今行きます!」
つーか,さっきからこの人オドオドぢててちょいイラつく。
結構,可愛いのにもったいねー。もっと堂々としてりゃぁいいのに。
「あぁ・・,この問題は代入してから考えるんですよ。小林君。」
「!・・・あーあー,代入ね。はいはい。」
そうと解ればこっちのもん。
俺はサラサラと問題を解いた。
「いや〜,さすがクラス1の秀才,望月サン。」
「いえ・・・,そんな。」
「つかさー,望月さん名前何だっけ?」
「優華です。望月 優華。」
「ふーん,優華ねぇ。いい名前じゃないスか。」
「そんな事無いですよ,小林君は唐御君・・・でしたよね?」
「そっすよ。よく覚えてたな。」
「結構変わった名前だったから・・・割とすぐに覚えました。」
「・・・ってゆーかさー,敬語と君付けやめてくんね?」
「えっ,でも・・。」
「タメなんだしさ,そんな遠慮せずに肩の力抜いてさ・・・な?」
「じゃ,じゃあ・・・,唐御・・・君??あ〜,ごめんなさい!
やっぱ君くらいは付けさせてください!」
と望月サンが頼んでくるので俺は
「いーっすよ。」
って,言ってやった。
それが,俺と望月 優華の出会い。
そしてそれが,俺の初恋。