表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『親ガチャ失敗・俺の親、泥棒ですが何か!』 怪盗紳士は『スチール』極めて成り上がる。  作者: 米糠


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/26

第16話 スライムのステータス?

 

 昼前には球技大会は終わり、教室に戻る。


 今日のヒーローは間違いなく平田だ。

 みんなが平田を取り囲んでいた。


 俺も、活躍したような気がするが、キーパーなんて点を取ったやつに比べれば、その活躍は評価されないもの。

 ましてや、ボッチの俺を称賛する奴なんて誰もいない。


 佐藤君だってPKを決めたけど、称賛されてるのは委員長の平田一人だ。


 いい場面でシュートを決める。やっぱり、何か持ってるって感じがする。


 ……ま! 俺には関係ないさ。


 俺は一人で学校を抜け出す。

 一人で隠れるようにバス停に行き、池袋西探索者ビルに止まるバスに乗った。


 今日は午後じゅうスライム狩りができるぞ!

 2万円くらいは稼げるかな?


 そうだ。 盾の値段を確認しなきゃ。


 多分スライムの攻撃って、ぴょんぴょん飛び跳ねて体当たりとかしてくるのかな? 

 ま、たぶん余裕で躱せると思うけど。


 あとは、スライムから盗めた二つのスキル。

 『スライムの胃袋』と『消化液』。


 こいつを使った攻撃って、あるのかな?


 『スライムの胃袋』は収納みたいなものっぽい。


 胃袋から出したものは手の穴の前に落ちる。

 つまり、出したもので押しつぶす――みたいな使い方をされないように、スライムの下にいなければ大丈夫だと思う。


 『消化液』は、ちょっと飛ばすことができるみたいだから、これをを飛ばしてこうげきしてきたら厄介かも。

 盾で受けても盾が溶かされて、凄い損金が発生しそう。

 受けずに躱していた方がいいだろうな。


 ……ま、今のところ、飛ばしてきた奴はいないけどね。


 そもそも、俺ってスライムに攻撃されたことがない。

 敵認定されてないのか?


 少し離れたところから、スチールしてるから、俺、敵認定されてないのかも。

 攻撃してることを気付かれる前に、倒しちゃってるのかな?

 スライムって鈍そうだしね。


 そんなことを考えていると、バスは、池袋西探索者ビル前についた。

 俺は、バスから降りて、ビルの中に入っていく。


 まずは三階で盾の値段を確かめる。


 一番安い木製の小さい盾でも3万円もした。


「げっ!」


 やっぱたけーわ。


 今日はまだ買えないので、そのまま一階に戻り、ダンジョンに入った。


 今日も今日とて、第一階層でスライム狩りだ。

 持ってきた袋には魔石とスライムポーションが10個くらいしか入らない。


 今日は、『スライムの胃袋』に収納してみようかな? 

 いちいち10個たまるごとにクロークに戻る面倒を減らせるかもしれないし。


 そんなことを考えていると第一スライム発見。

 気付かれないようにそっと近づきスチールを唱える。



「スチール!」


 スライムゼリーをスチールしました。


 やった。一回目でゲットしたぜ!


「スチール!」


 速さ1をスチールしました。


「スチール!」


 HP1をスチールしました。


「スチール!」


 スライムの胃袋をスチールしました。


「スチール!」


 知力1をスチールしました。


「スチール!」


 防御外皮1をスチールしました。


「スチール!」


 MP1をスチールしました。


「スチール!」


 消化液をスチールしました。


「スチール!」


 HP1をスチールしました。


 これで死んだか。


 スライムのステータスって、


 HP    2

 MP    1

 力     0

 防御外皮  1

 知力    1

 速さ    1

 器用さ   0

 スキル   

 スライムの胃袋 1

 消化液 1

 魔法    なし

 スライムゼリー


 なんじゃないかな?


 もしかして、こいつらスライムレベル1で、レベル2に上がるとステータスもアップするかもしれないけど。

 レベル1のステータスは、大方こんな感じなのか?


 最近は、狙ったものを盗めるようになってきたから、無駄なく盗んでみようかな。


 第二スライム発見。


「スチール!」


 スライムゼリーをスチールしました。


「スチール!」


 速さ1をスチールしました。


「スチール!」


 消化液をスチールしました。


「スチール!」


 HP1をスチールしました。


「スチール!」


 スライムの胃袋をスチールしました。


「スチール!」


 知力1をスチールしました。


「スチール!」


 防御外皮1をスチールしました。


「スチール!」


 MP1をスチールしました。


「スチール!」


 HP1をスチールしました。


 これで死んだ。


 その後も無駄なくスライムを倒し、無駄なくスチールを繰り返す。

 スライムゼリーは、スライムの胃袋に収納する。


 10匹スライムを倒したところで、スライムの胃袋の容量が気になったが、まだ満タンになったという感触がない。


 あれ?


 これけっこう入るんだな。もうすでに、スライムゼリーが10個は入ってるよ。


 待てよ、スライムはスライムゼリー持ってるんだから、スライムの胃袋に入れて持っていると仮定すると……、その胃袋を盗んだら、俺の持ってるスライムの胃袋の容量がその分増えるってことかな?


 それじゃあ、いつまででも入れ続けられるじゃん。


 試してみるか?


 試してみるまでもなく、満タンになるまでスライムの胃袋に収納するつもりだったのだから、やることは変わらない。


 俺は、スライムを狩り続け、50匹のスライムを倒したが、スライムの胃袋が満タンになったという感覚はなかった。


 途中、自身のレベルがアップし探索者レベルが3に上がったが各種のステータスが1ずつ増えただけだった。

 ただ、何度もスチールを繰り返した結果、スチールのステータスは4に上がっていた。


 けっこう奥まで入っちゃったな。

 いったいここはどの辺かな?


 地図で確認してみると、第一階層はまだまだ広いみたいで、ここはまだ入り口の近くでしかない。


 でも、第二階層に降りる階段までの間にしか他の探索者はいないものなんだね。


 多分、みんな、すぐに第二階層へ、降りちゃうんだろうな。


 俺も十五歳になったら第二階層に行ってみよう。

 それまでに、武器と防具を買えるくらいお金を貯めなくちゃ。


 よし、あと十匹狩っていこう。


 俺は、さらに奥へと潜っていった。

 そして出会った。レベル2のスライムに。


 そいつはHPを二度スチールしても死ななかった。


 驚いてもう一度HPを一度スチールする。


 スライムはどろりと張力を失い魔石と水たまりに変わる。


 死んでしまった。


 おいおい!


 数え違いってことはないよな?


 こんどこういうスライムが現れたら、MPとか、速さとかを先に盗んでみよう。

 そうすれば、ステータスの違いがよく分かるかもしれない。


 別にレベル2のスライムがいても不思議はないんだからね。


 次にであったスライムをスチールする。

「スチール!」


 スライムゼリー、速さ1、HP1、防御外皮1、スライムの胃袋、消化液、知力1、MP1、HP1をスチールした。


 これで死んだ。


 こいつはレベル1のスライムだったらしい。

 次行くか。

 俺はレベル2のスライムを求めて、先に進んだ。


 ここまでレベル2のスライムは3匹倒して、ステータスはおおよそ分かったんじゃないか?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ